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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AAW5

有価証券報告書抜粋 株式会社井筒屋 業績等の概要 (2017年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当期におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀による金融緩和策等の効果により、所得・雇用環境の改善が継続するなか、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。その一方で、中国をはじめとする新興国経済の減速、英国のEU離脱問題、米国新政権の政策動向に対する懸念等、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
百貨店業界におきましては、大都市部を中心に好調に推移していたインバウンド消費が購買単価の下落により、その効果に陰りがみられると同時に、地方都市においても昨年4月の熊本地震の心理的影響をはじめ、消費者の節約志向の高まりや天候不順による衣料品全般の苦戦が影響し、全国的に厳しい商況となりました。
このような状況の下、当社グループにおきましては、将来の成長を見据えた基礎固めとして「井筒屋グループ 中期3ヵ年経営計画(2016年度~2018年度)」を推進いたしております。
計画1年目となる当期は、引き続き「お客様視点」を基本とし、ライフスタイルや商環境の変化への対応力強化に取り組んでまいりました。特に近年の消費動向の変化に対応するため、多彩な企画イベントやお客様参加型の講座・イベントの開催など「コト」を切り口とした取り組みを強化するとともに、これまで以上にお買物の利便性向上を図るため、サテライト事業の拡充に積極的に取り組む一方で、外商事業につきましても、顧客管理システムを導入し、業務効率化と顧客深耕を図ってまいりました。
また、資産の売却契約を締結するなど、キャッシュ・フローの増大にも取り組んでおります。
当期における当社グループの業績につきましては、売上高は796億49百万円(前期比96.0%)、営業利益は13億93百万円(前期比69.9%)、経常利益は7億30百万円(前期比58.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は6億7百万円(前期比59.4%)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 百貨店業
当社グループの主要事業であります百貨店業におきましては、新規顧客の取り込みを図るため、新しい企画・イベントの開催や、話題の商品・ブランドの導入をはじめとした品揃えの強化と販売サービスの向上に努めてまいりました。
本店におきましては、開店80周年記念として地元の酒蔵で醸造したオリジナルの純米吟醸酒「縁紫伝(えにしでん)」や、井筒屋限定の小倉織風呂敷など、こだわりの逸品を販売展開するとともに、昨年9月には食品売場の一部改装を行い、本格だしで話題の「茅乃舎(かやのや)」を新規出店いたしました。
また、北九州市が国家戦略特別区域に指定されたことを受け、本・新館間のクロスロードを活用し、マスキングテープをはじめとする物販催事を行うなど、賑わいづくりの創出に取り組んでまいりました。
インバウンドにつきましては、大連・北九州空港間を結ぶ定期便の就航に伴い、毎週2回、中国からの団体旅行客の受け入れを行っております。
黒崎店におきましては、食品売場に甘味処「喫茶去(きっさこ)」を導入するなど、和洋菓子ゾーンをリニューアルいたしました。
コレットにおきましては、化粧品売場に新ブランド「SUQQU(スック)」を導入するとともに、「アバハウス」「無印良品」のリニューアルを行うなど、売場のリフレッシュに努めてまいりました。
サテライトショップにおきましては、昨年8月に戸畑ショップ、9月に下曽根駅前ショップを新規出店するとともに、中津ショップのリニューアルと直方ショップの移転拡大オープンを行いました。
山口店におきましても、周南ショップを増床リニューアルし、地域のお客様の利便性の向上に努めてまいりました。
業績につきましては、売上高は796億49百万円(前期比96.0%)となり、営業利益は16億0百万円(前期比72.6%)となりました。
② 友の会事業
株式会社井筒屋友の会が前払式の商品販売の取次を行っており、外部顧客に対する売上高はなく、業績につきましては、29百万円の営業損失(前期は33百万円の営業損失)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて2億1百万円減少し、64億12百万円となりました(前連結会計年度は66億13百万円)。これらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益、減価償却費等により18億81百万円の資金収入(前連結会計年度は24億12百万円の資金収入)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得により3億80百万円の資金支出(前連結会計年度は7億27百万円の資金支出)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に借入金の返済により17億2百万円の資金支出(前連結会計年度は16億74百万円の資金支出)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03032] S100AAW5)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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