シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AHEH

有価証券報告書抜粋 セメダイン株式会社 研究開発活動 (2017年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの研究開発は、新規技術を探究することによって、次世代の柱となる新製品開発を目指すとともに、お取引様のご要望に迅速に応えるべく改良研究にも注力いたしております。
当社は多岐にわたる市場に販売し、海外で使用されることも多いことから、広範な情報収集や効率的に研究開発を進めるため、社外の産・官・学などの枠組みにも積極的に参画しております。
特に、国内における人口減少、高齢化社会に対する持続可能な社会への移行という喫緊の課題に対しては、技量を必要とする溶接等の各接合に代わる接着接合工法の開発、軽量化等を目的とした異素材接合、接着の簡素化、高速化、解体性、更には放熱・導電といったあらたな機能付与の具現化に向け研究の深化に取り組んでまいりました。
更に、よりグローバルに様々な研究者、技術者とのマッチングを図るため、各学会発表、国際会議でのプレゼンテーション、各専門誌への投稿など多様な媒体を通して、積極的に情報の発信をしてまいりました。
市場区分別の活動は以下のとおりであり、研究開発費の総額は746百万円となりました。なお、当社グループの研究開発活動は各市場に共通する研究開発の割合が高いため、研究開発費は市場区分別には捉えておりません。

(1) 建築土木関連市場

建築市場においては、人口減少、環境維持にともなう着工件数の減少、職人不足、省力化、リノベーション、インフラ再生などに着目し、高耐久・高寿命化、易はく離・解体、建築構造へのチャレンジ、グローバル化に向けた共通工法への取り組みといった4点を主要課題として取り上げ、活動してまいりました。
その一つの成果として、易はく離性を備えた樹脂床タイル用接着剤を上市いたしました。

(2) 工業関連市場

工業市場においては、接合+機能化による高付加価値化を中心に、主に2点をピックアップし、重点施策として取り組んでまいりました。
①電機・電子分野における機能化
インライン適性、難接着材料への適性、工場内リワーク等に適用可能なUV遅硬化技術ならびに粘接着技術について、さらなるブラッシュアップに努めるとともに、電子端末の一層の高速化・小型化に伴う熱管理に適用した放熱性、IoT社会適用のための導電接合など、接着以外の機能の付与に取り組んでまいりました。今後、変化するマーケットに対するタイムリーな対応に努め、拡販に努めてまいります。
②自動車等を中心とした異材接合
自動車をはじめとした軽量化によるエネルギー効率向上に向けた、樹脂×樹脂、樹脂×金属等異材接合に対して、当社独自の技術によるアプローチを開始し、方向付けを行いました。今後は耐久性データの充実により品質信頼性の向上に努めてまいります。

(3) 一般消費者関連市場

一般消費者関連市場においては、数年前より汎用市場向けに取り組んでまいりました液体粘着剤のさらなる進化形として、貼り合わせたどちらの面からも容易にはがすことができる「弾密」の開発に取り組み、市場調査のためのサンプルについては好評をいただきました。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01010] S100AHEH)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。