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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009Z9T

有価証券報告書抜粋 株式会社ネクソン 業績等の概要 (2016年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における世界経済は、先進国を中心に緩やかな回復が続きました。米国では、企業業況の改善に弱さがみられるものの、雇用や所得の改善を背景に個人消費が堅調に推移し緩やかな拡大基調が続きました。欧州も、新興国景気の弱さなどから輸出が伸び悩んだ一方で個人消費が堅調であり、英国やスペインが高い成長率を維持したのをはじめ、欧州全体で緩やかな景気の回復が続きました。アジア経済も緩やかな成長が続きましたが、中国経済は小幅な減速となりました。わが国経済は、企業収益や雇用・所得の改善が進む一方で、個人消費の回復には遅れがみられました。
このような状況の下、当社グループは、PCオンライン事業及びモバイル事業を展開し、ユーザーの皆様に楽しんでいただける高品質なゲームの開発、コンテンツの獲得、新規ゲームタイトルの配信に努めるとともに、既存ゲームタイトルのアップデートを推し進めてまいりました。具体的には、グループ内におけるゲーム開発力の強化、他社との共同開発を含めた事業提携、有力なゲーム開発会社の買収等による高品質な新規ゲームタイトルの配信、モバイル事業における開発力強化、既存ゲームタイトルの魅力的なコンテンツアップデートを実施するための事業基盤の更なる強化などに取り組んでまいりました。
上記の結果、当連結会計年度の売上収益は183,128百万円(前期比3.8%減)、営業利益は40,661百万円(同34.7%減)、税引前当期利益は47,123百万円(同30.7%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は20,133百万円(同63.5%減)となりました。

報告セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 日本
当連結会計年度の売上収益は15,425百万円(前期比25.7%減)、セグメント損失は3,791百万円(前期は1,929百万円の損失)となりました。日本では、PCオンラインゲーム及びモバイルゲームともに減収となりました。
② 韓国
当連結会計年度の売上収益は153,152百万円(前期比0.4%増)、セグメント利益は74,570百万円(同5.5%増)となりました。韓国国内におけるPCオンラインゲームの売上収益は、『メイプルストーリー』(MapleStory) や『アラド戦記』(Dungeon&Fighter)の主要コンテンツアップデートやアイテム販売が好調であったものの為替の影響により減少しました。一方で、前第4四半期にリリースした『HIT』及び『メイプルストーリーM』(MapleStory M)や『三國志曹操伝 Online』(Sangokushi Sousouden Online)を含む新規タイトルのリリース等により、モバイルゲームの売上収益は増加しました。なお、韓国セグメントの売上収益には、子会社であるネクソン・コリア・コーポレーションの傘下にあるネオプル・インクの中国におけるライセンス供与に係るロイヤリティ収益が含まれます。当連結会計年度においては、中国における主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』(Dungeon&Fighter)の旧正月アップデート(1月)及び国慶節アップデート(9月)を含む主要アップデートがユーザーの好評を博し、アイテム販売などが好調であったこと等により堅調に推移しました。
③ 中国
当連結会計年度の売上収益は4,528百万円(前期比10.8%増)、セグメント利益は3,095百万円(同41.4%増)となりました。中国では、既存のPCオンラインゲームに係るコンサルティング収入の増加により増収増益となりました。
④ 北米
当連結会計年度の売上収益は8,780百万円(前期比21.0%減)、セグメント損失は4,839百万円(前期は4,024百万円の損失)となりました。
⑤ その他
当連結会計年度の売上収益は1,243百万円(前期比27.9%減)、セグメント損失は262百万円(前期は560百万円の損失)となりました。

(2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前連結会計年度末に比べ41,542百万円減少し、152,683百万円となりました。当該減少には為替変動による影響8,476百万円が含まれております。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は73,293百万円(前期は60,152百万円の収入)となりました。主な増加要因は、税引前当期利益47,123百万円、減損損失28,785百万円、減価償却費及び償却費6,366百万円、繰延収益の増加額6,755百万円によるものであり、主な減少要因は、法人所得税の支払15,289百万円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は97,084百万円(前期は56,412百万円の収入)となりました。主な支出要因は、その他の預金の増加額76,852百万円、子会社の取得による支出7,301百万円、関連会社取得による支出4,530百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は9,275百万円(前期は35,639百万円の支出)となりました。主な支出要因は、自己株式取得による支出5,010百万円、配当金の支払額4,358百万円によるものです。

(3) IFRSにより作成した連結財務諸表における主要な項目と日本基準により作成した場合の連結財務諸表におけるこれらに相当する項目との差異に関する事項

のれんの償却について、日本基準ではその効果の及ぶ期間を見積り、その期間で償却することとしておりましたが、IFRSでは償却を行いません。この影響により、IFRSでは日本基準に比べて、のれんの償却費(販売費及び一般管理費)は、前連結会計年度5,018百万円、当連結会計年度3,959百万円減少しております。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E25850] S1009Z9T)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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