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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AB4Q

有価証券報告書抜粋 株式会社松屋 業績等の概要 (2017年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、現政権下での経済対策および日銀による金融政策を背景に、景気は一部に改善の遅れもみられるも、緩やかな回復基調のうちに推移いたしました。しかしながら、中国をはじめとするアジア新興国の景気の下振れや、海外経済の不確実性の高まり、また、金融資本市場の変動の影響等もあり先行きの不透明感が払拭出来ない状況が続きました。
百貨店業界におきましては、訪日外国人の買上動向の変化に伴う買上単価の下落による免税売上高の減少もあり、東京地区百貨店売上高は前年実績を下回りました。
このような状況の中、当社グループでは、前3ヵ年計画の成果と反省を踏まえつつ、2019年度に迎える創業150周年に向けた第2フェーズとしての新たな中期経営計画である「中期経営計画『銀座を極める 150』(2016~2018年度)の基本方針に沿った諸施策に取り組み、業績の向上を目指してまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は86,337百万円と前連結会計年度に比べ6,577百万円(△7.1%)の減収となり、営業利益は1,240百万円と前連結会計年度に比べ1,450百万円(△53.9%)の減益、経常利益は1,268百万円と前連結会計年度に比べ1,621百万円(△56.1%)の減益、親会社株主に帰属する当期純利益は773百万円と前連結会計年度に比べ411百万円(△34.7%)の減益となりました。
①百貨店業
百貨店業の銀座店では、中期経営計画の基本方針の下、個性的な百貨店「GINZA スペシャリティストア」のさらなる進化を推進すべく、2016年4月のリビングフロアと8月の3階婦人服売場の改装による品揃えのグレードとテイストの統一を推し進め、さらなる買廻り性の向上に尽力してまいりました。ファッション性の高い銀座に相応しく、かつ、伝統と革新を備えた発信力のある新たなブランドや店舗を導入する等、松屋ならではの独自性が明確な売場を作ることで、他店との差別化を図り、売上の向上と来店の促進に尽力してまいりました。
また、2017年2月には「ホンモノ」を知る銀座のお客様に向けた、「『語り』のある腕時計」の展開をコンセプトとした時計売場が誕生いたしました。この改装は、2015年9月に15年ぶりに改装した紳士フロアとの買廻り性の向上や、増加する女性管理職者に向けた上質な品揃えを目指したものであります。
一方、訪日外国人の消費動向も「モノ」から「コト」へと変化し、インバウンドニーズが新たなステージへと移行する中、海外からのお客様の趣味・嗜好やライフスタイルに着目した品揃えと利便性向上の取組みを強化することで、さらなる売上の向上と再来店の促進を目指してまいりました。
催事におきましては、「POWER OF PRINCESS ディズニープリンセスとアナと雪の女王展」や「GUNDAM PRODUCT ART 機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」を開催する等、独自性と話題性のある企画と全館と連動したプロモーションによって集客を高め、売上の向上に努めてまいりました。
浅草店におきましては、入居する商業施設「EKIMISE」との相乗効果の発揮に取り組み、施設内を買い廻るお客様の需要を取り込むプロモーションの強化や、3階の婦人服売場を拡大する等、売上と収益の向上に尽力してまいりました。
しかしながら、中国における海外で購入した商品に課す関税率の引き上げや為替影響等による訪日外国人の購買額の減少等の影響が大きく、以上の結果、百貨店業の売上高は76,187百万円(うち外部顧客に対する売上高76,152百万円)と前連結会計年度に比べ6,170百万円(△7.5%)の減収となり、営業利益は1,466百万円と前連結会計年度に比べ1,551百万円(△51.4%)の減益となりました。
②飲食業
飲食業のアターブル松屋グループにおきましては、主力となる婚礼宴会部門の婚礼組数の獲得に注力しましたが、売上高は前年を上回ることはできませんでした。一方、原価の低減や販売管理費の圧縮に取り組んだ結果、営業利益は前年を上回りました。
以上の結果、飲食業の売上高は5,424百万円(うち外部顧客に対する売上高5,238百万円)と前連結会計年度に比べ170百万円(△3.1%)の減収となり、営業損失は204百万円と前連結会計年度に比べ135百万円の改善となりました。

③ビル総合サービス及び広告業
ビル総合サービス及び広告業の㈱シービーケーにおきましては、ビルメンテナンス部門の受注が順調だったものの、建装部門の大型内装工事物件等の受注が減少したこと等により、売上高、営業利益ともに前年を下回りました。
以上の結果、ビル総合サービス及び広告業の売上高は5,180百万円(うち外部顧客に対する売上高2,742百万円)と前連結会計年度に比べ597百万円(△10.3%)の減収となり、営業利益は115百万円と前連結会計年度に比べ18百万円(△13.7%)の減益となりました。
④輸入商品販売業
輸入商品販売業の㈱スキャンデックスにおきましては、2016年9月に「イッタラ 札幌大丸」を新規出店し、全21店舗体制となり直営店は売上高を伸ばしましたが、卸売部門における受注が前年を下回ったこと等により、売上高、営業利益ともに前年を下回りました。
以上の結果、輸入商品販売業の売上高は2,002百万円(うち外部顧客に対する売上高1,938百万円)と前連結会計年度に比べ9百万円(△0.5%)の減収となり、営業損失は148百万円と前連結会計年度に比べ58百万円の減益となりました。
⑤その他
その他の事業におきましては、売上高1,102百万円(うち外部顧客に対する売上高266百万円)と前連結会計年度に比べ15百万円(△1.4%)の減収となり、営業利益は49百万円と前連結会計年度に比べ1百万円(+3.4%)の増益となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、税金等調整前当期純利益909百万円、減価償却費1,552百万円等により2,400百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ1,232百万円の減少となりました。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、主に有形固定資産の取得による支出△1,536百万円等により1,573百万円の支出となり、前連結会計年度に比べ1,112百万円の増加となりました。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、借入金の減少△303百万円等により803百万円の支出となり、前連結会計年度に比べ230百万円の増加となりました。
この結果、当連結会計年度の現金及び現金同等物の期末残高は24百万円増加し、2,360百万円となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03017] S100AB4Q)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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