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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AJXJ

有価証券報告書抜粋 株式会社IHI 研究開発活動 (2017年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループ(当社及び連結子会社)は,事業領域と技術開発本部が密接に連携・協力し,資源・エネルギー・環境,社会基盤・海洋,産業システム・汎用機械,航空・宇宙・防衛のセグメントにおける各製品の競争力強化,及び今後の事業拡大・創造につながる基礎研究から実用化研究までを強力に推進しています。また,国内外の大学や研究機関との産学官連携による共同研究にも積極的に取り組んでいます。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は355億円です。
各セグメント別の主な研究開発の成果及び研究開発費は次のとおりです。

(1)資源・エネルギー・環境
資源・エネルギー・環境事業領域と技術開発本部では,ボイラ,原動機プラント,プロセスプラント,原子力,陸舶用原動機等に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発を行なっているのは,主に新潟原動機㈱,㈱IHI環境エンジニアリングです。
当連結会計年度の主な成果として,バイオマス高比率石炭混焼技術の実用化による2016年度新エネ大賞における経済産業大臣賞の受賞,インドネシア・ロンタール石炭火力発電所4号機受注に至る,最新鋭の超々臨界圧石炭火力技術の中小型発電ボイラ機種向けダウンサイジングの実現,低速2ストローク型デュアルフュエルエンジンのパイロット燃料消費量を削減する技術の開発等が挙げられます。当セグメントに係る研究開発費は61億円です。

(2)社会基盤・海洋
社会基盤・海洋事業領域と技術開発本部では,橋梁・水門,交通システム等に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発を行なっているのは,主に新潟トランシス㈱,㈱IHIインフラシステムです。
当連結会計年度の主な成果として,継続的に実施している長大吊橋の安定性向上等の技術力強化が結実したイズミット湾横断橋の完工が挙げられます。当セグメントに係る研究開発費は7億円です。

(3)産業システム・汎用機械
産業システム・汎用機械事業領域と技術開発本部では,車両過給機,運搬機械,熱・表面処理,圧縮機,パーキング等に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発を行なっているのは,主にIHI Charging Systems International GmbH,㈱IHIシバウラ,IHI運搬機械㈱,㈱IHIスター,㈱IHI物流産業システム,IHI Hauzer Techno Coating BVです。
当連結会計年度の主な成果として,自動車の燃費向上に寄与するダウンサイジングエンジンのための過給機の開発や安全性向上のための過給機の耐衝撃性予測技術の向上,電力消費ピークを管理するエネルギー貯蔵システムの開発,超電導電力機器冷却用大容量ターボ冷凍機向けターボ回転機の共同開発,世界初の舶用補機専用過給機の共同開発,核融合実験炉冷却用の極低温回転機械の開発等が挙げられます。当セグメントに係る研究開発費は74億円です。

(4)航空・宇宙・防衛
航空・宇宙・防衛事業領域と技術開発本部では,航空エンジン,ロケットシステム・宇宙利用,防衛機器システム等に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発を行なっているのは,主に㈱IHIエアロスペース,㈱IHIキャスティングスです。
当連結会計年度の主な成果として,当社が開発に携わる「GE Passport 20」エンジンの型式承認取得,「PW1100G-JM」向け炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製部品の量産化体制構築,三菱電機株式会社と共同開発した「MSCoating®」の「GE90」エンジンへの適用等が挙げられます。また,ロケットシステム関連の技術開発に取り組み,イプシロンロケット2号機の打ち上げに成功しました。当セグメントに係る研究開発費は99億円です。

(5)その他
本社部門と技術開発本部では,新技術・新事業分野及び共通基盤技術に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発活動を行なっているのは,主に㈱IHI検査計測,明星電気㈱です。
当連結会計年度の主な成果として,再生可能エネルギーの利用拡大や発電分野におけるCO2排出量削減のための水素・アンモニア利用技術等が挙げられます。また,ICTを活用した「製品・サービスの高度化」「ものづくりの高度化」にてビジネスモデルを変革し新たなお客さま価値を創出するため,当社グループ共通のリモートメンテナンス共通プラットフォームILIPSを航空エンジンや物流機械システムの保守サービスへ適用し,故障予知・予防保全によるお客さまサポートサービス向上のための開発に取り組んでいます。これらの企業姿勢と取り組みが認められ,2016年度「攻めのIT経営銘柄2016」に選定されました。また,POTEKAによる超高密度地上気象観測網の実用化や突風予測システムの構築,並びに,観測データ提供による地域防災プロジェクトへの貢献により,日本風工学会技術開発賞を受賞しました。当セグメントに係る研究開発費は113億円です。

(注)この項に記載の金額は単位未満を切捨て表示しています。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02128] S100AJXJ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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