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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AINZ

有価証券報告書抜粋 兼松サステック株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済政策等により企業収益や雇用環境は回復傾向が見られますが、個人消費の節約志向やインバウンド需要の変化等により、力強さを欠く推移となりました。一方で、中国を始めとする新興国経済の減速や英国の欧州連合(EU)離脱問題に加え米国新政権の政策動向への懸念など、先行き不透明な状況が継続しました。
当社グループの主な事業分野であります住宅関連業界につきましては、雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、日銀のマイナス金利政策による住宅ローン金利の低下や政府の住宅取得支援策の追加等により、住宅の建築需要が底堅く推移し、新設住宅着工戸数は前年比増加しました。
このような環境のもとで当社グループは、各事業の効率性向上や営業体制拡充を進めたことも寄与し業績は好調に推移しました。売上高は129億6千7百万円(前期比11.8%増)、営業利益は9億5千6百万円(前期比28.0%増)、経常利益は10億3千4百万円(前期比26.0%増)と増収増益となり、その結果、マッチ製造販売事業の撤退損9千2百万円等の特別損失はありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は6億6千9百万円(前期比36.1%増)となりました。
なお、当社は会社名を昨年10月1日に経営理念に基づく「技術で社会をサポートする」を意とした「兼松サステック株式会社」に変更いたしました。

セグメントの業績につきましては、次のとおりです。
ジオテック(地盤改良)事業
新設住宅着工戸数の増加に加えて、注力している非住宅関連や東北復興住宅関連工事等もあり、地盤調査や地盤改良工事の受注は好調に推移いたしました。なかでも当社独自の高耐久性を有した木製パイルを施工材料とする「環境パイル工法」は引き続き販売を伸ばしており、自社開発の地盤改良関連技術や関連する部材等を販売する取り組みも増加いたしました。また、第2四半期には子会社の施工重機を更新し同社の施工効率が向上したことも業績に寄与しました。売上高は56億8千5百万円(前期比17.2%増)、営業利益は3億4千7百万円(前期比283.2%増)となりました。
木材加工事業
新設住宅着工戸数の増加に加え当社独自技術による保存木材への需要が高まり、保存木材の販売は前期比増加しました。各工場での保存木材の生産も高水準の稼働が続き、生産数量は前期比増加しております。木材保存処理装置の販売では第1四半期に2基を納入し、保存処理薬剤の販売も堅調に推移しました。また、適切な森林管理や林産物のトレーサビリティが問われる中、当社製品に違法伐採品等が混入していないことの第三者証明である森林認証(FSC、SGEC認証)を昨年8月に取得いたしました。売上高は39億8百万円(前期比10.4%増)、営業利益は2億3千8百万円(前期比7.6%増)となりました。
セキュリティ機器事業
昨今の事件や事故の報道をうけ、一層の安心・安全を希求する社会情勢を背景に監視カメラの新規ならびに更新の需要は底堅く、また、アナログ高解像度の新商品販売も寄与し、前期比増収となりました。販売組織面では継続的に人員を補強するほか、昨年6月に京都出張所を開設し、商品サービス面では24時間365日対応のサポートセンターを開設いたしました。また、今後の展開を見据え、セキュリティ機器の死活監視サービス、大容量の画像データを保管管理するクラウドサービスの提供や異なるメーカーの映像機器を組み合わせた構成とするマルチベンダー化のための汎用ビデオ管理ソフトの取扱準備に着手しております。売上高は24億2千万円(前期比13.3%増)となりましたが、人員増や営業拠点拡大のための費用先行および取扱い機器の世代交代に伴う旧商品の評価損計上等もあり、営業利益は3億6千8百万円(前期比10.2%減)に止まりました。
石油製品事業
洗車等の油外商品は夏場の長雨や台風の影響がありましたが、その後の販売努力により業績は回復いたしました。燃料油の販売数量はガソリン消費の減少が続く環境下、微減に止まりましたもののガソリン価格が前期比下落傾向で推移し売上高は減少しました。売上高は6億6千7百万円(前期比7.7%減)、営業利益は3千万円(前期比8.8%減)となりました。
その他事業
マッチの生産は3月上旬に終了し、販売数量は前期比減少しました。雑貨商品の販売も前期比減少しました。その他事業の売上高は2億8千6百万円(前期比18.2%減)、営業損失は2千7百万円(前期は営業損失1千3百万円)となりました。
当社のマッチ製造販売事業は1939(昭和14)年以来の伝統事業でありましたが、淡路工場(兵庫県淡路市)の自動マッチ製造機が老朽化し将来的にお客様への安定供給が困難となる見込みとなりましたため、事業の継続を断念し2017年3月末をもって同事業から撤退いたしました。
なお、マッチの販売ルートを活かした雑貨商品の販売は継続いたします。また、当社が提供しておりました「桃」「燕」「象」等の商標付きマッチは(株)日東社(兵庫県姫路市)が商標を引継ぎ、販売を継続しております。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、31億4千7百万円となり、前連結会計年度末より6億3千5百万円増加いたしました。
キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、8億1百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益の計上等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は、1千5百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は、1億5千万円となりました。これは主に配当金の支払いによるものです。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00621] S100AINZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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