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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AOGJ

有価証券報告書抜粋 株式会社河合楽器製作所 研究開発活動 (2017年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループは、より良い楽器作りと音楽文化への貢献を目指すとともに、持続的な企業の成長に向け、楽器事業、教育関連事業、素材加工事業の各セグメントにおいて研究開発活動を行っております。当社及び連結グループ全体の研究開発要員は80名で、研究開発費は 672百万円であります。

①楽器事業

ピアノに関しては「世界一のピアノづくり」を目指し、アクション・ハンマー・響板をはじめ、すべての部品や機構に関して素材や形状に至るまで一つ一つを見直し、日々研究と技術の革新に取り組んでおります。
グランドピアノについては、フルコンサートピアノのより一層の性能向上を目指し、細部の部品に至るまで機能や材質の追及を行っています。また、創立90周年の節目に合わせて発表した新型クリスタルピアノでは、初の試みとして銀メッキ仕上げのフレームを採用し、より洗練されたデザインと機能の追究に取り組みました。アップライトピアノについてもさらなる性能の向上に向けモデルの開発を継続して進めております。
デジタルピアノに関しては、オンキヨー株式会社とのコラボレーションにより、それぞれの技術の強みを融合したハイブリッドデジタルピアノ「NOVUS NV10」を発表いたしました。アクションには、当社の特長である長尺鍵盤や、高い精度と耐久性で定評あるウルトラレスポンシブアクションⅡ、アコースティックピアノと同じ荷重変化を再現するダンパー機構を搭載し、音質についてはオンキヨー株式会社とのコラボレーションによる高品位オーディオ回路を組み合わせ、本格的な演奏が楽しめる商品となり、2017年4月に開催されたフランクフルトミュージックメッセでは高い評価をいただきました。また、当社初となるBluetooth MIDIを内蔵した普及価格帯モデル「CN27」と「CN37」を商品化いたしました。スマートフォンやタブレットと接続しデジタルピアノ本体の設定や自動演奏を聴くなど、さらに楽しみ方が広がるモデルとなっております。外装色についてもお客様のニーズに合わせたプレミアムライトオーク調を新たに開発しました。
当事業に係る研究開発費は 588百万円であります。

②教育関連事業

音楽教室に関しては、中国、インドネシアを始めとした教室事業の海外展開に向けて、日本で培ったカワイ音楽教育システムをベースに各国のニーズに合わせた音楽指導システムや指導者育成プログラムの開発を行っております。
また、小学生からピアノの学習を始める場合に最適なカリキュラムを考案し、海外向け展開も視野に入れた教材「サウンドツリーJ new」を発刊いたしました。さらに音楽コンクール上位入賞を目指すなどハイレベルな生徒を育成するための研究開発を行い、「ハイレベルピアノコース指導の手引き」や、演奏テクニックの向上を主眼としたピアノ教材「ハイレベルピアノコース併用練習曲集」、また、大人のためのピアノ教材「サウンドファン・ポピュラーピアノ2 NEW」を発刊いたしました。
体育教室、英語教室、絵画造形教室につきましても、各カリキュラムの研究と教材の開発を継続的に行っております。創設50周年を迎えた体育教室では、子ども向けの体育教室のみにとどまらず、企業向けフィットネスプログラムや、高齢者向けの健康コース・シニアクラスの開発にも取り組んでおります。
音楽ソフトウェア開発に関しては、楽譜認識作成ソフト「スコアメーカー」について、使いやすさを第一に考え、画面デザインとユーザーインターフェースを新設計するとともに、見開き楽譜画像の自動分割や自動回転、作品タイトルの認識など、世界最高レベルの楽譜認識性能にさらに磨きをかけて新しいバージョンへと刷新しました。
Apple社のiOSアプリの、手書き楽譜作成アプリ「タッチノーテーション」については、装飾音符入力とドラム譜対応を行い、手書き認識エンジンの性能向上を図りました。
当事業に係る研究開発費は 50百万円であります。

③素材加工事業

カワイ精密金属株式会社が、自動車向け異形条の開発及びローコスト製法の研究、合わせ材料(クラッド)における物性、塑性研究といった異種金属接合加工研究等、金属全般の異形加工に関する研究を行っております。また、株式会社カワイ音響システムが音環境を追求した遮音材、吸音材の研究及び防音室の開発を行っており、当連結会計年度には、カワイ防音ルーム「ナサール オーダータイプ(自由設計)」をフルモデルチェンジし、新開発の遮音パネルを採用しました。株式会社カワイハイパーウッドでは、自動車向け本杢塗装部品を柱にアルミ加飾やカーボン加飾など異素材の分野においても研究を行っております。
当事業に係る研究開発費は 33百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02363] S100AOGJ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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