シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ANSA

有価証券報告書抜粋 東洋水産株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、一部に改善の遅れも見られるものの、緩やかな回復基調が続いておりますが、アジア新興国を中心とした経済成長の減速や英国のEU離脱問題等により海外経済の不確実性が高まり、依然として景気の先行きは不透明な状態が続いております。
当食品業界においては、少子高齢化や単身世帯の増加傾向の影響を受け、コンビニエンスストアを含めて弁当・惣菜の需要が拡大するなど、消費者の食行動や購買行動に変化がみられています。また、消費者の食の安全面に対する意識はより一段と高まり、当業界は今まで以上に品質管理の強化への対応、環境問題への対応等企業の社会的責任がますます求められております。
このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取組むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高は382,678百万円(前年同期比0.2%減)、営業利益は29,486百万円(前年同期比4.1%増)、経常利益は31,147百万円(前年同期比5.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は20,837百万円(前年同期比13.5%増)となりました。
なお、当連結会計年度の為替換算レートは112.19円/米ドル(前連結会計年度は、112.62円/米ドル)であります。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 水産食品事業
水産食品事業は、漁獲量減少の影響やコンビニエンスストア向けをはじめとする国内市場の競争の激化により、売上高は31,413百万円(前年同期比5.0%減)となりました。セグメント利益は、魚卵やえび等一部魚種の原料価格の改善が進み、190百万円(前年同期はセグメント損失171百万円)となりました。
② 海外即席麺事業
海外即席麺事業は、米国では量販店での特売や新商品投入等の需要喚起を行いましたが、厳しい販売環境が継続しており減収となりました。メキシコでは現地通貨安が続いておりますが、量販店等での販促活動を積極的に行い増収となりました。その結果、売上高は73,035百万円(前年同期比5.6%減)となりました。セグメント利益は、原材料費の減少はありましたが、販売促進費、人件費の増加等により、11,810百万円(前年同期比2.7%減)となりました。
③ 国内即席麺事業
国内即席麺事業は、カップ麺では基幹商品である「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」を中心とした和風麺シリーズや「マルちゃん正麺 カップ」が好調に推移したほか、主力商品の「麺づくり」や、オープンプライス商品の「ごつ盛り」が引き続き堅調に推移しました。袋麺は、市場全体が厳しい環境の中、「マルちゃん正麺」シリーズで発売5周年を記念したキャンペーンの実施や新フレーバーを投入するなど需要喚起に努めましたが、減収となりました。その結果、売上高は126,069百万円(前年同期比1.8%増)となりました。セグメント利益は、8月に竣工した関西工場の稼働に伴う減価償却費や販売促進費の増加はありましたが、売上増に加え、原材料費、物流コスト等が減少したことにより、10,048百万円(前年同期比0.4%増)となりました。
④ 低温食品事業
低温食品事業は、生麺類では主力商品の「マルちゃん焼そば3人前」シリーズが好調に推移したほか、レンジ調理商品の「レンジで麺上手」シリーズや新商品の2食タイプ焼そば「極み太麺」シリーズが好調に推移しました。チルド・冷凍食品類では、主力商品のしゅうまいやワンタンは増収となりましたが、冷凍食品は販売競争が激化し減収となりました。その結果、売上高は67,525百万円(前年同期比0.7%減)となりました。セグメント利益は、主力商品の伸長による利益の増加、原材料価格の低下に加え、不採算商品の見直しなど収益強化への取組みにより、4,943百万円(前年同期比28.3%増)となりました。
⑤ 加工食品事業
加工食品事業は、主力の米飯とフリーズドライ製品が好調に推移しました。米飯は、品質に対する認知度上昇のほか、備蓄需要の増加やライフスタイルの変化により喫食機会が増加している中、積極的な販促活動を実施したことにより増収となりました。フリーズドライ製品は、主力の5食入り袋スープが量販店で好調に推移したことに加え、新製品を中心にコンビニエンスストアへの導入も進みました。その結果、売上高は21,498百万円(前年同期比8.7%増)、セグメント利益は、原料米価格が上昇したことにより、728百万円(前年同期比17.5%減)となりました。
⑥ 冷蔵事業
冷蔵事業は、2016年3月の福岡アイランドシティ物流センターの稼働効果や積極的な営業活動により新規顧客等の保管・配送取扱いが増加し、売上高は16,874百万円(前年同期比4.1%増)となりました。セグメント利益は、福岡アイランドシティ物流センター関連費用の増加はありましたが、売上増に加え、省エネ活動への取組みによる動力費削減等が寄与し、1,687百万円(前年同期比2.0%増)となりました。
⑦ その他
その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は46,261百万円(前年同期比2.9%増)、セグメント利益は1,058百万円(前年同期比184.8%増)となりました。

なお、上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、資金という。)の残高は、前連結会計年度末と比べ4,281百万円減少し、23,228百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
〔営業活動によるキャッシュ・フロー〕
営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べ382百万円増加し、33,644百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が増加したことによるものであります。
〔投資活動によるキャッシュ・フロー〕
投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ1,851百万円減少し、30,843百万円となりました。これは主に、定期預金の預入による支出は増加しましたが、定期預金の払戻による収入が増加したことによるものであります。
〔財務活動によるキャッシュ・フロー〕
財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ857百万円増加し、6,770百万円となりました。これは主に、配当金の支払額が増加したことによるものであります。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00461] S100ANSA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。