Ｂ－Ｒ　サーティワン　アイスクリーム株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2016年12月期)

(1) 重要な会計方針及び見積り

当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成には経営者による資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、これらの見積りは当期末現在において判断したもので、実際の結果は、見積り特有の不確実性が存在するためこれら見積りと異なる場合があります。

(2) 財政状態及びキャッシュ・フローの状況

① 資産、負債及び純資産の状況

当期末における総資産は前期末に比べ3億81百万円増加の183億64百万円となりました。これは、主に売上の増加及びアイスクリームギフト券の市中残高増加による現金及び預金の増加(3億74百万円)によるものです。
負債は前事業年度末に比べ5億55百万円増加の87億76百万円となりました。これは、主にアイスクリームギフト券の販売増による前受金の増加(3億84百万円)及び未払金の増加(3億28百万円)によるものです。
純資産は前事業年度末に比べ1億74百万円減少の95億88百万円となりました。これは主に当期純利益が1億75百万円ありましたが、剰余金の配当が3億85百万円あったため繰越利益剰余金が減少したことによるものです。
この結果、1株当たり純資産は995円02銭(前期末比18円14銭減)となりました。

② 当期のキャッシュ・フローの状況

当期末における現金及び現金同等物は、前期末に比べて3億74百万円増加し、18億45百万円となりました。
営業活動から得られた資金は25億42百万円(前期は4億80百万円の獲得)となりました。これは税引前当期純利益が4億19百万円、減価償却費が12億58百万円、前受金の増加が3億84百万円、未払金の増加が2億79百万円ありましたが、売上債権の増加が1億84百万円あったことが主な要因であります。
投資活動に使用した資金は12億62百万円(前期は25億21百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が8億22百万円、長期前払費用の取得による支出が2億31百万円、敷金及び保証金の差入による支出が2億29百万円あったことによるものです。
財務活動に使用した資金は9億4百万円(前期は15億29百万円の獲得)となりました。これは主に長短借入れによる収入が23億円ありましたが、長短借入金の返済による支出が28億19百万円、配当金の支払が3億85百万円あったことによるものです。

(3) 経営成績

当期の売上高は197億6百万円(前期比6.2%増)となりました。売上高の詳細につきましては「1業績等の概要(1)業績」に記載しております。
売上原価は、売上の増加に伴うものとプロダクトミックスの違いによる原材料費の増加等により、100億68百万円(前期比6.6%増)となりました。
販売費及び一般管理費は、91億51百万円(前期比0.1%増)となりました。これは主に、マーケティング・プランの違いによる広告宣伝費が減少(1億5百万円)しましたが、人員増及び定期昇給に伴い人件費が増加(1億34百万円)したことによるものであります。
その結果、営業利益は4億86百万円(前期は営業損失25百万円)、経常利益は5億57百万円(前期は経常利益3百万円)、当期純利益は1億75百万円(前期は当期純損失1億26百万円)となりました。