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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009ZAC

有価証券報告書抜粋 株式会社アプリックス 業績等の概要 (2016年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当社グループは2012年12月期以降、総合エンターテインメント事業から撤退し、テクノロジー事業への転換を図ってまいりました。当該事業構造の転換により、当社では安定的に収益を伸ばせる体質への改革、ひいては株主価値の向上につながると考えております。
なお、 当社グループで推進しております事業の再編成等に伴い、第1四半期連結会計期間より従来の報告セグメントの名称を変更し、「出版映像等事業」を「出版事業」としております。本セグメント名称の変更がセグメント情報に与える影響はありません。また、もう1つの報告セグメントである「テクノロジー事業」の名称には変更ありません。

(a) テクノロジー事業
テクノロジー事業では、家電製品や家庭用品等のIoT化に必要な通信モジュール等のハードウェアだけでなく、スマートフォン用のアプリケーション、ビッグデータに対応するクラウドサービス等を総合的に提供しており、国内外における営業活動、及び展示会への出展やメディアへのパブリシティ等のプロモーション活動等により、メーカーによる採用が進んでおります。
海外においては、欧米を中心として当社IoTソリューションが採用された製品が発売され、米国Our Pet's Companyからペット用品、仏国大手小売店舗Nature & Découvertesからアロマディフューザー及び米国Guardian Technologies LLCから空気清浄機等が当連結会計年度より販売されています。またこれらの製品では、消耗品や消費財の補充を適切なタイミングで通知するとともにネット通販につなげ、当社とレベニューシェアする契約を締結しております。
国内においては、当社IoTソリューションを採用したブラザーエンタープライズ株式会社のIoT LEDライト「MAmoria it(マモリアアイティー)」が、2016年9月に「第82回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2016」に出展されました。同製品は2017年2月から販売される等、当社IoTソリューションの提供が進みました。
2016年10月にネスレ日本株式会社が発売したコーヒーマシン「ネスカフェゴールドブレンド バリスタi」では、「ネスカフェアプリ」及びクラウドシステムを当社が開発いたしました。Bluetoohを搭載した次世代のコーヒーマシンである同製品では、スマートフォンに「ネスカフェアプリ」をインストールし、連動させることで、コーヒーの飲み方・楽しみ方を広げます。
他方、位置情報を取得する手段の1つとして多様な業界や自治体、公共事業等において実用化が進んでいる「MyBeaconシリーズ」においては、2016年9月に開催された「ad:tech tokyo 2016」で、LINE株式会社が提供する「LINE Beacon」のデモ用端末に採用されました。10月には、松竹株式会社における「LINE Beacon」を活用した映画館のプロモーションイベントにも採用されました。
同「MyBeaconシリーズ」では、まずは安価で提供してIoTモジュールの普及を促し、その後IoTソリューションの利用につなげることで収益を上げるビジネスモデルを展開してきました。しかしながら「MyBeacon シリーズ」の単独購入のみを希望するユーザーが増加しており、またIoTモジュールを活用する市場が立ち上がり市場創成の役割を果たしたことから、IoTモジュールの販売による更なる当社グループの収益性向上を図るべく2016年12月に提供価格の見直しを行いました。

(b) 出版事業
当連結会計年度におけるコミックの単行本につきましては、新刊43点を刊行し、増刷を43回実施いたしました。
男性向けでは、学園ラブコメディ「お前ら全員めんどくさい!」、及びロボットコミック作品「ブレイクブレイド」最新刊の出荷が好調でした。新規作品では、「理系女子」と「理系男子」の恋愛をコミカルに描いた「理系が恋に落ちたので証明してみた。」を発売しました。
女性向けでは、20~30代女性読者向けのハートフルなコメディタイトル「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」の最新刊である第2巻を刊行しました。また、同じく女性向けの「SSB ―超青春姉弟s―」、及び「新戸ちゃんとお兄ちゃん」のシリーズ各巻等、男女両読者向けの多彩なラインナップを出荷しました。
絵本・児童書部門につきましては、新刊57点を刊行し、増刷を137回実施いたしました。
翻訳小説「Wonder ワンダー」が全国図書館協議会・毎日新聞社主催の「青少年読書感想文全国コンクール」の2016年の課題図書に選定されました。
また海と水族館をテーマとした写真絵本シリーズ「ゆらゆらチンアナゴ」が全国学校図書館協議会・毎日新聞社主催の「第21回日本絵本賞」を受賞しました。その他、折り込みワイド絵本「はしれ!こうそくどうろ」を出荷しました。
2016年11月には、海外翻訳絵本「ないしょのおともだち」の著者の来日に合わせて原画展と講演会を開く等、PR活動及び広告宣伝活動を強化しました。
なおグループ内のコミック事業との連携を強化するため、2016年10月に千代田区三崎町から新宿区西早稲田へと本社移転を行いました。

これらの結果、当連結会計年度のテクノロジー事業の売上高は492,675千円(前連結会計年度の売上高353,267千円)、出版事業の売上高は1,033,965千円(前連結会計年度の売上高1,179,606千円)となりました。
営業損益につきましては、テクノロジー事業の営業損失は479,522千円(前連結会計年度の営業損失1,397,036千円)、出版事業の営業利益は38,033千円(前連結会計年度の営業損失74,532千円)となりました。
また、当連結会計年度においてセグメント損失の調整額が487,782千円(前連結会計年度のセグメント損失の調整額935,012千円)発生しております。セグメント損失は、連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。

以上の結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高は1,526,640千円(前連結会計年度の売上高1,532,874千円)となりました。
営業損益につきましては、929,271千円の営業損失(前連結会計年度の営業損失2,406,580千円)となりました。
経常損益につきましては、929,939千円の経常損失(前連結会計年度の経常損失2,391,785千円)となりました。
親会社株主に帰属する当期純損益につきましては、985,657千円の親会社株主に帰属する当期純損失(前連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損失2,903,394千円)となりました。

(2)キャッシュ・フロー

当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して323,456千円減少し1,103,982千円となりました。当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。


営業活動の結果減少した資金は1,203,149千円(前連結会計年度は2,416,870千円の減少)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失を990,167千円計上したこと、前受金が135,387千円減少したこと等によるものであります。


投資活動の結果増加した資金は、24,760千円(前連結会計年度は158,998千円の減少)となりました。これは主に、投資事業組合の分配による収入14,100千円、定期預金払戻による収入9,988千円等によるものであります。


財務活動の結果増加した資金は、873,215千円(前連結会計年度は290,884千円の増加)となりました。これは主に、株式及び新株予約権を発行したことによる収入929,850千円等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05369] S1009ZAC)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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