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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009YN8

有価証券報告書抜粋 グリーンランドリゾート株式会社 業績等の概要 (2016年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度の当社グループにおきましては、第1四半期は好調に推移いたしましたものの、4月に発生した熊本地震の影響により、直後のゴールデンウィーク期間を中心として、九州の遊園地、ゴルフ場、ホテルの利用者数が大きく減少し、北海道の遊園地も8月の度重なる台風の影響により利用者数が減少いたしました。その後、集客に向けた積極的な取り組みにより、次第に客足は戻り、加えて、様々な経費の見直しによる利益の拡大に努めましたが、当社グループの業績は、大型連休のシルバーウィークを背景として好調でありました前期実績を下回る結果となりました。
当連結会計年度の業績につきましては、売上高7,061,241千円(前期比880,710千円減)、営業利益257,405千円(前期比241,150千円減)、経常利益230,598千円(前期比239,422千円減)、親会社株主に帰属する当期純利益は142,395千円(前期比138,202千円減)となりました。

当連結会計年度
(千円)
前連結会計年度
(千円)
増減額
(千円)
増減率
(%)
売上高7,061,2417,941,951△880,710△11.1
営業利益257,405498,555△241,150△48.4
経常利益230,598470,021△239,422△50.9
親会社株主に帰属する当期純利益142,395280,597△138,202△49.3

次に、事業の種類別セグメントの概況をご報告申し上げます。

(遊園地事業)
開園50周年を迎えた九州の『グリーンランド』におきましては、季節毎のイベント開催に加え、50周年を飾る様々な取り組みを行いました。
更に、新規アトラクション導入やイルミネーション等施設の拡充ならびにお客様サービスの改善に取り組み、これまで春催事期間のみ特別料金となっておりました入園料金体系を見直し、通年で同一の入園料金へと改定いたしました。

春催事・ONE PIECE メモリアルログ新世界激闘編!! in熊本グリーンランド
・仮面ライダーゴースト 魂バトルステージ
・開園50周年記念「HANABIフェスティバル」
夏催事・出現!妖怪ウォッチランド~キミも妖怪と友だちになろう!~
・仮面ライダーゴースト スペシャルショー
・仮面ライダーゴースト 出演俳優トークショー
・さのよいファイヤーカーニバル2016~がんばろう熊本
・サマーナイト打上花火ショー2016
秋催事・チャレンジ☆グリーンランド~2016秋~
・タマホームスペシャル2016 第13回「花火物語」
・NORI NORI ハロウィン
・開園50周年記念コンサート
「50thAnniversary SPECIAL MUSIC FES.」
冬催事・2016-2017ウィンターイルミネーション「光のファンタジー」
・グリーンランドカウントダウンパーティー2017~50th Anniversary~

「ONE PIECE メモリアルログ 新世界激闘編!!in熊本グリーンランド」におきましては、日本初展示となる立体造形を始め、園内飲食店舗でのコラボメニューの販売やデジタルラリー等実施により、遊園地全体を使い、「ONE PIECE」の世界観を演出いたしました。
また、「仮面ライダーゴースト 魂バトルステージ」では、日本最大級の屋外ステージ「グリーンスタジアム」において、約250インチの巨大LEDスクリーン映像による演出を加え、大迫力のアクションショーを開催いたしました。更に、絶好のポジションでショーを観覧できる座席エリアを新設し、特別観覧席付前売券を販売する等、付加価値を高め、収益拡大に努めました。
その他、休日を中心として、テレビ等で活躍する芸能人のライブショーや人気キャラクターショーを実施し、七夕、ハロウィン、クリスマス等、季節毎のテーマに沿った、多彩なイベントや演出にも取り組みました。
イルミネーションイベント「光のファンタジー」においては、日本最長の映像と光のインタラクティブロード「マジカルトリックフロア」をはじめ、園内各所に様々な光の演出を誕生させました。また、これまでゴールデンウィーク、8月ならびに12月下旬を中心としておりました夜間営業開催期間を拡大し、11月より長期展開することで、冬季の集客力強化を図りました。
更に、開園50周年記念イベントとして、春の花火大会を特別開催し、7月には、開園50周年にちなみ1歳から50歳までのゲストをお招きして、テープカット等の記念式典を開催したほか、恒例となったファイヤーカーニバルの打上発数を増やし、秋には人気アーティストらによるスペシャルコンサートを開催いたしました。加えて、親子3世代でお得に遊べる「じぃじ・ばぁばとお孫さん仲良しプラン」ならびに1年間利用可能な入園券とアトラクションフリーパスがセットになった「年間フリーパス」の特別販売を行い、更なる集客の拡大に努めました。
施設面では、新規アトラクション「プテラノドン」、「エキサイトグランプリ」、「ドキドキおばけ屋敷どろろん病院」、「ボールシュート」を導入し、小さいお子様からおじいちゃんおばあちゃんまでの3世代ファミリーで楽しめる施設づくりに注力いたしました。また、「ミルキーウェイ・織姫」にBGMシステム搭載の新型車両を導入し、これまでにない新感覚のジェットコースターへとリニューアルいたしました。
プール施設「ウォーターパーク」においては、ファミリーに人気のバルーンアトラクションの入替えを行い、ロッカー及び更衣室のリニューアルを実施して、顧客満足度の向上を図り、多くのお客様で賑わいました。
アトラクション以外におきましても、花火打ち上げを見ながらくつろげるウッドデッキ「グリーンテラス」の新設等にも取り組んでまいりました。
その他、落し物情報の共有システムや海外のお客様に向けた自動翻訳機能を利用してサービス向上を図りました。
なお、熊本地震の発生を受け、当社ならではの復興支援策として、「がんばろう熊本!グリーンランドご招待デー」と題し、被災地域より、約600名の方々を九州の『グリーンランド』に招待いたしました。
このような、様々なイベントの開催や施設の拡充に加え、新電力導入によるコストの削減にも取り組みましたが、熊本地震の影響によるゴールデンウィークの個人客の出控えや学校団体客の大幅な減少もあり、利用者数は、前期比140,814人減少の714,262人となりました。
『北海道グリーンランド遊園地』におきましては、春に「スーパーモンキー&スーパードッグ 大サーカス」や、リニューアルした北海道最大規模の屋外ステージでのキャラクターショーを開催し、夏には子供たちに大人気の「妖怪ウォッチランド」を展開するほか、休日毎に多彩なキャラクターショーを開催することで、ファミリー層を中心に集客を図りました。
また、岩見沢市の夏を代表するビッグイベントへと成長したコンサートイベント「JOIN ALIVE(ジョインアライブ)2016」は、2日間の日程で過去最高の動員数となり、秋には若者層を中心に人気の脱出ゲーム「夜の魔王城からの脱出」を初開催し、好評を博しました。
その他、人気のジェットコースター「GO-ON」のリニューアルを行い、施設の魅力拡大を図りました。
以上のように、集客に向けた様々な取り組みを行いましたが、ゴールデンウィークの悪天候や8月の度重なる台風の影響により、利用者数は減少いたしました。
『北海道グリーンランドホワイトパーク(スキー場)』におきましては、特に集客の山場となる1月が天候に恵まれ、団体客を中心に利用者数を伸ばしました。
この結果、北海道の遊園地ならびにスキー場を合わせた利用者数は、前期比25,001人減少の229,975人となりました。
以上の結果、利用者数は前期比165,815人減少の944,237人となり、売上高は前期比670,066千円減少の3,557,942千円、セグメント利益につきましては前期比157,307千円減少の365,243千円となりました。


(ゴルフ事業)
3ゴルフ場におきましては、樹木の剪定・伐採をはじめ、グリーンやバンカー等のコース整備の徹底は勿論のこと、クラブハウス内外やトイレ等各種施設の拡充による利便性向上に努め、顧客獲得を図りました。更に、3ゴルフ場のPRの一環として開催しております、プロゴルファーを目指した元研修生スタッフによるチャンピオン大会につきましても、今回は、韓国ならびに北海道の提携先ゴルフ場を会場として開催することで、更なる話題性喚起を図りました。
また、韓国を中心とした海外ゴルファーにつきましては、万全の受入体制(3ゴルフ場72ホールのスケールメリット、宿泊拠点となるホテル、送迎体制の完備、外国人スタッフによる対応等)に加え、海外ゴルフ場との相互施設利用提携の強みを活かして集客に努めましたが、熊本地震発生直後の出控えによる落ち込みが影響し、韓国での会員権販売も低調に推移したため、前期実績を下回る結果となりました。
開場から50周年を迎えました『グリーンランドリゾートゴルフコース』におきましては、従来のナビゲーションシステムを刷新し、合わせて、プレー料金の改定を行いました。これまでは、ホワイトコース9ホール及びグリーンコース9ホールでのみナビゲーションシステムの利用が可能でありましたが、この刷新により、オレンジコースを含む全36ホールで利用いただけるようになりました。更に、プレーヤーが各ホールでのスコアをタッチパネルで入力し、同じコンペ参加者の順位表をリアルタイムに表示する機能を加えたことで、多くのプレーヤーからは、これまでにない楽しみ方が出来ると大変好評となりました。
また、秋には、開場50周年記念ゴルフコンペならびに記念式典を盛大に開催し、幅広い集客と合わせて、新ナビゲーションシステムの魅力発信に努めました。
施設面では、エアーガンのリニューアルやカート道路の整備等、お客様目線での各種改善に積極的に取り組むことで、顧客満足度向上に努めました。
『大牟田ゴルフ場』、『広川ゴルフ場』におきましては、グリーンの拡張・改良工事や樹木の剪定・伐採によるコースの改造とともに景観向上にも努め、各コースの更なる魅力アップを図りました。また、レストラン周辺にオーニング(テント)を新設したほか、最新の衣類乾燥器を導入する等、雨天時におけるプレーヤーの満足度向上にも努め、リピーターの拡大を図りました。
以上の取り組みを行いましたが、熊本地震や天候不順による利用者数の減少の影響が大きく、3ゴルフ場を合わせた利用者数は前期比8,107人減少の133,554人となり、売上高は前期比85,875千円減少の995,944千円、セグメント利益につきましては、前期比40,438千円減少の26,743千円となりました。


(ホテル事業)
『ホテルブランカ』及び『ホテルヴェルデ』におきましては、遊園地とゴルフ場に隣接するオフィシャルホテルとしてのメリットを活かした商品造成に努める一方、地元に愛されるホテルとして、レストランや宴会での利用客の獲得にも注力いたしました。
『ホテルブランカ』におきましては、客室(和室)、宴会場、トイレ等の改装を行い、お客様の利用満足度向上を図りました。また、ホームページを大幅にリニューアルし、館内施設案内や各種料金プランをお客様に分かりやすく、スピーディに提供することに努めました。
『ホテルヴェルデ』におきましては、熊本県の人気ゆるキャラ「くまモン」とコラボレーションした「ゆるっくまルーム」のリニューアルのほか、3世代ファミリーをターゲットとした「孫タビ」プランの商品造成等、新たな顧客層の獲得に注力いたしました。
施設面におきましては、大宴会場「有明の間」の大規模改装を行うことで、婚礼をはじめとする大型宴会の獲得に努め、また、中宴会場「虹の間」につきましても、ウッドデッキを新設する等のリニューアルを行いました。
その他、チャペルガーデンの景観整備を行ったほか、コロッセオ広場を中心としてイルミネーション演出を拡大・強化し、遊園地の大観覧車のライトアップとともに、お客様に大変喜ばれました。
また、日本料理「小岱」の副料理長が、第36回日本料理全国大会において、「国土交通大臣賞」を受賞したことで、同じく全国規模のコンクールでの受賞歴を持つ同店の料理長とともに、付加価値の高い日本料理店としてPRを行い、顧客拡大に努めました。
その他、地震による風評の影響もあり、一時的に予約のキャンセルが見られましたものの、インバウンド客も次第に戻り、加えて、「九州ふっこう割」を利用されるお客様のニーズを的確に捉え、集客促進を図ることで、宿泊客数は堅調に推移いたしましたが、婚礼をはじめとする宴会部門ならびに料飲部門の落ち込みをカバーするには至りませんでした。
この結果、『ホテルブランカ』及び『ホテルヴェルデ』を合わせた宿泊者数は前期比3,617人増加の74,348人となりました。
『ホテルサンプラザ』におきましては、客室(和室)の改装を行うほか、ウィークエンドバイキング等、評判の良い各種プラン展開により、顧客の獲得に努めました。
『北村温泉ホテル』におきましては、客室の改装や空気清浄機の導入による施設の魅力向上に努めました。また、お得な回数券セット販売をはじめ、多様な居酒屋メニュー展開やビンゴ大会等各種イベントの開催により、リピーター増加及び売上拡大を図りました。
この結果、『ホテルサンプラザ』ならびに『北村温泉ホテル』の宿泊者は前期比1,625人増加の29,731人となりました。
以上の結果、宿泊者数は前期比5,242人増加の104,079人となり、売上高は前期比151,052千円減少の2,121,865千円、セグメント利益は前期比48,294千円減少の56,512千円となりました。

(不動産事業)
不動産事業におきましては、社有地ならびに賃貸建物の整備に取り組み、賃貸料収入を中心に堅調に推移いたしました。売上高は前期比1,396千円減少の149,161千円となり、セグメント利益につきましては、前期比768千円増加の93,469千円となりました。

(土木・建設資材事業)
土木・建設資材事業におきましては、コールサンド及びポゾテックなどの建設資材販売が好調に推移し、売上高は前期比27,680千円増加の236,326千円、セグメント利益は前期比6,777千円増加の26,804千円となりました。

(注)セグメント利益は連結財務諸表の営業利益と調整を行っており、上記すべてのセグメント利益合計568,773千円より、各報告セグメントに配賦していない一般管理費を含む311,368千円を差し引いた257,405千円が当連結会計年度の営業利益となります。

(2)キャッシュ・フロー
連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は投資活動によるキャッシュ・フローで445,380千円減少したものの、営業活動によるキャッシュ・フローで383,260千円、財務活動によるキャッシュ・フローで67,736千円それぞれ増加したことにより、前連結会計年度末に比べ5,616千円増加し、288,214千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、383,260千円増加(前連結会計年度に比べ518,139千円減少)となりました。これは主に、法人税等の支払額により218,588千円資金が減少したものの、税金等調整前当期純利益により230,749千円、減価償却費により427,906千円、資金がそれぞれ増加したためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、445,380千円減少(前連結会計年度に比べ35,732千円減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出で439,315千円、資金が減少したためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、67,736千円増加(前連結会計年度に比べ550,502千円増加)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出により1,672,717千円資金が減少したものの、長期借入れによる収入により2,198,000千円資金が増加したためであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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