有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009X5D
株式会社不二家 研究開発活動 (2016年12月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、「常により良い商品と最善のサービス(ベストクオリティ・ベストサービス)を通じて、お客様ご家族に、おいしさ、楽しさ、満足を提供する」という経営理念のもと、品質・価格など幅広い消費者のニーズに対応するべく、食品分析、製品開発、品質安定・向上に関する研究等に積極的に取り組んでおります。
また、自社製品の栄養成分表示、賞味期限設定の裏付けとなる製品の経時変化の分析を中心に、食の安全を確立するための食品分析を実施しております。
なお、当連結会計年度末の研究開発従事者は45名、研究開発費は3億54百万円であります。
セグメント別の主な研究開発内容は、次の通りであります。
(洋菓子事業)
洋菓子事業においては、既存の主力製品を中心とした基本品質の向上と品揃えの強化をはかってまいりました。
主力製品では、「ペコちゃんのほっぺ」に乳酸菌を配合したほか、ホイップクリームを総脂肪分を抑えた品質へ改良するなど、高まる健康志向に合わせた品質改善を行うとともに、風味と食感の向上をはかるべく「チョコ生ケーキ」に北海道産純生クリームを使用するなど、製品個々の基本品質の向上につとめてまいりました。一方、「焼モンブランタルト」、「焼チョコチーズタルト」など店頭で焼きたての状態で提供できる製品を新たに開発し、品揃えの強化をはかってまいりました。
広域流通企業向け製品では、焼菓子として人気の高いマドレーヌをチルドスイーツとした新機軸の製品「生マドレーヌ」を開発するなど、広域流通企業と一体となって新製品の開発に取り組んでおります。
以上の結果、洋菓子事業の研究開発費は1億73百万円となりました。
(製菓事業)
製菓事業においては、二極化する市場とブランド価値の向上に対応すべく分野ごとに高品質・高付加価値製品の開発に注力いたしました。
チョコレート分野においては、カカオ豆の焙煎工程を大きく見直し、カカオの風味を向上させるとともに、消費者の健康志向に合わせた製品「ルック・カレ(カカオ70、ドライフルーツ)」の開発を行い、キャンディ分野においては、「ミルキー」に北海道産生クリームを配合するなど優良な原材料を研究し、品質の改善に取り組んでまいりました。また、ビスケット分野においては、「16枚カントリーマアム(大人のバニラ、ココア)」に国産小麦を100%使用するとともに、食感の向上と品質の経時変化の低減をはかるべく、継続して山崎製パン中央研究所と共同でその対策に取り組みました。「ホームパイ」は仕込水を富士山の天然水に変更のうえ、さらにパンの発酵技術の菓子への応用を研究し、口溶けと食感の向上に役立てました。
以上の結果、製菓事業の研究開発費は、1億80百万円となりました。
事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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