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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AKC7

有価証券報告書抜粋 株式会社DNAチップ研究所 研究開発活動 (2017年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社の研究開発の目標は、診断に有用なコンテンツの開発及びそれらを搭載したチップの開発並びに応用技術の利用に必要な要素技術を開発することであります。このために、関連技術を有する大学・研究機関及び企業等と手を組み共同研究や研究の受託を積極的に推進しております。
当事業年度に実施した研究開発活動は以下のとおりです。
(1)診断メニュー拡充のための取組み
①関節リウマチに関する研究
ⅰ.関節リウマチの多剤効果予測に関する研究
・DNAチップを使用したサービスに関する研究
・qPCRを使用したサービスに関する研究
ⅱ.関節リウマチ活性化マーカー(FAM20A)関する研究
②うつ病診断に関する研究
③認知障害・アルツハイマー病診断に関する研究

(2)公共機関からの委託研究開発
前事業年度に引き続き当事業年度も再生医療関連の研究開発を継続して実施いたしました。
①再生医療の産業化に向けた細胞製造・加工システムの開発
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)から委託を受け「再生医療の産業化に向けた細胞製造・加工システムの開発」に参加し、多能性細胞由来の再生医療製品製造システムの開発(心筋・神経・網膜色素上皮・肝細胞)、ヒト間葉系幹細胞由来の再生医療製品製造システムの開発を前事業年度に引き続き実施し当事業年度に終了いたしました。
②再生医療等の産業化に向けた評価手法等の開発
同じく国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)から委託を受け、「再生医療等の産業化に向けた評価手法等の開発」に受託者として、自己軟骨細胞シート(最終製品)の品質管理項目を設定し、細胞シート作製時の細胞形態、細胞シートの物性や移植後の機能との関連解析を行い、その品質評価系の確立目指し前事業年度に引き続き研究開発活動を実施し当事業年度に終了いたしました。
③生命動態の理解と制御のための基盤技術の創出
また、国立研究開発法人 科学技術研究機構から委託を受け、戦略的創造研究推進事業(チーム型研究CREST)の「生命動態の理解と制御のための基盤技術の創出」に参加し、動的遺伝子ネットワークの多次元構造解析による高精度な細胞分化制御技術の開発を前事業年度に引き続き実施しました。

(3)当事業年度に発表した論文及び記事
予測が困難であったリウマチの薬剤効果を判定する指標を特定
当社は、慶應義塾大学医学部リウマチ内科、埼玉医科大学総合医療センターリウマチ・膠原病内科と共同で、関節リウマチに対する3種類の生物学的抗リウマチ薬(インフリキシマブ、トシリズマブ、アバタセプト)の治療効果を予測するバイオマーカー(分子指標)を明らかにしました。
本研究で実現した効果予測検査は、今後、関節リウマチ病態解明につながる大きな手掛かりになると期待されます。
本研究成果は、国際科学論文誌「Arthritis Research & Therapy」のオンライン版に掲載されました。


(4)当事業年度に取得・申請した特許
①当事業年度に取得した特許
ⅰ.Tヘルパー17細胞分化の抑制剤
国立大学法人千葉大学・公益財団法人かずさDNA研究所・総合病院国保旭中央病院と共同で出願し、 2016年9月に登録されました。
ⅱ.グリオーマ形成阻害作用を有するmicroRNA
国立大学法人愛媛大学と共同で出願し、2017年1月に登録されました。
ⅲ.血中DNAの定量的検出による悪性新生物の病勢の進行を評価する方法
地方独立行政法人 大阪府立病院機構と共同で出願し、2017年3月に登録されました。
②当事業年度に申請した特許
ⅰ.血漿DNAによる抗がん剤効果評価方法
地方独立行政法人 大阪府立病院機構と共同で2016年4月に申請いたしました。
ⅱ.気分障害を判定可能な遺伝子発現マーカー
国立精神・神経医療研究センターと共同で2016年9月に申請いたしました。
ⅲ.関節リウマチに対する生物学的製剤の治療効果を予測する方法、およびそれを用いて最適な薬剤を選択す る方法
当社は学校法人慶應義塾大学及び学校法人埼玉医科大学と共同で、2016年10月に申請いたしました。
ⅳ.ctDNA量の測定による悪性新生物に対する治療の効果を評価する方法
地方独立行政法人 大阪府立病院機構と共同で2016年11月に申請いたしました。

なお、2017年3月期の研究開発費は49,742千円であります。

(5)現在進めている、共同研究開発内容は次のとおりであります。

共同研究提携先研究内容開発する診断チップ/コンテンツ

1
・国立大学法人金沢大学大学院医学系研究科血液を用いた糖尿病と遺伝子の関係を判断する方法に関する研究糖尿病診断チップ/コンテンツ

2
・学校法人慶應義塾大学医学部未病社会の実現のための健康モニタリングシステムの開発次世代健康情報システムの構築

上記の他に 国立大学法人大阪大学大学院とヒト消化器癌に関する共同研究開発、公立大学法人和歌山県立医科大学、学校法人埼玉医科大学及び学校法人慶應義塾大学と関節リウマチに関する共同研究開発、国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センターとストレス性神経疾患に関する共同研究開発、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究所とミツバチ感染症簡易検査キットの作成を目的とした技術開発に関する研究、また、学校法人東海大学と軟骨細胞シートの安全性・有効性を評価するためのゲノム解析と遺伝子発現解析に関する研究を行っております。
詳細な内容は、第2 事業の状況 5 経営上の重要な契約等 (4)共同研究契約の2~7をご参照ください。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05389] S100AKC7)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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