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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009ZZN

有価証券報告書抜粋 ラクオリア創薬株式会社 研究開発活動 (2016年12月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社の研究開発活動における当事業年度の研究開発費は、796百万円(前年同期比38.9%減)となりました。なお、当事業年度における主な研究開発の概況は、以下のとおりであります。

(1) 自社の研究開発及び共同研究
(探索段階)
炎症性疼痛及び神経障害性疼痛を主たる適応症としたナトリウムチャネル遮断薬のプロジェクトでは、見出された化合物の適切な投与方法の検討を継続して実施しました。さらに新規リード化合物探索を実施し、複数の候補化合物を見出しました。

製薬企業等との共同研究については以下のとおり実施しております。
会社名開始月内容
EAファーマ株式会社(※注)2012年10月消化器領域における特定のイオンチャネルを標的とした共同研究
インタープロテイン株式会社2013年2月疼痛領域における特定の蛋白質間相互作用を標的とした共同研究
XuanZhu Pharma Co.,Ltd2015年12月疼痛領域における特定のイオンチャネルを標的とした共同研究
旭化成ファーマ株式会社2016年1月疼痛領域における特定のイオンチャネルを標的とした共同研究
(注)2016年4月1日付で味の素製薬株式会社はエーザイ株式会社の消化器疾患領域事業を統合し、味の素製薬株式会社を承継会社とするEAファーマ株式会社となりました。

(前臨床開発段階)
① グレリン受容体作動薬(RQ-00433412)
がんに伴う食欲不振/悪液質症候群を目標適応症として開発中の本化合物は、特性評価を完了し、次段階である前臨床開発試験に進むにあたって問題となる所見は認められておりません。
② TRPM8遮断薬(RQ-00434739)
神経障害性疼痛(化学療法起因性冷アロディニア)を目標適応症として開発中の本化合物は、特性評価を完了し、次段階である前臨床開発試験に進むにあたって問題となる所見は認められておりません。
③ モチリン受容体作動薬(RQ-00201894)
胃不全麻痺、 機能性胃腸症、術後イレウスを目標適応症として開発中の本化合物は、第Ⅰ相臨床試験実施に必要な前臨床試験(in vivo薬効薬理試験、薬物動態試験、毒性試験(GLP基準)、安全性薬理試験(GLP基準))が終了いたしました。現時点で次の臨床開発段階に進むにあたって問題となる所見は認められておりません。

(臨床開発段階)
① 5-HT4部分作動薬(RQ-00000010)
胃不全麻痺、 機能性胃腸症、慢性便秘を目標適応症として開発中の本化合物は、共同研究先であるVCUによる医師主導治験が2016年8月から開始されました。本試験につきましては、VCUがマイケル・J・フォックス財団パーキンソン病研究機関から研究助成金を受けて、パーキンソン病患者における合併症である胃不全麻痺に対する安全性と有効性の検討を目的とする臨床研究として進められています。
② カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(RQ-00000004、tegoprazan)
胃食道逆流症(RE/NERD)を目標適応症として開発中の本化合物は、米国に引き続き、日本での第Ⅰ相臨床試験を終了しています。開発が進んでいる韓国の臨床試験データも活用して、導出に向けて引き続き協議を進めてまいります。
③ 5-HT2B拮抗薬(RQ-00310941)
下痢型過敏性腸症候群(IBS-D)を目標適応症として開発中の本化合物は、本化合物を初めてヒトに投与する第Ⅰ相臨床試験(健康成人及び患者を対象)を2015年7月に英国で開始し、現在継続実施中であります。

④ 第2世代半合成リポグリコペプチド系抗菌薬(dalbavancin)
現在、日本での導出に向けて協議を進めております。なお本剤は、米国において急性細菌性皮膚および皮膚組織感染症(ABSSSI)治療薬としてDALVANCETMの商標で上市され、欧州においては2015年3月にXYDALBATMの商標で販売承認を得ております。

(2) 導出先の開発状況
① カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(RQ-00000004、tegoprazan)
胃食道逆流症(RE/NERD)を主目標適応症としてCJ社で開発中の本化合物は、韓国において第Ⅲ相臨床試験を実施中であり、中国での開発も準備が進められております。
② セロトニン5-HT2AおよびドパミンD2受容体遮断薬(ziprasidone)
統合失調症治療薬としてMeiji Seikaファルマ社で開発中の本化合物は、日本において第Ⅲ相臨床試験を実施中です。本剤は、米国ファイザー社によって既に83ヶ国で販売されており、米国の治療ガイドラインには第一選択薬として収載されています。
③ EP4拮抗薬(Galliprant®、 RQ-00000007、 AT-001、grapiprant)
ペットの疼痛治療薬として導出先であるアラタナ社にて開発を行った本化合物は、米国における犬を対象とした臨床試験での良好な成績をもってFDAの製造販売承認を得ました。現在、アラタナ社及びエランコ社により2017年第1四半期の発売開始に向けた準備が進められております。また、欧州においては2016年2月にアラタナ社がEMAに承認申請を行っており、現在、承認審査中です。
④ グレリン受容体作動薬(Entyce®、 RQ-00000005、AT-002、capromorelin)
ペットの食欲不振治療薬としてアラタナ社にて開発を行った本化合物は、犬を対象とした臨床試験での良好な成績をもってFDAの製造販売承認を得ました。2017年2月の北米獣医学会にあわせた販売開始に向けて準備が進められております。
またアラタナ社は、本剤について猫を対象とした食欲不振治療薬としても開発を進めており、2016年12月に猫における長期毒性試験を開始しました。
⑤ EP4拮抗薬(RQ-00000007、AAT-007、grapiprant)
株式会社AskAt(以下「AskAt社」)のライセンス先で現在、臨床試験実施のための準備が進められております。
⑥ シクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)阻害薬(RQ-00317076、AAT-076)
AskAt社のライセンス先で現在、臨床試験実施のための準備が進められております。


事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E25269] S1009ZZN)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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