有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ALOT
焼津水産化学工業株式会社 研究開発活動 (2017年3月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループの研究開発活動は、新規調味料製品開発、新規機能性製品開発及び基幹製品の用途開発等の当社オリジナル製品開発を精力的に行うのと同時に、ユーザーである食品・健康食品会社からの開発依頼に基づく製品開発を行っております。当連結会計年度は、よりユーザーに近い東京開発グループを設置し、依頼対応のさらなる迅速化に努めております。更に新たな事業領域へ展開を図るべく、化粧品、アグリといった領域に向けた素材提供についても積極的に推進しております。
研究開発活動は、調味料事業部門及び機能性食品事業部門で行っており、当連結会計年度において、これらの活動に要した研究開発費は1億32百万円であります。
(1) 調味料
調味料事業部門では、当社独自の抽出技術、乾燥技術、反応技術を用い、風味や調理機能に特長のある商品開発を行っております。
当連結会計年度中には、連続式真空乾燥機(CVD)の乾燥技術応用により、製菓メーカーや外食産業向けに“カリッ”とした食感のチップ状の糖加工食品「CVDチップシリーズ」を上市しました。また、主力の液体調味料では、しっかりとした呈味を持ちながら淡色に仕立てた「淡色調味液シリーズ」も上市しました。
更にお客様個々に対応した製品開発では、これまで培ってきた当社特有の技術を活用し、液体調味料製品、真空乾燥製品を様々なお客様に提供してまいりました。
当報告セグメントの当連結会計年度における研究開発費は、上記を含めて95百万円であります。
(2) 機能食品
機能性食品事業部門では、海洋資源を中心とした新規の素材開発を進めており、大学等の研究機関と共同研究することにより、次期製品の早期の開発を推し進めております。
紅茶の機能性成分である「テアフラビン素材」については、あめ、マスク、マウスウオッシュや入浴剤に採用されておりますが、2018年3月期(第59期)には静岡県産茶葉を用いた「静岡テアフラビン素材」の上市を予定しております。
また、機能性表示制度への取り組みは引き続き積極的に進めており、主要素材の「N-アセチルグルコサミン」「アンセリン」「テアフラビン」について新たなデータ取得を進めるなど機能性表示への対応を進めております。
当報告セグメントの当連結会計年度における研究開発費は、上記を含めて37百万円であります。
(3) 工業所有権の状況
当連結会計年度における工業所有権の状況は、次のとおりであります。
工業所有権の内容 | 出願件数(件) | うち登録件数(件) |
特許権 | 334(68) | 59(11) |
実用新案権 | 6(-) | 0(-) |
商標権 | 69(9) | 51(9) |
(注)( )内は、海外出願又は登録を内数で示しております。
事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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