有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AI8I
株式会社 トプコン 研究開発活動 (2017年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、世界市場におけるVOC(Voice Of Customer、顧客の声)を捉え、本社研究部門、技術部門、並びに米国・欧州における子会社の各技術部門等で、積極的な研究開発活動を行っております。また、新技術の早期確立のために、内外の外部研究機関との交流を活発に行っております。特に広帯域波長に対応できる光学技術、GNSS(Global Navigation Satellite System)技術、OCT(Optical Coherence Tomography)技術、画像処理技術等のコアコンピタンス研究開発に注力するとともに、ITソリューションによる事業領域拡大に向けた研究開発投資を行い、各事業分野における技術アドバンテージの強化を目指しております。
当年度におけるグループ全体の研究開発費は、10,411百万円(前年度比△8.1%の減少)であり、セグメント毎の研究目的、研究成果、及び研究開発費は次のとおりであります。
当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、1,625百万円であります。
・需要が高まっている高精度な3次元座標の点群データを、レーザースキャナー・UAV・MMSなどの様々な機器から取得し、データの合成・一元管理が可能となった世界初のソフトウェアMAGNET Collageをリリースいたしました。「i-Construction」に対応したシームレスな現場の3Dデータ化に貢献しております。
・昨年度末にリリースしましたモータードライブトータルステーションGT/iXシリーズに追尾機能を搭載したGT/iX-1000シリーズをラインナップいたしました。世界最小・最軽量を維持したまま、世界最速を実現した超音波モーターにより追尾性能が強化されました。また、ターゲットをロストした際にはRC-5Aにより再補足が可能で、スムーズな観測が行えます。
当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、6,175百万円であります。
・GNSS分野では、全衛星測位システムの信号に対応したGNSS受信機「HiPer HR」をリリースしました。また、新たな信号追跡アルゴリズムによるマルチパス対策の強化、「TopNET Global-D」によるPPP Serviceの開始など、コアGNSS技術とサービスの拡充を行っています。
・MC分野では、昨年リリースしたマストレスドーザーシステム「3D-MC MAX」の対象重機ラインアップを拡充しました。また、数多くのOEMパートナーとの協力関係を拡大し続けています。
・精密農業分野においては、Horizon XTENDテクノロジーを搭載したコンソール「Xファミリー」、スプレー制御装置用の「Athena ECU」、オートステアリング「AES-35」をリリースし、クラウドベースの計画管理ソフト「Mobile Ag Network(MAgNET)」とデータ管理ソフト「SGIS Ag Enterprise」の開発など、成長著しい当分野への注力を続けております。
・ソフトウェアソリューション開発においては、MAGNET、SiteLink3D、3DMC、Pocket3D、3DOffice等の新バージョンをリリースし、最新の製品、センサー、テクノロジープラットフォームへのサポートおよび機能性の向上を顧客に提供し続けています。
当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、2,425百万円であります。
・スリットランプ SL-D301を発売いたしました。当社従来機種から顕微鏡の方式を変更することで、廉価モデルでもデジタル撮影に対応することができました。また、デジタルカメラDC-4は、当社眼科支援システムIMAGEnetなどの眼科データファイリングシステムや電子カルテシステムに簡単に接続できます。なお、SL-D301は、3D OCT-1 Maestroに続き米国食品医薬局(FDA)による510(k)のクリアランスを取得しました。
・一方、ソフトウェアソリューション開発においては、ビッグデータ解析を得意とするIT企業とパートナーシップを締結しました。これにより、当社眼科診断機器と電子カルテや遠隔診断システムを連携させ、そこから得られる膨大な検査・画像・診断データを解析することで、眼科領域の様々な分野で医療成果の向上を行ってまいります。
当年度におけるグループ全体の研究開発費は、10,411百万円(前年度比△8.1%の減少)であり、セグメント毎の研究目的、研究成果、及び研究開発費は次のとおりであります。
(1) スマートインフラ事業
スマートインフラ事業は、自社保有技術の高度化・高機能化への研究開発並びに製品開発を鋭意継続すると共に、他に類を見ない高付加価値差異化商品を他社に先駆け市場に投入すべく、新たな技術の研究開発と、そのIT応用に関する研究開発を行っております。当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、1,625百万円であります。
・需要が高まっている高精度な3次元座標の点群データを、レーザースキャナー・UAV・MMSなどの様々な機器から取得し、データの合成・一元管理が可能となった世界初のソフトウェアMAGNET Collageをリリースいたしました。「i-Construction」に対応したシームレスな現場の3Dデータ化に貢献しております。
・昨年度末にリリースしましたモータードライブトータルステーションGT/iXシリーズに追尾機能を搭載したGT/iX-1000シリーズをラインナップいたしました。世界最小・最軽量を維持したまま、世界最速を実現した超音波モーターにより追尾性能が強化されました。また、ターゲットをロストした際にはRC-5Aにより再補足が可能で、スムーズな観測が行えます。
(2) ポジショニング・カンパニー
ポジショニング・カンパニーは、最先端のGNSSコア技術、マシンコントロール(MC)技術、IMU応用技術、精密農業技術、土地測量応用技術、ウェブ・クラウドコンピューティング技術を基幹として、各事業分野に幅広い製品とサービスを提供するために世界の16拠点で研究開発活動を展開しております。当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、6,175百万円であります。
・GNSS分野では、全衛星測位システムの信号に対応したGNSS受信機「HiPer HR」をリリースしました。また、新たな信号追跡アルゴリズムによるマルチパス対策の強化、「TopNET Global-D」によるPPP Serviceの開始など、コアGNSS技術とサービスの拡充を行っています。
・MC分野では、昨年リリースしたマストレスドーザーシステム「3D-MC MAX」の対象重機ラインアップを拡充しました。また、数多くのOEMパートナーとの協力関係を拡大し続けています。
・精密農業分野においては、Horizon XTENDテクノロジーを搭載したコンソール「Xファミリー」、スプレー制御装置用の「Athena ECU」、オートステアリング「AES-35」をリリースし、クラウドベースの計画管理ソフト「Mobile Ag Network(MAgNET)」とデータ管理ソフト「SGIS Ag Enterprise」の開発など、成長著しい当分野への注力を続けております。
・ソフトウェアソリューション開発においては、MAGNET、SiteLink3D、3DMC、Pocket3D、3DOffice等の新バージョンをリリースし、最新の製品、センサー、テクノロジープラットフォームへのサポートおよび機能性の向上を顧客に提供し続けています。
(3) アイケア事業
アイケア事業は、“人の目の健康への貢献”、特にQuality of Vision(見え方の質)の向上を目指し、眼科医向け及び眼鏡店向けの検査・診断用機器、治療機器、そのIT応用に関する研究開発を行っております。当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、2,425百万円であります。
・スリットランプ SL-D301を発売いたしました。当社従来機種から顕微鏡の方式を変更することで、廉価モデルでもデジタル撮影に対応することができました。また、デジタルカメラDC-4は、当社眼科支援システムIMAGEnetなどの眼科データファイリングシステムや電子カルテシステムに簡単に接続できます。なお、SL-D301は、3D OCT-1 Maestroに続き米国食品医薬局(FDA)による510(k)のクリアランスを取得しました。
・一方、ソフトウェアソリューション開発においては、ビッグデータ解析を得意とするIT企業とパートナーシップを締結しました。これにより、当社眼科診断機器と電子カルテや遠隔診断システムを連携させ、そこから得られる膨大な検査・画像・診断データを解析することで、眼科領域の様々な分野で医療成果の向上を行ってまいります。
経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
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