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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AJ37

有価証券報告書抜粋 KOA株式会社 研究開発活動 (2017年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループでは高い品質や信頼性が求められる車載分野に引き続き注力すると共に、同じく高い信頼性が求められる産業機器分野や医療分野、環境・エネルギー分野に向けた新製品開発、およびセンサモジュール製品の開発に取り組んでいます。
近年普及が進んでいるハイブリッドカー等の環境対応車では、エンジンの負担を減らすためモータによる電動化が進んでいます。これは自動車の主動力部分だけでなく、パワーステアリングやエアコンなどの動力にもモータを使用し燃費性能の向上を実現しています。これらのモータを効率良く動作させるためには、モータに流れる電流を正しく検出して制御する必要があります。当社はお客様の使用状況に合わせた電流検出用の金属板低抵抗器(シャント)の新製品開発を引き続き進めています。数百Aの大電流に対応した大電流用シャントや小型モールドパッケージ内蔵用の小型シャントなど、さまざまな用途に合わせたラインアップの拡充を図っています。併せて、シャントの正しい使用方法等、製品以外の技術サービスの提供についても積極的な活動を進めています。
高い信頼性が求められる電子機器の分野では、これまで以上に長期信頼性の要求が高まってきています。具体的には、データサーバーの長期保証やエアコンの5~10年保証、産業機器の24時間稼働等が代表的な事例です。また新興国のような厳しい環境レベルの地域では、高い温度・湿度、腐食性ガスのある環境下で長時間使用できる耐環境性に優れた電子部品の要求も高まっています。当社ではこれらの要求に対応するため、高耐熱チップ抵抗器の開発や耐硫化チップ抵抗器のラインアップの拡充など、長期信頼性や耐環境性をキーワードとした新製品開発も積極的に進めています。
新事業創出に向け昨年度から取り組んでいるセンサモジュール製品の開発では、前述のシャントを使用したシャントモジュールや温度センサを使用した風センサモジュールなど、当社の基盤技術を活用し新たな市場を創出するための新製品開発を進めています。昨年4月に開設した北九州研究所においても、水晶素子を使った傾斜センサなどのセンサ素子やセンサモジュール製品の研究開発を行なっています。当研究所のある北九州学術研究都市は、半導体・エレクトロニクス、自動車、産業用ロボット関連の研究をしている大学や企業等が集結しており、将来に向けた研究開発を共同で行なうことも視野に入れ、将来必要になる新製品や基盤技術の研究開発に注力していきます。研究員の増強も行い、新たなビジネス創出のための研究開発など、将来に向けた先行投資を積極的に行っていきます。
なお、当連結会計年度の研究開発費は2,059百万円となりました。
なお、当社グループの研究開発活動は、セグメント区分における「日本」にて行われております。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01902] S100AJ37)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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