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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AQIK

有価証券報告書抜粋 市光工業株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当連結会計年度における我が国経済は、株価回復などを背景にした国内消費の改善、低金利継続による堅調な住宅着工、外需の回復などから、緩やかな回復傾向を示しました。世界経済においては、北米は雇用指標が好調な水準を維持しており、中国及びアセアンなどの新興国も横ばいながらも景気は総じて堅調に推移いたしました。
当社グループが属する自動車業界におきましては、国内では、燃費不正の問題や熊本地震による生産停止等が発生しましたが、新車効果等により、国内生産台数は前期比で3年ぶりにプラスに転じました。アセアンでは、マレーシアが景気減速や銀行による自動車ローン条件の厳格化などから前期比減少となった一方で、タイは輸出のみならず国内需要も回復傾向にあり前期比増加、インドネシアも税制優遇される低価格エコカーが販売好調で前期比増加となり、アセアン3カ国の合計では前期比増加となりました。また、中国については、小型車向け減税策が販売を押し上げ、前期比増加となりました。
このような環境の下、当社グループは、強固な企業体質を目指し、売上拡大に加え利益確保を最優先にグループ一丸となって、より一層の経費低減をはじめ、あらゆる合理化に取り組んでまいりました。その結果、売上高は好調な国内受注増やアセアンの海外子会社の業績回復を主因に前期比で増収増益となり、当連結会計年度において、売上高は113,195百万円(前期比10.8%増)、営業利益は4,809百万円(前期比98.0%増)、経常利益は5,233百万円(前期比74.0%増)、また親会社株主に帰属する当期純利益は5,916百万円(前期比136.2%増)と、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに過去連結会計年度における最高益を更新いたしました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 自動車部品事業
自動車部品事業におきましては、好調な国内受注増並びにアセアンの海外子会社の業績回復を主因に増収増益となり、売上高は104,670百万円(前期比12.6%増)、営業利益は4,794百万円(前期比110.7%増)となりました。
② 用品事業
用品事業におきましては、アフターマーケット市場の低迷から減収となり、売上高は8,076百万円(前期比8.2%減)、営業損失は33百万円(前期は営業利益126百万円)となりました。
③ その他事業
その他事業におきましては、売上高は1,925百万円(前期比0.3%減)、営業利益は22百万円(前期比68.7%増)となりました。
なお、筆頭株主であるヴァレオ・バイエンによる当社株式の公開買付けの結果、2017年1月20日をもちまして、同社は当社の「その他の関係会社」から「親会社」となっております。




(2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、11,522百万円となり、前連結会計年度末比5,642百万円の減少となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は13,029百万円(前連結会計年度は8,814百万円)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益4,913百万円、減価償却費7,565百万円及び仕入債務の増加2,429百万円等であり、主な減少要因は売上債権の増加1,373百万円、持分法による投資利益775百万円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は8,758百万円(前連結会計期間は2,145百万円)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出13,316百万円、有形固定資産の売却による収入4,852百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果返済した資金は9,643百万円(前連結会計期間は557百万円の調達)となりました。主な要因は、長期借入金の返済による支出5,058百万円、リース債務の返済による支出4,586百万円等によるものであります。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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