有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ALU9
株式会社アイロムグループ 研究開発活動 (2017年3月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度の研究開発活動は、新規事業の先端医療分野において、センダイウイルスベクターの基盤技術・基本特許ならびにiPS細胞作製技術と特許を活用して、遺伝子創薬、再生医療の研究開発を行っております。
遺伝子創薬領域においては、主要パイプラインである虚血肢治療製剤の企業治験をオーストラリアおよび中国で積極的に推進しています。オーストラリアでは、2016年4月に第I/IIa相試験を開始し、すでに2名の患者様への投与が実施されていますが、現在のところ安全性等の問題は報告されておりません。また、中国では同国の循環器系疾患およびバイオ医薬品のトップメーカーである深圳信立泰薬業股份有限公司(英語名:Shenzhen Salubris Pharmaceuticals Co., Ltd.)が臨床試験を推進しており、第I相試験の開始に向け、現在治験薬の製造が開始されています。
再生医療領域においては、当社グループの所有するiPS細胞作製キット「CytoTune®-iPS」の開発・製造販売・事業化を推進しています。CytoTune®-iPSは、センダイウイルスベクターにiPS細胞作製に関わる4つの山中因子(Oct遺伝子、Sox遺伝子、Klf遺伝子、Myc遺伝子)を搭載したiPS細胞作製キットであり、その安全性と作製効率から世界中の研究者から高い評価を得ています。当社グループは、この技術をもとにして臨床用iPS細胞の作製に供するCytoTune®-iPSの開発・製造を行い、大手製薬企業等への提供を行っておりましたが、2016年11月に臨床用iPS細胞作製キット「CytoTune®-iPS 2.0LG」の販売を開始しました。またiPS細胞作製技術開発に加えて、iPS細胞由来の治療用分化細胞の作製についても有力な研究機関との共同研究を通じて取り組んでいます。iPS細胞から分化誘導に必要な転写因子を搭載したセンダイウイルスベクターを作製し改良を行うことで、センダイウイルスベクターを用いた疾患標的細胞への分化誘導法の確立を目指しています。
当社グループは医薬品製造受託機関としての事業展開をすべく、臨床用ベクター、遺伝子治療製剤、ならびに再生医療製品等の製造を行うGMPベクター製造施設・CPCを茨城県つくば市に建設し、2017年4月より本格稼働を開始しています。
また、有力研究機関等との共同研究や自社の研究開発による医薬候補品のシーズの育成にも注力しており、当連結会計年度においては、防衛医科大学との感音性難聴を対象とした共同研究による内耳・蝸牛組織への遺伝子導入方法の確立や多能性幹細胞から褐色脂肪細胞を製造する技術について特許の取得に至りました。
当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は128百万円であります。
遺伝子創薬領域においては、主要パイプラインである虚血肢治療製剤の企業治験をオーストラリアおよび中国で積極的に推進しています。オーストラリアでは、2016年4月に第I/IIa相試験を開始し、すでに2名の患者様への投与が実施されていますが、現在のところ安全性等の問題は報告されておりません。また、中国では同国の循環器系疾患およびバイオ医薬品のトップメーカーである深圳信立泰薬業股份有限公司(英語名:Shenzhen Salubris Pharmaceuticals Co., Ltd.)が臨床試験を推進しており、第I相試験の開始に向け、現在治験薬の製造が開始されています。
再生医療領域においては、当社グループの所有するiPS細胞作製キット「CytoTune®-iPS」の開発・製造販売・事業化を推進しています。CytoTune®-iPSは、センダイウイルスベクターにiPS細胞作製に関わる4つの山中因子(Oct遺伝子、Sox遺伝子、Klf遺伝子、Myc遺伝子)を搭載したiPS細胞作製キットであり、その安全性と作製効率から世界中の研究者から高い評価を得ています。当社グループは、この技術をもとにして臨床用iPS細胞の作製に供するCytoTune®-iPSの開発・製造を行い、大手製薬企業等への提供を行っておりましたが、2016年11月に臨床用iPS細胞作製キット「CytoTune®-iPS 2.0LG」の販売を開始しました。またiPS細胞作製技術開発に加えて、iPS細胞由来の治療用分化細胞の作製についても有力な研究機関との共同研究を通じて取り組んでいます。iPS細胞から分化誘導に必要な転写因子を搭載したセンダイウイルスベクターを作製し改良を行うことで、センダイウイルスベクターを用いた疾患標的細胞への分化誘導法の確立を目指しています。
当社グループは医薬品製造受託機関としての事業展開をすべく、臨床用ベクター、遺伝子治療製剤、ならびに再生医療製品等の製造を行うGMPベクター製造施設・CPCを茨城県つくば市に建設し、2017年4月より本格稼働を開始しています。
また、有力研究機関等との共同研究や自社の研究開発による医薬候補品のシーズの育成にも注力しており、当連結会計年度においては、防衛医科大学との感音性難聴を対象とした共同研究による内耳・蝸牛組織への遺伝子導入方法の確立や多能性幹細胞から褐色脂肪細胞を製造する技術について特許の取得に至りました。
当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は128百万円であります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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