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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009XY9

有価証券報告書抜粋 バリューコマース株式会社 業績等の概要 (2016年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度における我が国の経済につきましては、2016年12月8日に内閣府から公表された2016年7-9月期GDP速報値が実質で年率2.2%から1.3%に下方修正されたものの、企業収益は依然高い水準にあり、雇用情勢が改善する中、個人消費は力強さに欠け、消費マインドの低迷が続いております。景気の先行きは、一部で改善の遅れが見られますが、緩やかに回復していくことが期待されます。
当社グループが属するインターネット広告市場は、スマートフォンを利用したアプリやソーシャルメディアなどのビジネスが拡大傾向にある中、インターネットにおける膨大な情報を活用する広告関連技術(アドテクノロジー)、インターネットと実店舗を繋ぎ集客するO2O(オン・ライン・ツー・オフライン)サービス、さらには、顧客一人ひとりに合った情報を適切なタイミングで自動配信し、顧客関係構築を行うマーケティングオートメーションサービスなどが関心を集めております。
このような環境の下、当社グループは、培ってきた広告配信技術に、CRM(顧客関係構築・維持)機能を加え、これまでの「集客」のみから「接客」、「リテンション(顧客との関係維持)」までを総合的にサービス提供する新たな事業領域の開拓に注力いたしました。
これらの事業を積極的に展開した結果、当連結会計年度(2016年1月1日~2016年12月31日)における連結経営成績は次のとおりとなりました。
売上高については、主力のアフィリエイトマーケティングサービスが下期で伸び悩みました。一方、広告事業のアドネットワークサービス並びにCRM事業が成長を牽引した結果、17,505,495千円(前期比5.1%増)となりました。
営業利益は、広告事業のアドネットワークサービスにおいてメディアネットワーク拡大のための施策を積極的に取り組んだ他、CRM事業においてデジミホ株式取得に係るのれん償却額及び当該子会社経費を計上したことにより、922,787千円(前期比39.2%減)となりました。
経常利益は、営業外収益に持分法による投資利益58,064千円及び受取保険金45,778千円、営業外費用に投資事業組合運用損33,242千円を計上したことにより、1,001,608千円(前期比39.5%減)となりました。
税金等調整前当期純利益は、特別損失として、投資有価証券評価損150,183千円及び本社移転費用75,058千円を計上したことにより、631,265千円(前期比60.4%減)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等に286,597千円を計上したことにより、344,667千円(前期比66.6%減)となりました。
なお、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2013年9月13日)等を適用し、当連結会計年度より、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。(以下、「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」においても同じ。)

セグメントの業績は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、今後当社グループが注力する事業領域に合わせるべく、「広告事業」と「CRM事業」に報告セグメントを集約・変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。(以下、「2 生産、受注及び販売の状況」及び「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」においても同じ。)
「広告事業」は、ウェブサイト上で商品やサービスを販売しているEコマース事業者等の広告主の広告を、ウェブサイトやアプリの広告掲載メディアに配信する事業で、主に「アフィリエイトマーケティングサービス」「ストアマッチサービス」「アドネットワークサービス」等を含みます。
「CRM事業」は、オンラインストアと実店舗での消費者の購買・行動データを一元管理・分析し、一人ひとりのニーズとタイミングに合わせた情報を発信することで、消費者が購入しやすい販路への誘導、再訪を促すサービスを提供する事業で、「マーケティングオートメーションサービス」等を含みます。

①広告事業
当連結会計年度におきましては、アフィリエイトマーケティングサービスが下期では伸び悩んだ一方、ストアマッチサービス及びアドネットワークサービスの売上高は、それぞれ前連結会計年度を上回りました。
主力のアフィリエイトマーケティングサービスは、金融分野において日銀のマイナス金利の影響や一部広告主の運用方針変更の影響などを受けました。ストアマッチサービスは、Yahoo!ショッピングに出店するストア向けのサービスが堅調に推移いたしました。アドネットワークサービスは、前連結会計年度に事業譲受いたしました「AdLantis(アドランティス)」と自社開発の「ADPRESSO(アドプレッソ)」の両プラットフォームを統合し配信機能の強化に努めることで、広告配信先であるメディアネットワーク拡大施策を積極的に進めてまいりました。この結果、セグメント売上高は16,867,885千円(前期比1.3%増)、セグメント利益は1,764,374千円(前期比3.8%減)となりました。

②CRM事業
当連結会計年度におきましては、2016年9月、Yahoo!ショッピングに出店するストア向けCRMツール「STORE’s R∞(ストアーズ・アールエイト)」の提供を開始したことにより、セグメント売上高は637,610千円(前期は98千円)、セグメント損失は主に、デジミホ株式取得に係るのれん償却額及び当該子会社経費を計上したことにより、532,922千円(前期は2,144千円の損失)となりました。

(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は3,600,263千円となり、前連結会計年度末と比べて598,538千円減少いたしました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
なお、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2013年9月13日)等を適用し、当連結会計年度より、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は1,003,432千円(前年同期は1,018,362千円の獲得)となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益が631,265千円であり、プラス要因として、減価償却費が283,451千円、のれん償却額が173,332千円、投資有価証券評価損が150,183千円、減損損失が116,611千円、未払金の増加額が364,565千円、売上債権の減少額が319,175千円であったものの、マイナス要因として、法人税等の支払額が653,030千円、仕入債務の減少額が289,708千円であったことによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1,087,985千円(前年同期は1,236,109千円の使用)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出が256,742千円、無形固定資産の取得による支出が516,208千円、差入保証金の差入による支出が242,686千円であったことによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は510,095千円(前年同期は325,415千円の使用)となりました。これは、主に配当金の支払額が264,947千円、自己株式の取得による支出が228,430千円であったことによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05149] S1009XY9)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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