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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ALTD

有価証券報告書抜粋 株式会社クレハ 研究開発活動 (2017年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


クレハグループとしての研究開発は、当社が主体となって取り組んでおります。研究開発本部では、地球環境や人々の暮らしに有益なソリューションの提供を目指し、「環境」、「エネルギー」および「ライフ(医療・食料)」等、社会的貢献度の高い分野で且つ当社が強みを持つ技術を活用できる分野を重点研究開発分野と位置づけております。
2016年4月1日付で、①プロセス開発研究室を研究所に格上げしプロセス開発研究所とし、革新的なプロセス開発を加速させ既存製品のさらなる事業拡大を図る体制としました。②樹脂加工研究所を新たに設置し、機能材加工研究室とクレハロン事業部包材技術センターの機能を統合した体制としました。③新材料研究所を廃止し、リチウムイオン二次電池用バインダー(KFバインダー)を中心とした電池材料研究は総合研究所に業務を移管しました。④先進研究所を廃止し、進行中の探索研究については総合研究所、プロセス開発研究所、および樹脂加工研究所に業務を移管しました。
それにより、総合研究所、農薬研究所、プロセス開発研究所、樹脂加工研究所の4研究所および事業部に移管した吸着医薬技術センターの体制のもとで、既存事業の強化および新事業創出に向け、関連する事業部・製造部と更に連携を深めて、研究開発のスピードアップに取り組んでおります。
なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は47億34百万円であります。
その概要は次のとおりであります。

①機能製品事業
エンジニアリング・プラスチックスでは、自動車や電子機器に広く使用されている「フォートロンKPS」(PPS樹脂)および「KFポリマー」(フッ化ビニリデン樹脂)については、新規グレード開発、更なる生産性向上の検討および用途拡大の検討を行っております。
「クレダックス」(PGA(ポリグリコール酸)樹脂)では、製造技術の改良と積極的な用途開発に努めております。易分解性を活かしたシェールオイル・ガス掘削資材用途等の開発を確実に遂行すると共に、本樹脂の多彩な特徴を活かした新規用途の拡大のための技術開発にも取り組んでおります。
電池材料関連では、HEV(ハイブリッド自動車)やEV(電気自動車)に搭載される大型リチウムイオン二次電池用バインダーを中心に、顧客へのソリューション提案を通じて引き続きシェアの維持拡大に繋げるべく高性能グレードの開発を推進しております。
なお、当事業に係わる研究開発費は18億60百万円であります。

②化学製品事業
農薬では、農業・園芸用殺菌剤「メトコナゾール」、および種子消毒用殺菌剤「イプコナゾール」の国内外での市場および適用拡大を推進しております。「メトコナゾール」については、需要に応えるべく更なる生産性向上に取り組んでおります。
医薬品では、慢性腎不全用剤「クレメジン」の収益維持・拡大の為の支援研究を行っております。
なお、当事業に係わる研究開発費は18億14百万円であります。

③樹脂製品事業
「クレハロン」(塩化ビニリデン・フィルム)については、安定生産・品質向上の為の技術開発を進めております。また、グローバル展開を図る為、国内外の顧客の技術支援も積極的に行っております。
なお、当事業に係わる研究開発費は10億59百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00761] S100ALTD)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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