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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AINK

有価証券報告書抜粋 コタ株式会社 研究開発活動 (2017年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社の研究開発活動は時代とともに変化する市場ニーズに適合し、環境、人体、頭髪に優しい高品質な製品開発に重点を置いております。社内に設置している製品開発委員会において市場動向、価格、原料、品質、コンセプト等を検討し、その結果を受けながら研究部の各製品部門の開発チームにおいて開発を進める体制をとっております。
また、産学連携を含めた素材研究や基礎研究を行い、新たな製品開発に応用できる探索を行っております。
現在、研究開発は、製品開発、基礎研究、薬事の構成で運営しております。

(製品開発)

(1) コタスタイリング

2017年2月に発売した整髪料の新製品「コタスタイリング」は、「美しいヘアにはスタイリングがある」というコンセプトのもと、毛髪から見た目まで美しさを追求したケア性能、上質で芳醇なフレグランス、イメージを具現化するスタイリング能力にこだわり、美容師だけでなく、一般消費者の方々においてもご自宅で美しいヘアスタイリングが実現できるように製品開発をいたしました。
配合成分については自然由来の成分を積極的に採用し、かつ目的とする高い機能を実現する当社の製剤化技術を融合させる「ネイチャー&サイエンス」の考え方を全ての製品に盛り込んで製品化しております。具体的には自然由来の成分として、生産量が少なく希少価値の高いホワイトティーエキスを採用し、毛髪一本一本を引き締め、タンパク質の流出やパサつきを抑えるとともに、自然なツヤで見た目を美しく保ちます。
また、ヘアケア技術として皮脂吸着パウダーを配合し、毛髪に付着する余分な皮脂を取り込ませます。これにより、朝作ったヘアスタイルを美しい状態で一日保つとともに、洗髪性も向上させ、洗髪時の髪の負担を軽減させます。

コタスタイリング 全13品目

・スプレータイプ・・・4品目
・ワックスタイプ・・・3品目
・ミルクタイプ・・・・4品目
・フォームタイプ・・・1品目
・ミストタイプ・・・・1品目


(2) コタカラー モカレド 追加色

2017年2月に発売したカラー剤の新製品「コタカラー モカレド ブルーベージュ」、「コタカラー モカレド ブルー」は、市場動向、ファッション動向等を鑑み、2015年8月に発売した「コタカラー モカレド」の追加色として製品開発をいたしました。
具体的には「コタカラー モカレド」の鮮やかな発色や持続性、均一な染色はそのまま継承しつつ、「コタカラー モカレド ブルーベージュ」は、単色使いでも髪のベースコンディションに関わらず根元から毛先まで均一に発色し、「コタカラー モカレド ブルー」は、青味の彩度を強調します。

(基礎研究)

現在の基礎研究の重点課題は以下の3点であり、外部研究機関、大学の協力を得ながら研究を行っております。
① 有効成分のナノ粒子化による育毛効果及び毛髪内部への影響
② 3D皮膚モデルを用いた安全性評価方法の運用
③ 界面活性剤のかゆみの評価系の確立
基礎研究の重点課題①は、以前からの継続課題研究として取り組んでいるもので、有効成分のナノ粒子化という新たなアプローチにより、どの程度の育毛効果が得られるかを研究しており、将来的な育毛剤開発に有効につながる基礎研究として捉えております。
②につきましては、昨今、企業が製品の安全性を確認するために行う動物実験等が問題視されておりますが、当社は創業当初から動物実験は行っておりません。一方で加水分解コムギ末に端を発した皮膚アレルギー問題や美白化粧品による白斑問題等、企業としてお客様に安全性の高い製品を提供することが求められております。
そこで、当社では、動物実験を行うことなく、より安全性の高い製品開発を行うために、人工的に人間の表皮を再現した皮膚細胞モデルによる安全性確認試験法を運用しております。
③につきましては新たに取り組んでいるテーマであり、シャンプーを始め多くの化粧品に配合する界面活性剤のモデル評価系におけるかゆみの評価方法は現在、確立されていません。そこで、当事業年度より界面活性剤による「かゆみ」のデータを蓄積し、モデル評価系としてのかゆみ評価方法の確立を目的として、基礎研究を進めております。
これらを中長期的テーマとして基礎研究を継続し、更なる高品質な製品開発に努めて参ります。
なお、当事業年度に支出した研究開発費の総額は286百万円であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01059] S100AINK)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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