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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AL61

有価証券報告書抜粋 エスペック株式会社 研究開発活動 (2017年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社では研究開発活動としてコア技術である環境創造技術の深耕と計測技術やメカニカル技術との組み合わせにより、新たな環境試験器や通信ネットワークシステム、自動車市場やスポーツトレーニング市場、燃料電池を中心とするグリーンテクノロジー市場に向けた各種試験装置などの製品開発を行いました。また、振動ストレスと急速温度変化ストレスを加えた新たな信頼性評価技術や、省エネルギー・地球温暖化対策といった環境負荷低減技術の研究開発を行ってまいりました。
当連結会計年度における研究開発費は1,025百万円であり、事業セグメント別の研究開発費は装置事業971百万円、サービス事業28百万円、その他事業24百万円であります。装置事業の研究開発活動の成果は次のとおりであります。

装置事業
①最速18℃/minの急速温度変化性能を実現したハイパワー恒温(恒湿)器ARシリーズ 急速温度変化タイプを開発いたしました。国際標準規格や欧州の自動車関連規格に対応した試験が可能です。
②冷熱衝撃装置(TSD-101-W)、小型冷熱衝撃装置(TSE-12-A)に新型コントローラを搭載し、標準装備のLANポートにパソコンやタブレット端末を接続することで、パソコンなどからWebブラウザで遠隔監視/管理できるようになりました。
③国際標準規格や欧州の自動車関連規格に適合したスプラッシュウォーター試験機を開発いたしました。自動車が遭遇する泥はねの環境を再現し泥や融雪剤の影響を評価できます。
④自動車市場に向けてコア技術である温度湿度制御技術を用いて、氷点下高湿環境を再現させたブレーキ評価装置を開発いたしました。
⑤2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、アスリートの育成や効果的なトレーニング方法の研究向けの低酸素トレーニング室、低酸素プール室を開発いたしました。
⑥燃料電池の電気特性の計測技術開発を行い、専用計測回路をモジュール化し燃料電池評価装置に搭載いたしました。複数の測定項目を一元化することでデータ管理が容易になります。
⑦新素材の開発評価に欠かせない万能試験機向けの恒温恒湿器に低温仕様(-40℃)をシリーズ化いたしました。引張、圧縮、疲労試験時の使用環境を模擬した特性を評価できます。
⑧食品市場向けに、当社の温度、圧力を正確に制御するというコア技術を調理器に応用した減圧低温加熱調理器を開発いたしました。減圧から大気圧に戻すことで調味料や調味液を素早く浸透させることができます。また減圧により沸点を下げることで旨味を逃さず調理ができます。
⑨振動ストレスと急速温度変化ストレスを製品に与え、製品の稼働限界と破壊限界を見つけるHALT(Highly Accelerated Limit Test)試験について信頼性評価技術の研究開発を行い学会発表を2件行いました。
⑩冷却回路に用いる冷媒ガスは大気放出された場合、地球温暖化に影響を与えます。環境負荷低減技術として2020年から始まる欧州での規制に適応した地球温暖化係数(GWP)が低い冷媒への置換えに取り組み、代替冷媒について選定を行いました。製品への対応を今後進めてまいります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02307] S100AL61)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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