シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100A4OS

有価証券報告書抜粋 新都ホールディングス株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2017年1月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

(1) 重要な会計方針および見積り

当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準により作成されております。この財務諸表の作成に当たり、経営者による会計方針の採用、資産・負債及び収益・費用の計上については会計基準及び実務指針等により見積りを行っております。この見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なることがあります。

(2) 当事業年度末の財政状態の分析

① 資産
当事業年度末の総資産につきましては、前事業年度末に比べ176,929千円減少し、304,342千円となりました。その主な要因としては、流動資産について、現金及び預金が123,154千円、商品が34,501千円、売掛金が22,795千円減少したことであります。
② 負債
当事業年度末の負債につきましては、前事業年度末に比べ46,950千円減少し、404,273千円となりました。その主な要因としては、流動負債について、買掛金が22,814千円、未払金が23,158千円減少したことであります。
③ 純資産
当事業年度末の純資産につきましては、前事業年度末と比べ129,979千円減少し、△99,931千円となりました。その主な要因としては、当期純損失を129,979千円計上したことによるものであります。

(3) 当事業年度の経営成績の分析

① 売上高
「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」に記載いたしておりますとおり売上高は543,082千円(前期比1.8%増)となっております。
② 売上原価
売上原価は351,982千円(前期比2.3%減)、売上原価率64.8%(前期は67.5%)となりました。
③ 販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費につきましては、事業規模に合わせることを目的に販売費及び一般管理費の各項目ごと見直しを行い、経費削減に努めました。結果として、332,076千円(前期比20.9%減)となりました。
④ 営業利益・経常利益
営業損失は140,956千円(前期は営業損失246,728千円)、経常損失は120,718千円(前期は経常損失259,267千円)となりました。主な要因は、前期に比べ売上高及び売上総利益は共に改善したものの、販売費及び一般管理費を補うまでに至らなかったことから営業損失140,956千円を計上いたしました。また、為替変動により為替差益を19,244千円計上したことに伴う営業外収益の発生により、経常損失120,718千円計上いたしました。

⑤ 当期純利益
当期純損失は129,979千円(前期は当期純損失262,197千円)となりました。主な要因は、上記④ 営業利益 経常利益での説明のほか、特別損失として減損損失6,300千円、資産除去債務履行差額2,047千円計上したことによるものであります。

(4) キャッシュ・フローの分析

キャッシュ・フローの分析につきましては「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

(5) 経営成績に重要な影響を与える要因について

当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「4 事業等のリスク」をご参照ください。

(6) 経営戦略の現状と見通し

当社の属しておりますカジュアルウェア市場は依然として、季節変動による影響や個人消費者の購買意欲低下など厳しい環境下で推移するものと認識しております。また、当社におきましても円安傾向による商品原価の高騰など課題を抱えており、収益面に影響を与える見通しであります。
このような認識のもと、当社は「お客様には良質な価値あるサービス」、「株主様には適正な利益還元」、「お取引先様には公正なパートナーシップ」、「従業員には最適な環境と公平な評価」の提供を使命として、「より速く」、「より熱く」、「より楽しく」の行動指針として、経営基盤を再構築しながら既存事業の採算性を重視する効率を向上し、業績の安定と収益の確保に努めてまいります。
また、既存ブランドのブランドポートフォリオの見直しを行い、市場規模に適した戦略を立案し実行すると共に、新規の事業開発も積極的に行ってまいります。

(7) 経営者の問題意識と今後の方針について

当社の経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めております。
今後におきましては、 先の「3 対処すべき課題」にも記載しましたとおり、安定的な収益の確保が出来る企業体質を構築するために、顧客満足度の高い品質の商品を低価格で提供し売上の維持を図るとともに、低コスト構造の構築、財務体質の強化に努める所存です。

(8) 重要事象等についての分析と対応策

当事業年度の業績は、世界経済の先行き不透明感や厳しい消費マインドの中において、当社が属しておりますカジュアルウェア市場におきましては、個人消費は、相変わらず節約・低価格志向が強く慎重な消費行動が続く厳しい市場環境の中での推移となりました。その結果、営業損失は140,956千円、経常損失は120,718千円、当期純損失は129,979千円を計上いたしましたことから99,931千円の債務超過となりました。また、営業活動によるキャッシュ・フローにおきましても、4期連続のマイナスであります。このような多額の損失を計上している状況及び当事業年度末において債務超過である状況並びに営業活動によるキャッシュ・フローのマイナスが継続している状況から、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しており、収益性と財務体質の早急な改善を迫られております。
当社は、当該状況を解消し、安定的な収益を確保できる企業体質を構築するために、営業活動では、既存ブランドについて現在のポジショニングの分析を行い、細分化することで、ブランドポートフォリオの見直しを行い、各得意先に合わせたブランドを選択し企画提案してまいります。また、多様化するニーズに対応するべく取扱いアイテムの拡充などを行い、より市場規模に適した戦略を立案し収益の確保に努めてまいります。併せて、各得意先への提案強化を行うことや、直接消費者への販売及びブランディングを目的とした期間限定店舗展開、他社のブランドを活用した商品群などを提案し、営業活動に努めてまいります。
また、ブランドごとに適切な販売促進策の計画を行い、新規取引先の獲得や休眠している取引先の再開を目指し、収益の確保に努めてまいります。
一方、販売費及び一般管理費につきましても、引き続き様々なコスト削減の努力を行いコスト構造の改善に努めてまいります。
また、資金調達の手段も検討中であり、財務体質の改善を検討しております。
これらの施策を推進することで経営基盤の強化を図り、企業経営の安定化に努めてまいります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02960] S100A4OS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。