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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AQX9

有価証券報告書抜粋 タカラスタンダード株式会社 研究開発活動 (2017年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは住宅関連機器の総合メーカーとして、多様化する顧客のニーズを的確に捉えた商品を開発するため、当社グループ間での連携を強化しながら研究開発に取り組んでおります。また、一方では基礎的研究にも力を注ぎ、長期的な研究開発にも取り組んでおります。
当連結会計年度は、住宅ローン金利の低下や政府による住宅取得支援策の効果などにより、新設住宅着工戸数は前年を上回る水準となりましたが、リフォーム需要は盛り上がりに欠ける状況にて推移いたしました。このような状況の下、当社グループにおきましては各商品群で積極的な新商品開発を行うとともに、独自のホーロー技術を核とした高付加価値商品の開発を通じて商品力の強化を図ってまいりました。

厨房部門におきましては、2016年2月に発売しました業界初のアクリル人造大理石製3層構造の機能シンク「家事らくシンク」が、様々な調理状況の研究から生み出された『洗う、切る、捨てる』の一連の作業をシンク内で効率的に行える機能性と、オリジナルのトレーやまな板など、細部にわたる工夫が評価され、『2016年度グッドデザイン賞』を受賞いたしました。ホーロークリーンレンジフードにおいては、国内初のマグネット固定式により簡単に開閉・取り外しができるホーロー整流板、金具がなくフラットな形状で掃除がしやすくなったホーローシャットアウトパネルなど、清掃性を追求した最高級グレードの「VRAタイプ」を発売いたしました。デザイン面では、フード部を薄くし、キッチン本体に溶け込むスタイリッシュなデザインとし、省エネ性についてもDCモーターやLED照明の採用により大幅に向上しております。木製コンパクトキッチン「アピスカ」においては、二世帯住宅や賃貸住宅の幅広いニーズに対応できるように、豊富な扉カラー・引手の採用や間口バリエーションの拡充といった商品力強化を図りました。また、インクジェット印刷技術により高精細な絵柄をリアルに表現し、好評を博している「ホーロークリーンキッチンパネル/ダイニングパネル(HDタイプ)」においては、内装パネルともコーディネートしやすく、統一感のある空間作りが可能な8柄を追加し、バリエーションを充実させております。

浴槽部門におきましては、最高級の耐震システムバス「プレデンシア」において、究極の癒し空間を追求した「プレデンシアプレミアム」を発売いたしました。首まわりまで包み込むハイバック形状の鋳物ホーロー浴槽「くつろぎラウンジ浴槽」や、天然水晶の美しさを持つ高級人造石「クオーツストーンカウンター」、スタイリッシュなデザインの「ストレートライン照明」、インクジェット印刷の技術を採用し洗練されたデザインをリアルに表現した「ホーロークリーン浴室パネル(HDタイプ)」などによりデザイン性の向上を図り、重厚感を演出いたしました。機能商品では、マグネット式でホーロー壁パネルにどこでも自由にセットでき、ホーロー壁パネルならではの振動により浴室全体をサラウンドスピーカーとしてお楽しみいただける「どこでもスピーカー」を発売し、『2016年度グッドデザイン賞』を受賞いたしました。中級シリーズの「レラージュ」においては、子育て世代からシニア世代までそれぞれのニーズに合わせた浴槽を追加し商品力強化を図りました。また、ホームビルダー向けシステムバス「リラクシア」に、深みのある美しい光沢とキレイが続く「アクリル人造大理石浴槽」を追加しバリエーションを充実させております。

洗面部門におきましては、ホーロー洗面化粧台「オンディーヌ」において、バックパネルとボウルを一体型にした業界初の一体型ホーローハイバックボウルを搭載し、清掃性・デザイン性を大幅に強化いたしました。ミラーキャビネットにおいては、1面鏡から3面鏡の全ての価格帯でLED照明を標準採用することにより省エネ性の向上を図っております。

衛生部門におきましては、最上級クラスの「Uシリーズ」に、マンションなどで需要のある壁排水タイプを発売いたしました。また、中級クラスの「Fシリーズ」の温水洗浄便座をステンレスノズル化や省電力化し、商品力を向上させております。

当社グループ独自のホーロー技術開発につきましては、上記のように種々の商品で展開を行っておりますが、今後とも当社グループの最重要中核技術として引き続き基礎研究から応用技術開発まで鋭意努力し、その成果を順次新規商品に展開していく所存であります。
当連結会計年度において支出した研究開発費の総額は12億5千1百万円であります。

(注) 研究開発費は製品部門別に関連付けて区分することが困難なため、総額にて記載しております。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02373] S100AQX9)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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