有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AHAZ
サンデン株式会社 研究開発活動 (2017年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、「環境から企業価値を創造する グローバル力と品質力を基礎に「環境」をコアにして次の成長を果たす」という経営方針を掲げております。具体的には、「環境」を第三次成長の柱とし、自社の強みである「冷やす・暖める・電子技術」をコア技術とし、そこに「省エネ技術」を盛り込み、「環境貢献新製品」をスピードを持って生み出すための研究開発活動を進めております。
また、「技術でサンデンを飛躍させる」を中期のビジョンとし、自動車機器分野、流通システム機器分野及び先端技術分野において競争力のある新たな価値の創出に向けた研究開発活動を行っております。
その重点行動として、
①No.1環境新製品の開発
②技術課題・品質課題の解決
③高度専門技術者の育成
の3つを推進しております。
上記重点行動の領域として、主要5領域を定め新製品・新技術の開発を加速しております。
①次世代自動車空調システム
②コンプレッサー競争力アップ
③自然冷媒CO2システム
④次世代高効率流通冷凍システム
⑤IoTシステム
なお、グローバルな市場・顧客に密着するために事業と開発部門が一体となり、4極開発体制(日本・欧州・北米・アジア/中国)のもと、顧客への新製品・新技術提案を軸とした新製品開発を積極的に展開し、併せて材料技術、信頼性技術及び生産技術等、グローバルでの技術支援を幅広く展開しております。これに加えて知財戦略の強化として、知財保証制度を推進し、開発初期段階での有効な特許網の形成を推進しております。
また、産官学活動も積極的に展開し、国内外の大学や研究機関との協定を締結し、将来技術や先行技術の獲得を進めております。また国、県の多くの公募事業にも参画、経済産業省や(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)等の採択を受け研究開発活動を加速しております。
新製品・新技術を生み出す開発拠点であるサンデン・グローバルセンター・オブ・テクノロジー(SGCT)では、各事業に分散していた研究開発機能を機能別(コアテクノロジー)に集約し、次世代の環境製品開発、要素技術開発を進めてまいりました。2015年4月からサンデングループのホールディング体制に伴い、サンデン・アドバンストテクノロジー株式会社(SDAT)として研究開発部門を独立し、環境新製品・新技術を効率的・効果的に遂行しております。
当連結会計年度の各セグメントでの研究開発の概要と成果は下記のとおりです。
A.自動車機器事業
自動車機器事業においては、ハイブリッド車からプラグインハイブリッド車へ、そして電気自動車の開発が加速しております。これらの車輌の変化に対応したコンプレッサーならびにカーエアコンシステムの開発を急務と捉え、日本、米国、及びドイツに所在するサンデンテクニカルセンター及びフランスの開発部門との連携を強化・継続し、グローバルに展開する開発体制を強固なものとしております。
また、環境対応のための次世代製品の開発や省エネ対応を自動車機器事業の最大の課題とし、小型・軽量・高効率コンプレッサー、電動コンプレッサー、自動車用小型・軽量のHVACシステム、自動車空調用ヒートポンプシステム等、省動力・低燃費等、環境負荷低減のための開発を進めております。
B.流通システム事業
流通システム事業においては、省エネ機器の高度化等、環境配慮型の製品やシステムの普及が加速しており、コンビニエンスストア業界からは環境配慮型製品・店舗への対応が強く要望されています。
店舗システム事業においては、コンビニエンスストアを初めとする店舗向けのIoTを活用した故障予測システムやCO2機器の総合開発を進めており、省エネ効率向上の独自技術開発に取組んでおります。
ベンディングシステム事業では、CO2冷媒製品を拡大すると共に、省エネの独自技術開発により、業界トップレベルの省エネ性能を実現しております。また、当社が得意とする冷凍技術を応用した新規事業領域の拡充を進めております。
C.その他
自然系冷媒であるCO2を使用したヒートポンプ式給湯器(エコキュート)や流通システム事業の自動販売機のコンプレッサーは、従来のフロン系冷媒等と比較し高圧力に運転されることから、自動車用コンプレッサーで長年培われた技術力を応用し、密閉型CO2コンプレッサーを開発し、市場展開しております。
なお、当連結会計年度の研究開発費用の総額は7,910百万円であり、セグメントで示すと次のとおりであります。
セグメントの状況 | 金額(百万円) |
自動車機器事業 | 5,530 |
流通システム事業 | 1,240 |
報告セグメント計 | 6,770 |
その他 | 1,139 |
合計 | 7,910 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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