有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AF4Y
三洋化成工業株式会社 研究開発活動 (2017年3月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループ(当社及び連結子会社)は、パフォーマンス・ケミカルス(機能化学品)を通じて社会に貢献することを基本方針として、基盤となる技術の深耕、新製品開発ならびに顧客への対応力の強化等、積極的な研究開発活動を行っております。
当社グループの研究開発は、事業研究第一本部、事業研究第二本部、研究業務本部、研究企画開発部、潤滑油添加剤事業本部研究部、医療産業分社研究部、SAP応用分社研究部、高分子応用分社研究部、及び連結子会社のSDPグローバル㈱の研究部、サンノプコ㈱の研究本部、サンアプロ㈱の研究所で推進しており、研究開発人員数はグループ全体で426名であり、これは当社グループ全人員の約四分の一に当たります。
当連結会計年度における研究開発の成果の1つとして、「動脈用止血材を目的とした反応性ウレタンプレポリマーの設計と開発」で2016年度高分子学会賞を受賞しました。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は54億4千3百万円であり、各セグメントの主な研究開発成果は次のとおりであります。
(1) 生活・健康産業関連分野
本分野では、生活に密着した日用品向けの多様なニーズにきめ細かく対応するシャンプー基材や洗剤用の界面活性剤応用製品、紙オムツ用高吸水性樹脂、臨床検査試薬キットならびに医療用機材などの製品を開発しております。主な成果としては、紙オムツの薄型化に貢献する高吸水性樹脂「サンウエットSG」の改良品を継続的に開発したこと、当社独自の磁性粒子を使用して10分で測定が可能な体外診断用医薬品『アキュラシード』シリーズの卵巣がん検査薬(CA125)を上市したことなどがあげられます。当連結会計年度における当分野に係る研究開発費は12億4千2百万円であります。
(2) 石油・輸送機産業関連分野
本分野では、自動車シートクッション用ポリウレタンフォーム原料、潤滑油・燃料油の添加剤など自動車関連の化学品ならびに切削油といった金属加工用薬剤などの製品を開発しております。主な成果としては、自動車内装表皮材用ポリウレタンビーズで従来品に比べ軽量化が可能な新製品の採用車種が拡大したこと、軽油用潤滑性向上剤「サンフリックFMシリーズ」に酸化防止剤をパッケージ化した商品を開発したこと、次期エンジン用潤滑油の国際規格「ILSAC GF-6」に適合した粘度指数向上剤を上市するとともにトランスミッション用潤滑油の新規粘度指数向上剤を開発したことなどがあげられます。当連結会計年度における当分野に係る研究開発費は10億4千4百万円であります。
(3) プラスチック・繊維産業関連分野
本分野では、電子部品搬送トレーなどに使用される永久帯電防止剤、樹脂用の顔料分散剤、モデル用合成木材といったプラスチック関連製品ならびに化学繊維やガラス・炭素繊維などの各種繊維用の薬剤などを開発しております。主な成果としては、自動車塗料用原料の作業性向上や環境対応ニーズの高まりに対応した低融点タイプのポリオレフィン系樹脂改質剤「ユーメックス」シリーズのラインアップを拡充したことなどがあげられます。当連結会計年度における当分野に係る研究開発費は12億2千8百万円であります。
(4) 情報・電気電子産業関連分野
本分野では、複写機やプリンター用のトナーバインダー、電子部品製造用の工程薬剤、コンデンサ用電解液など情報・電気電子産業に使用される製品を開発しております。主な成果としては、ハードディスク洗浄用途に無機系パーティクル除去に優れる洗浄剤ケミクリーンAS-014を開発したこと、半導体レジスト用としてi線に対して高感度なスルホニウム塩系光酸発生剤「CPI-500PG」を上市したこと、電池材料の研究設備を既存の京都本社研究所、桂研究所に加え、新たに衣浦工場に設置し、稼働したことなどがあげられます。当連結会計年度における当分野に係る研究開発費は14億6千8百万円であります。
(5) 環境・住設産業関連分野他
本分野では、環境浄化用の水処理薬剤、住宅用断熱材に用いられるポリウレタンフォーム原料、建築シーラント原料などの製品を開発しております。主な成果としては、前年度上市した、断熱ボードなどの難燃性を向上させる硬質ウレタンフォーム用原料について、冬場のハンドリング性に改良を加えた「ノンフレポールPE-2009」を上市したことなどがあげられます。当連結会計年度における当分野に係る研究開発費は4億5千9百万円であります。
当社グループの研究開発は、事業研究第一本部、事業研究第二本部、研究業務本部、研究企画開発部、潤滑油添加剤事業本部研究部、医療産業分社研究部、SAP応用分社研究部、高分子応用分社研究部、及び連結子会社のSDPグローバル㈱の研究部、サンノプコ㈱の研究本部、サンアプロ㈱の研究所で推進しており、研究開発人員数はグループ全体で426名であり、これは当社グループ全人員の約四分の一に当たります。
当連結会計年度における研究開発の成果の1つとして、「動脈用止血材を目的とした反応性ウレタンプレポリマーの設計と開発」で2016年度高分子学会賞を受賞しました。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は54億4千3百万円であり、各セグメントの主な研究開発成果は次のとおりであります。
(1) 生活・健康産業関連分野
本分野では、生活に密着した日用品向けの多様なニーズにきめ細かく対応するシャンプー基材や洗剤用の界面活性剤応用製品、紙オムツ用高吸水性樹脂、臨床検査試薬キットならびに医療用機材などの製品を開発しております。主な成果としては、紙オムツの薄型化に貢献する高吸水性樹脂「サンウエットSG」の改良品を継続的に開発したこと、当社独自の磁性粒子を使用して10分で測定が可能な体外診断用医薬品『アキュラシード』シリーズの卵巣がん検査薬(CA125)を上市したことなどがあげられます。当連結会計年度における当分野に係る研究開発費は12億4千2百万円であります。
(2) 石油・輸送機産業関連分野
本分野では、自動車シートクッション用ポリウレタンフォーム原料、潤滑油・燃料油の添加剤など自動車関連の化学品ならびに切削油といった金属加工用薬剤などの製品を開発しております。主な成果としては、自動車内装表皮材用ポリウレタンビーズで従来品に比べ軽量化が可能な新製品の採用車種が拡大したこと、軽油用潤滑性向上剤「サンフリックFMシリーズ」に酸化防止剤をパッケージ化した商品を開発したこと、次期エンジン用潤滑油の国際規格「ILSAC GF-6」に適合した粘度指数向上剤を上市するとともにトランスミッション用潤滑油の新規粘度指数向上剤を開発したことなどがあげられます。当連結会計年度における当分野に係る研究開発費は10億4千4百万円であります。
(3) プラスチック・繊維産業関連分野
本分野では、電子部品搬送トレーなどに使用される永久帯電防止剤、樹脂用の顔料分散剤、モデル用合成木材といったプラスチック関連製品ならびに化学繊維やガラス・炭素繊維などの各種繊維用の薬剤などを開発しております。主な成果としては、自動車塗料用原料の作業性向上や環境対応ニーズの高まりに対応した低融点タイプのポリオレフィン系樹脂改質剤「ユーメックス」シリーズのラインアップを拡充したことなどがあげられます。当連結会計年度における当分野に係る研究開発費は12億2千8百万円であります。
(4) 情報・電気電子産業関連分野
本分野では、複写機やプリンター用のトナーバインダー、電子部品製造用の工程薬剤、コンデンサ用電解液など情報・電気電子産業に使用される製品を開発しております。主な成果としては、ハードディスク洗浄用途に無機系パーティクル除去に優れる洗浄剤ケミクリーンAS-014を開発したこと、半導体レジスト用としてi線に対して高感度なスルホニウム塩系光酸発生剤「CPI-500PG」を上市したこと、電池材料の研究設備を既存の京都本社研究所、桂研究所に加え、新たに衣浦工場に設置し、稼働したことなどがあげられます。当連結会計年度における当分野に係る研究開発費は14億6千8百万円であります。
(5) 環境・住設産業関連分野他
本分野では、環境浄化用の水処理薬剤、住宅用断熱材に用いられるポリウレタンフォーム原料、建築シーラント原料などの製品を開発しております。主な成果としては、前年度上市した、断熱ボードなどの難燃性を向上させる硬質ウレタンフォーム用原料について、冬場のハンドリング性に改良を加えた「ノンフレポールPE-2009」を上市したことなどがあげられます。当連結会計年度における当分野に係る研究開発費は4億5千9百万円であります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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