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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009YM9

有価証券報告書抜粋 クリヤマホールディングス株式会社 業績等の概要 (2016年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における世界経済は、原油価格の緩やかな上昇とともに、米国経済の堅調な個人消費や雇用の回復に支えられながらも、農業並びにエネルギーを中心とした分野に力強い動きが見られず、また中国をはじめとする新興国経済の長引く成長鈍化、英国のEU離脱問題、米国新大統領の政策運営による経済への影響等、先行きに不安定な要因も残りました。日本経済におきましては、世界経済の不透明感に起因する円高・株安傾向により、設備投資への慎重姿勢が見られましたが、政府・日本銀行による政策発動を背景とした雇用・所得環境に支えられ、力強さを欠きながらも、景気は緩やかな回復基調で推移しました。

このような経済環境の中、当社グループの連結売上高は448億29百万円(前年比1.8%減)、営業利益は19億88百万円(前年比32.9%減)、経常利益は22億86百万円(前年比33.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は15億66百万円(前年比36.0%減)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、従来「その他事業」に含まれていた「ホテル事業」について量的な重要性が増したため、報告セグメントとして記載する方法に変更しております。前期比較につきましては、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。

[北米事業]
昨年9月下旬のOPEC減産合意に伴う原油価格の上昇から今後回復が見込まれるであろうシェール・オイル&ガス市場向け販売については、当連結会計年度を通して、未だ低迷状態となりました。飲料用ホースや配管ホース、プール等の送水に使用されるホース等の販売は堅調に推移しましたものの、農業市場向けホース販売が低調だったことやシェール関連先への販売軟調の影響を受け、現地通貨ベースでの売上高は対前年比3.8%減となりました。さらに、為替の円高も影響し、売上高は195億18百万円(前年比13.1%減)となり、営業利益は14億84百万円(前年比19.4%減)となりました。
[産業資材事業]
船舶関連におきまして、長崎にて建造された大型客船の一番船工事が売上に貢献しました。また、建機・農機向けの排ガス規制に対応する尿素SCRモジュール・タンクの販売が堅調に推移したことから、売上高は99億71百万円(前年比7.8%増)となりました。利益面では、2015年9月に㈱サンエー(尿素SCRセンサーメーカー)を子会社化したことに伴い当社グループに取込むこととなった同社営業損失と、のれんの償却等の影響により、営業利益は34百万円(前年比94.7%減)となりました。
[建設資材事業]
商業施設等の床材として使用される「スーパー・マテリアルズ」(セラミックタイル)や、鉄道施設や歩道等で使用される「ブレイルタイル」(点字タイル及びブロック)等の当社オリジナルブランド商品の販売が堅調に推移しましたが、前期販売が伸びた鉄道施設向けの「ECOセンタン」(ノンスリップ形状のホーム先端用タイル)や、「スキマモール」(列車とホームの隙間緩衝材)では、今期大型物件の着工延期等が発生し、販売が減少したこと等から、売上高は73億37百万円(前年比2.5%減)となり、営業利益は1億38百万円(前年比36.0%減)となりました。
[スポーツ施設資材事業]
「タラフレックス」(弾性スポーツ床材:国際バレーボール/ハンドボール/テニス/卓球連盟認証品)の販売が堅調に推移しました。しかしながら、「スーパーX」(全天候型舗装材:国際陸上競技連盟認証品)や「モンドターフ」(人工芝:国際サッカー連盟認証品)は、大型物件の受注が相次いだ前年ほど売上が伸びなかったことや、 2020年東京オリンピック・パラリンピック関連工事が未だ本格化しなかったこと等から、売上高は20億91百万円(前年比17.1%減)となり、営業利益は一部セグメント間の振替による販管費の減少もあり、4億32百万円(前年比10.6%増)となりました。
[欧州事業]
原油価格下落に伴い、米国シェール・オイル&ガス市場向け大口径・長尺ホースの輸出販売が昨年に引き続き低迷した他、農業や鉱山採掘市場向け販売が低迷しました。しかしながら、消防市場向けホースやノズルの販売は堅調に推移しました。また、前年比につきましては、前期の業績が2015年6月から7か月間のみを連結に含んだ数値であるのに対し、当期は通期で寄与したことから大幅に増加しており、売上高は38億71百万円(前年比92.3%増)となりましたが、価格競争激化等により営業利益は2億79百万円(前年比27.0%減)となりました。
[ホテル事業]
国内外の宿泊需要取込みのための積極的な集客活動や顧客サービス向上により、海外顧客向けインターネット予約販売が好調に推移しました。また、宿泊客の朝食売上も好調だったことから、売上高は7億83百万円(前年比13.4%増)となり、営業利益は2億91百万円(前年比37.7%増)となりました。
[その他]
中国事業におきましては、建機顧客の増産に伴い量産機械用部材の販売が回復基調で推移したこと等から、売上高は12億56百万円(前年比6.4%増)となり、営業利益は21百万円(前年比-%増)となりました。


(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べ4億92百万円増加し、58億71百万円(前年比9.2%増)となりました。
なお、上記金額のうち、非連結子会社でありましたIndustrias Quilmes S.A.を連結の範囲に含めたことにより増加した資金は、71百万円であります。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、26億40百万円の増加(前年は26億53百万円の増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益22億84百万円等が主な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、17億19百万円の減少(前年は44億91百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出9億9百万円及び、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得に対する前期未払分の支払による支出4億92百万円が要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、2億97百万円の減少(前年は27億93百万円の増加)となりました。これは主に長期借入れによる収入20億円、長期借入金の返済による支出20億75百万円及び、配当金の支払額3億54百万円等が主な要因であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02979] S1009YM9)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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