有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AKRX
株式会社ワコム 研究開発活動 (2017年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、「a world alive with creativity」(創造性にあふれる活き活きとした世界)をビジョンとし、より豊かで創造的な暮らしを実現するために、自然で直感的な技術により人間のクリエイティビティを広げ、世界に貢献するグローバルリーダーを目指すことを基本方針として研究開発を推進しております。
現在の研究開発体制は、下図のとおりとなっており、活動の内容は、①基礎技術・要素技術の研究、②新製品の企画、商品化開発、③既存製品の改良・改善に大別されます。研究開発部門は、要素技術や製品のシステム構成を反映したグループによって構成されており、それぞれが地域を越えたグローバル組織として構成されています。ハードウエア関連の技術開発、製品開発は国内を中心に行い、クラウドサービスでのデジタルインク関連技術はブルガリア、ドライバーソフトウエアの開発は米国、デジタルサインとセキュリティ関連は英国を中心に開発しています。また、デジタルペンのOEM顧客向けカスタムデザインは台湾で行うなど、各技術の特徴・要求を考慮した組織を各地域に置き、開発活動を行っております。
新製品の企画・開発においては、製品企画、開発担当に加えて、品質、SCM、マーケティングを交えたプロジェクトチーム制を採用し、地域や組織を越えて柔軟に運用しております。これらにより、グローバルスタンダードとなりうる製品を、企画・開発から市場投入まで一貫して管理し、製品仕様の向上や開発期間の短縮を可能にしております。
その他の事業に含まれるエンジニアリングソリューションについては、エンジニアリングソリューション内にエンジニアリングを置き、電気設計分野におけるCADを中心としたソフトウエア製品の企画・開発から市場投入・販売まで一貫体制を取っております。
当連結会計年度における各セグメント別の研究の目的、主要課題、研究成果及び研究開発費は、次のとおりであります。
なお、研究開発費については、各セグメントに配分できない基礎研究費用(398,491千円)が含まれており、当連結会計年度の研究開発費の総額は4,396,747千円となっております。
① ブランド製品事業
世界の先進ユーザーのニーズを先取りして、グローバルスタンダードとなりうる製品を継続的に市場に提供するため、新規技術・新規製品の開発に積極的に取り組むとともに、ユーザーインターフェイスの分野において知的財産権の拡大を図っております。また、新たなデジタル文具市場の開拓に向けて新規ハードウエア製品の開発やそれに連携するクラウドソリューションやデジタルインク技術の開発などに取り組んでいます。
当連結会計年度においては、クリエイティブ製品では、ペンタブレット最高級モデル「Wacom Intuos Pro(ワコム インテュオス プロ)」の新シリーズやWindows OS搭載タブレット「Wacom MobileStudio Pro(ワコム モバイルステュディオ プロ)」、「Wacom Cintiq Pro(ワコム シンティック プロ)」などを業界最高レベルのペン性能とともに市場投入しました。また、次世代ペン技術の開発や3D機能の拡張、次期投入予定の新製品の開発にも取り組みました。コンシューマー製品では、新たなデジタル文具「Bamboo Slate (バンブー スレート)」や「Bamboo Folio (バンブー フォリオ)」を市場に投入し、また「Bamboo Fineline(バンブー ファインライン)」シリーズの新製品も市場投入しました。ビジネス用途向け製品では、液晶ペンタブレット「DTK(ディーティーケー) 1651」、サインタブレット「STU(エスティーユー) 540」「STU 300B」を市場投入しました。さらに、当社のハードウエアと連携して活用できる「Wacom Cloud(ワコム クラウド)」などを立ち上げるとともに、デジタルインク技術である「WILL(Wacom Ink Layer Language)」を開発し、幅広いライセンス提供を開始しました。
ブランド製品事業に係る研究開発費は2,428,522千円であります。
② テクノロジーソリューション事業
EMR方式(電磁誘導方式)ペン・センサー技術に関しては、スマートフォン市場に加えて文教ソリューション及びデジタル文具市場の開拓を図るべく技術開発とソリューション提供を実施しました。アクティブES方式デジタルペン技術とタッチ技術については、タブレットや2 in 1システムでの搭載を拡大すべく、多数のプロジェクトを市場投入しました。また、OEM顧客のシステムへ当社技術を搭載していくことに加え、ITエコシステムの中で当社ペン技術が「事実上の標準」として位置付けられるように、OS等のプラットフォームパートナーと共にペンのレベルを進化させていく共同取組みを実施しており、より付加価値の高いソリューションを顧客へご提供できるように取り組んで参ります。
テクノロジーソリューション事業に係る研究開発費は1,569,712千円であります。
③ その他
製造業全般における製品設計及び設備設計の制御設計分野における開発生産性向上を実現するための、電気制御設計とハーネス設計用CADソフトウエア製品と関連ソリューションの研究開発を続けております。
当連結会計年度においては、次世代型CADと位置付けているDCXシリーズの最新版「ECAD(イーキャド) DCX 2017」を、Premium、Professional、Standardの機能別3ラインナップで市場投入しました。
今後も市場のニーズを製品開発に活かすことで顧客満足度を高め、業務効率の向上に貢献できる製品及びソリューションの開発を進めてまいります。
その他の事業に係る研究開発費は22千円であります。
現在の研究開発体制は、下図のとおりとなっており、活動の内容は、①基礎技術・要素技術の研究、②新製品の企画、商品化開発、③既存製品の改良・改善に大別されます。研究開発部門は、要素技術や製品のシステム構成を反映したグループによって構成されており、それぞれが地域を越えたグローバル組織として構成されています。ハードウエア関連の技術開発、製品開発は国内を中心に行い、クラウドサービスでのデジタルインク関連技術はブルガリア、ドライバーソフトウエアの開発は米国、デジタルサインとセキュリティ関連は英国を中心に開発しています。また、デジタルペンのOEM顧客向けカスタムデザインは台湾で行うなど、各技術の特徴・要求を考慮した組織を各地域に置き、開発活動を行っております。
新製品の企画・開発においては、製品企画、開発担当に加えて、品質、SCM、マーケティングを交えたプロジェクトチーム制を採用し、地域や組織を越えて柔軟に運用しております。これらにより、グローバルスタンダードとなりうる製品を、企画・開発から市場投入まで一貫して管理し、製品仕様の向上や開発期間の短縮を可能にしております。
その他の事業に含まれるエンジニアリングソリューションについては、エンジニアリングソリューション内にエンジニアリングを置き、電気設計分野におけるCADを中心としたソフトウエア製品の企画・開発から市場投入・販売まで一貫体制を取っております。
当連結会計年度における各セグメント別の研究の目的、主要課題、研究成果及び研究開発費は、次のとおりであります。
なお、研究開発費については、各セグメントに配分できない基礎研究費用(398,491千円)が含まれており、当連結会計年度の研究開発費の総額は4,396,747千円となっております。
① ブランド製品事業
世界の先進ユーザーのニーズを先取りして、グローバルスタンダードとなりうる製品を継続的に市場に提供するため、新規技術・新規製品の開発に積極的に取り組むとともに、ユーザーインターフェイスの分野において知的財産権の拡大を図っております。また、新たなデジタル文具市場の開拓に向けて新規ハードウエア製品の開発やそれに連携するクラウドソリューションやデジタルインク技術の開発などに取り組んでいます。
当連結会計年度においては、クリエイティブ製品では、ペンタブレット最高級モデル「Wacom Intuos Pro(ワコム インテュオス プロ)」の新シリーズやWindows OS搭載タブレット「Wacom MobileStudio Pro(ワコム モバイルステュディオ プロ)」、「Wacom Cintiq Pro(ワコム シンティック プロ)」などを業界最高レベルのペン性能とともに市場投入しました。また、次世代ペン技術の開発や3D機能の拡張、次期投入予定の新製品の開発にも取り組みました。コンシューマー製品では、新たなデジタル文具「Bamboo Slate (バンブー スレート)」や「Bamboo Folio (バンブー フォリオ)」を市場に投入し、また「Bamboo Fineline(バンブー ファインライン)」シリーズの新製品も市場投入しました。ビジネス用途向け製品では、液晶ペンタブレット「DTK(ディーティーケー) 1651」、サインタブレット「STU(エスティーユー) 540」「STU 300B」を市場投入しました。さらに、当社のハードウエアと連携して活用できる「Wacom Cloud(ワコム クラウド)」などを立ち上げるとともに、デジタルインク技術である「WILL(Wacom Ink Layer Language)」を開発し、幅広いライセンス提供を開始しました。
ブランド製品事業に係る研究開発費は2,428,522千円であります。
② テクノロジーソリューション事業
EMR方式(電磁誘導方式)ペン・センサー技術に関しては、スマートフォン市場に加えて文教ソリューション及びデジタル文具市場の開拓を図るべく技術開発とソリューション提供を実施しました。アクティブES方式デジタルペン技術とタッチ技術については、タブレットや2 in 1システムでの搭載を拡大すべく、多数のプロジェクトを市場投入しました。また、OEM顧客のシステムへ当社技術を搭載していくことに加え、ITエコシステムの中で当社ペン技術が「事実上の標準」として位置付けられるように、OS等のプラットフォームパートナーと共にペンのレベルを進化させていく共同取組みを実施しており、より付加価値の高いソリューションを顧客へご提供できるように取り組んで参ります。
テクノロジーソリューション事業に係る研究開発費は1,569,712千円であります。
③ その他
製造業全般における製品設計及び設備設計の制御設計分野における開発生産性向上を実現するための、電気制御設計とハーネス設計用CADソフトウエア製品と関連ソリューションの研究開発を続けております。
当連結会計年度においては、次世代型CADと位置付けているDCXシリーズの最新版「ECAD(イーキャド) DCX 2017」を、Premium、Professional、Standardの機能別3ラインナップで市場投入しました。
今後も市場のニーズを製品開発に活かすことで顧客満足度を高め、業務効率の向上に貢献できる製品及びソリューションの開発を進めてまいります。
その他の事業に係る研究開発費は22千円であります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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