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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009YHK

有価証券報告書抜粋 スターツ出版株式会社 業績等の概要 (2016年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当事業年度におけるわが国経済は、各種政策の効果などもあり雇用・所得環境の改善が継続し、景気は総じて緩やかな回復傾向で推移いたしました。しかしながら、米国新政権発足による今後の経済動向、中国をはじめとする新興国の景気減速や英国のEU離脱問題など、景気を下押しするリスクが存在しており、先行きは依然として不透明な状況にあります。
当社が属する出版業界におきましては、スマートフォンやタブレット端末等の普及により情報伝達手段の多様化が進み、紙メディアの市場は近年においてさらに縮小してきております。このような環境の中で、当社は「感動プロデュース企業へ」という企業ビジョンを具現化する中期戦略に基づき、「東京マーケティングドメイン」、「投稿コンテンツドメイン」、「地域密着ドメイン」の3つの事業ドメインにおいて、経営資源の「選択と集中」を図ってまいりました。
このような営業活動の結果、当事業年度の売上高は40億11百万円(前期比1.9%減)、営業利益は3億46百万円(前期比59.9%増)、経常利益は4億円(前期比48.5%増)、当期純利益は2億26百万円(前期比41.4%増)となりました。

セグメント別の業績は次のとおりであります。

東京マーケティングドメインにおきましては、東京圏で、オリジナルのマーケティング・モデルを創造するという戦略のもと、「厳選店舗マーケティング」と「体験価値マーケティング」を軸に事業を展開してまいりました。
「厳選店舗マーケティング」は、女性向けウエブサイト「オズモール」(会員数:260万人)の成功報酬型の送客サービス「オズのプレミアム予約」シリーズを中心に展開し、独自基準で厳選したビューティサロン、ホテル、レストランなどの利用予約サービスを提供しております。送客手数料売上につきましては、レストラン予約サービスにおける新商品企画や予約可能施設の増加などの施策が奏功し、前期と比較して堅調に推移しております。また、「オズモール」は、本年度7月に大規模なリニューアルを実施しており、ユーザーにより快適に楽しく利用していただけるようサイトデザインを一新するとともに、「オズのプレミアム予約」シリーズと連動した体験につながる「グルメ」「旅」「ビューティ・暮らし」に関するニュース配信を強化しております。「体験価値マーケティング」では、「オズモール」や女性向けライフスタイル誌「オズマガジン」、フリーマガジン「メトロミニッツ」などのメディアを展開しております。雑誌の販売・広告売上につきましては市場の縮小の影響もあり、前期と比較して減少いたしました。費用面におきましては、「オズモール」の拡大の為、システム開発及びSEO対策に重点的に投資を行った一方で、「オズマガジン」等の雑誌の制作体制の見直しにより、雑誌制作のコストを削減しております。
このような営業活動の結果、東京マーケティングドメインの売上高は29億36百万円(前期比0.6%減)、営業利益は3億7百万円(前期比38.0%増)となりました。

投稿コンテンツドメインにおきましては、ターゲット別小説投稿サイトの運営と書籍の発行を継続的に行っております。小説投稿サイトにおきましては、若年層向けのケータイ小説投稿サイト「野いちご」(会員数:82万人)と20代から40代の女性向けの小説サイト「Berry's cafe」(会員数:65万人)を運営しております。
当事業年度の書籍の販売売上は、前期と比較して好調に推移し、ヒット作となった『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』『一瞬の永遠を、きみと』をはじめとする「スターツ出版文庫」シリーズが売上に寄与しております。また、20代から40代の女性向けの「ベリーズ文庫」も、読者から安定的な支持を得て堅調に売上が増加しております。費用面におきましては、書籍の販売売上が増加したことにより、将来の返品に係わるリスクに備えて設定する返品調整引当金が前期と比較して増加しております。
また、当事業年度は新たな取り組みとして、電子コミックの分野にも注力しており、「ベリーズ文庫」作品を原作とした電子コミック誌「comic Berry's」と連載作品の電子コミック(単行本)は読者より好評を得ております。
このような営業活動の結果、投稿コンテンツドメインの売上高は9億6百万円(前期比32.5%増)、営業利益は1億9百万円(前期比7.6%増)となりました。

地域密着ドメインにおきましては、地域に密着して信頼の輪を広げ、地域の活性化に貢献することを事業の目的とし、地域密着型フリーペーパー「アエルデ」の広告掲載営業活動と企業の販促物の制作請負を行う事業を継続的に展開してまいりました。「アエルデ」におきましては、飲食店等の広告を掲載する広告営業活動を継続的に行ってまいりましたが、紙クーポン広告市場の縮小とスマートフォンの普及による他社の予約サイトとの競争の激化により、前期と比較して売上・利益ともに減少しており、本年度4月には発行エリアの集約と誌面のリニューアルを行うとともに、人件費などの費用を圧縮し収益構造の見直しを図っております。
このような営業活動の結果、地域密着ドメインの売上高は1億67百万円(前期比62.8%減)、営業損失は0.4百万円(前期は営業利益12百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金および現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ51百万円増加し、12億89百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払1億34百万円、売上債権の増加1億9百万円等による資金の使用の一方で、税引前当期純利益3億71百万円、減価償却費1億42百万円の計上等により、3億円の資金を獲得(前事業年度は5億17百万円の資金を獲得)いたしました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、「オズモール」のシステム開発等により1億90百万円の資金を使用(前事業年度は1億65百万円の資金を使用)いたしました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払により58百万円の資金を使用(前事業年度は57百万円の資金を使用)いたしました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00736] S1009YHK)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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