有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AGK6
フクビ化学工業株式会社 研究開発活動 (2017年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループにおいて、研究開発活動は主に当社が行っております。
なお、当社グループの研究開発活動は、以下のとおりであります。
当社グループの研究開発は、既存事業分野で急務となっている研究課題はもとより、中期経営戦略に基づく新規事業分野への進出、更には長期的成長の基盤となる基礎研究にも努めております。当社のコアビジネスである住宅・建材分野では、社会的要請である「安心・安全」「環境配慮・省エネルギー」「高齢化対応」を踏まえ、当社が保有する技術とインフラを最大限活用できる研究開発活動を推進しております。
当連結会計年度の研究開発費用として9億14百万円投入しました。左記の額を事業のセグメントに区分することは困難でありますので、省略しております。
当連結会計年度における主要課題及び研究成果は、次のとおりであります。
①建築資材事業での取り組み
当年度は、住宅分野のトレンドである低炭素社会に向けての「環境・省エネルギー」やストック住宅活用に伴った「リフォーム・リノベーション」関連の商品開発の強化に加え、「非住宅市場」への開発も進めてまいりました。
「リフォーム」関連では、近年、浴室リフォームに係る新商品を充実させてきましたが、当年度は居室リフォーム用部材を新たに開発し市場投入いたしました。傷んだ窓枠や壁の角コーナーなどに対して上から被せることで簡単に補修できる『カバー工法』部材で、賃貸住宅の物件管理業者から入居者入れ替えの際に簡単に施工できると高評価をいただいております。
「環境」関連では、木粉樹脂原料を採用した戸建住宅のエクステリア向け『プラスッド ソライエデッキ』を開発いたしました。当社独自の多色同時成形技術で表面・コア部・裏面に異なった原料を用いることで、剛性・耐候性・耐湿性など優れた性能を付与させ、機能性を高めることができました。また、デッキ・ステップ・フェンス全ての部材を同じ環境素材で統一した自然で木質感あふれるデザインも、好評をいただいております。
「省エネルギー・リノベーション」関連では、自然エネルギーを積極的に活用する『エアサイクルの家』の本社敷地内モデルハウスを、ZEH(ゼロエネルギーハウス)対応の実験棟として全面改装いたしました。“外張り断熱壁体内通気”効果により、損傷がなく良好な状態を保たれていた躯体を再利用した、高性能型へのフルリノベーションです。新しい基準に適合した断熱材などを導入したその効果を継続して測定し、販促ツールへ展開するとともに、更なる開発の材料として活用してまいります。
「非住宅分野」関連では、食品工場・医療品工場・厨房等の施設向け商品であるセミックス製『不燃R巾木』を開発いたしました。同商品は、衛生面の向上や清掃作業のために床と壁との取り合い部をアール形状にする部材であり、当部材の採用により、左官工事で行っていた作業を乾式工法で簡単に施工することが可能となりました。従来、現場では温度環境の影響による部材劣化や職人の個人差による仕上がりの不統一、職人不足による工期遅れ等の問題が生じておりましたが、諸問題を解消できる部材として工場系の設計事務所などから好評をいただいております。
今後も市場トレンド・ニーズを掴みながら、社会情勢にマッチしお客様に喜んでいただける商品開発に取り組んでまいります。
②産業資材事業での取り組み
当事業の取り組みの一つとして、光学コーティング技術の開発を通して「視認性」・「安全性」の向上など経済的付加価値を創出し、社会の発展に貢献することに努めた製品開発を行っております。
最近では、自動車業界での自動運転に向けたセンサー精度向上やメーター・ナビ等の表示モニターを見易くするための反射防止機能に対するニーズが高まってきております。更に、「医療・介護」「エレクトロニクス」業界でも同様なニーズが高まってきており、市場の要求に応えるべく研究開発活動に注力しております。
反射防止機能製品(AR製品)では、「高精細液晶に対応したAGAR製品」や「3D曲面形状向けで伸び耐性を改善したARフィルム」等の新規開発を推進し、「車載用途」「医療用途」「エレクトロニクス用途」において継続して採用をいただいております。
また、増反射製品(HM製品)や高硬度製品を開発し、新しい市場創出に努めております。
今後も、これら新規開発製品の性能向上や市場が求める商品の開発に取り組んでまいります。
経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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