有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AEDA
株式会社アジュバンホールディングス 研究開発活動 (2017年3月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、アジュバン化粧品の商品企画、研究開発、販売及びこれに附帯するサービス業務を営む単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(1)研究開発体制
当社グループにおける研究開発体制は、連結子会社株式会社アジュバンコスメティックの商品開発部及び研究所において、当社営業本部その他関係部門、製造委託会社、開発に関するコンサルタント会社と連携を図りながらスピードと効率性を持った研究開発活動を行っております。
また、理化学研究所、大学等との共同研究も積極的に取り組んでおります。
(2)研究開発方針
当社グループにおける研究開発活動は、消費者のニーズに対応した「肌、髪本来の美しさを手に入れることができる、より高品質で安心・安全なアジュバンブランド化粧品の開発」を基本方針としております。市場動向や顧客密着型の情報収集を行ったうえで研究開発に取り組み、技術連動型店販を目指した商品づくりを行っております。
近年、美容業界における傾向は、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少により「再来店率の減少」「顧客の大人化」等が目立ちます。日本人女性の平均年齢は40代後半へと移行し、より一層の「女性の大人化」が進んでいます。理美容サービスを利用する年間支出金額は年代が上がるにつれて増加するとのデータもあり、女性の美に対する意識の高さが伺えます。
そのことから、業界内においてもエイジングケアに特化した商品開発が進み、今後ますます拡大されることが想定されます。当社グループにおいても女性の永遠のテーマである「いつまでも若々しく、健やかに」を念頭に、加齢による肌や毛髪のトラブル、紫外線や過乾燥等私たちを取り巻く環境に対応するデイリーユース商品とプロフェッショナルユースとしての業務専用の商品化、商品の特性を活かす技術やノウハウが主な研究活動となります。
現在、当社商品は自社企画を基に製造を委託しているファブレス形態の商品開発を行っておりますが、2015年10月東京都品川区に新設した研究所において、自社の強みとコンセプトに特化した高機能で高品質な商品開発を迅速に行うことを目的として、自社処方によるヘアケア商品の開発を2018年以降の商品化を目途に進めております。また、自社開発した処方を基に製造のみ委託することで、原価の低減にも期待ができます。
株式会社アジュバンコスメティックは国立研究開発法人理化学研究所の多細胞システム形成研究センター器官誘導研究チーム(辻孝チームリーダー)及び株式会社オーガンテクノロジーズと共同研究契約を締結し、現在、神戸市中央区港島の理化学研究所融合連携イノべーション推進棟(IIB)において共同研究を推進しております。
理化学研究所の辻チームリーダーと株式会社オーガンテクノロジーズを中心とした研究グループは、再生毛包原基移植による毛髪の再生技術及び加齢による毛質の変化の評価系を確立しており、それらのノウハウをベースに、毛髪の加齢に伴う毛質的変化のメカニズムの科学的な解析、加齢による毛質変化の改善を期待される物質及び毛質の健やかな育成を図る物質の探索を目的として研究に取り組んでおります。本共同研究の成果を毛髪及び頭皮に対するエイジングケア、さらに高齢化社会を豊かに生きるためのライフヘルスケアとしての新規機能性化粧品の開発等に活かしてまいります。現在の主な活動といたしましては、理化学研究所の持つノウハウを応用活用することで、目的とする成分のスクリーニング検討を実施し、有効性を示す成分を絞り込んでおります。
当社におけるスキンケア商品に対する考え方として、従来より、「肌トラブルの原因を取り除く」ことと、「肌自身が持っている自然治癒力を最大限に高める」ことを最も大切なコンセプトとして開発を行っております。
現代の50代の女性の多くはシワ、タルミ、シミに悩んでいます。当社のスキンケア商品のコンセプトを基に、このような女性の悩み、願望を徹底的に追求し、反映させた商品として、ダイヤモンドジェイ(DJ)シリーズが誕生しました。同シリーズは、50代以上の女性をターゲットとし、機能性保湿、エイジングケアを少ないアイテムでご提案できるハイクオリティーシリーズとなります。
ヘアケア商品においては高品質、高性能のヘアケアシリーズを2018年以降の発売を目標として開発を進めております。また、カラーメニューの充実を図るべく、新たな研究開発やデイリーユースな商品の処方開発へも意欲的に取り組んでおります。
当社グループは、より良い商品の開発・提供により社会貢献を図り、顧客満足を向上することを目的とし、2016年4月度以降に以下の商品を発売いたしました。
ダイヤモンドジェイ(DJ)シリーズ
商品は以下の通りであります。
①DJフォーム (医薬部外品)
肌あれを防ぐための有効成分であるグリチルリチン酸2Kを主剤として配合した、弱酸性のポンプフォーマー式薬用洗顔料です。アミノ酸系洗浄成分をベースに、汚れをしっかりと落としながら保湿するので、洗い上がりがつっぱらず、しっとり肌へと導くことができます。
②DJベースローション (医薬部外品)
メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを抑える有効成分トラネキサム酸と、肌あれを防ぐグリチルリチン酸2Kを主に、エイジングケアに適したコエンザイムQ10を贅沢に配合した化粧水です。シミの元をケアしながら、乾燥による小ジワを目立たなくし、洗顔後のデリケートな肌を潤します。
③DJセラム
水を一滴も使用せず、美容成分のみで作られた、まさに“純粋”な本物の美容液です。過酷な冬の季節を耐え生まれた、単糖類、ミネラル、アミノ酸などを豊富に含む白樺樹液(シラカンバ樹液:保湿成分)の潤いが、肌にハリ・弾力をもたらす、みずみずしいエイジングケア美容液です。
④DJマチュア
宝石の美しさを放つ極上素肌へ。ダイヤモンド由来ペプチド(水、アセチルペンタペプチド-35、シリカ、ダイヤモンド末:整肌成分)が肌にハリを与え、崇高な輝きで満たします。磨くほどに光るダイヤモンドのように、使うたびに喜びで満たされてゆく、贅沢なエイジングケア保湿クリームです。
⑤DJカバー〈ピンクベージュ・ナチュラルオークル〉 (医薬部外品)
年齢を重ねた素肌をより輝かせるための薬用クリームファンデーションです。生命の潤いあふれる植物の力で、ストレスとなる乾燥と肌あれを防ぎ、素肌の美しさを引き立たせながら、気になる毛穴や色ムラをカバーします。
この結果、当連結会計年度における研究開発費は142百万円であります。
(1)研究開発体制
当社グループにおける研究開発体制は、連結子会社株式会社アジュバンコスメティックの商品開発部及び研究所において、当社営業本部その他関係部門、製造委託会社、開発に関するコンサルタント会社と連携を図りながらスピードと効率性を持った研究開発活動を行っております。
また、理化学研究所、大学等との共同研究も積極的に取り組んでおります。
(2)研究開発方針
当社グループにおける研究開発活動は、消費者のニーズに対応した「肌、髪本来の美しさを手に入れることができる、より高品質で安心・安全なアジュバンブランド化粧品の開発」を基本方針としております。市場動向や顧客密着型の情報収集を行ったうえで研究開発に取り組み、技術連動型店販を目指した商品づくりを行っております。
近年、美容業界における傾向は、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少により「再来店率の減少」「顧客の大人化」等が目立ちます。日本人女性の平均年齢は40代後半へと移行し、より一層の「女性の大人化」が進んでいます。理美容サービスを利用する年間支出金額は年代が上がるにつれて増加するとのデータもあり、女性の美に対する意識の高さが伺えます。
そのことから、業界内においてもエイジングケアに特化した商品開発が進み、今後ますます拡大されることが想定されます。当社グループにおいても女性の永遠のテーマである「いつまでも若々しく、健やかに」を念頭に、加齢による肌や毛髪のトラブル、紫外線や過乾燥等私たちを取り巻く環境に対応するデイリーユース商品とプロフェッショナルユースとしての業務専用の商品化、商品の特性を活かす技術やノウハウが主な研究活動となります。
現在、当社商品は自社企画を基に製造を委託しているファブレス形態の商品開発を行っておりますが、2015年10月東京都品川区に新設した研究所において、自社の強みとコンセプトに特化した高機能で高品質な商品開発を迅速に行うことを目的として、自社処方によるヘアケア商品の開発を2018年以降の商品化を目途に進めております。また、自社開発した処方を基に製造のみ委託することで、原価の低減にも期待ができます。
株式会社アジュバンコスメティックは国立研究開発法人理化学研究所の多細胞システム形成研究センター器官誘導研究チーム(辻孝チームリーダー)及び株式会社オーガンテクノロジーズと共同研究契約を締結し、現在、神戸市中央区港島の理化学研究所融合連携イノべーション推進棟(IIB)において共同研究を推進しております。
理化学研究所の辻チームリーダーと株式会社オーガンテクノロジーズを中心とした研究グループは、再生毛包原基移植による毛髪の再生技術及び加齢による毛質の変化の評価系を確立しており、それらのノウハウをベースに、毛髪の加齢に伴う毛質的変化のメカニズムの科学的な解析、加齢による毛質変化の改善を期待される物質及び毛質の健やかな育成を図る物質の探索を目的として研究に取り組んでおります。本共同研究の成果を毛髪及び頭皮に対するエイジングケア、さらに高齢化社会を豊かに生きるためのライフヘルスケアとしての新規機能性化粧品の開発等に活かしてまいります。現在の主な活動といたしましては、理化学研究所の持つノウハウを応用活用することで、目的とする成分のスクリーニング検討を実施し、有効性を示す成分を絞り込んでおります。
当社におけるスキンケア商品に対する考え方として、従来より、「肌トラブルの原因を取り除く」ことと、「肌自身が持っている自然治癒力を最大限に高める」ことを最も大切なコンセプトとして開発を行っております。
現代の50代の女性の多くはシワ、タルミ、シミに悩んでいます。当社のスキンケア商品のコンセプトを基に、このような女性の悩み、願望を徹底的に追求し、反映させた商品として、ダイヤモンドジェイ(DJ)シリーズが誕生しました。同シリーズは、50代以上の女性をターゲットとし、機能性保湿、エイジングケアを少ないアイテムでご提案できるハイクオリティーシリーズとなります。
ヘアケア商品においては高品質、高性能のヘアケアシリーズを2018年以降の発売を目標として開発を進めております。また、カラーメニューの充実を図るべく、新たな研究開発やデイリーユースな商品の処方開発へも意欲的に取り組んでおります。
当社グループは、より良い商品の開発・提供により社会貢献を図り、顧客満足を向上することを目的とし、2016年4月度以降に以下の商品を発売いたしました。
ダイヤモンドジェイ(DJ)シリーズ
商品は以下の通りであります。
①DJフォーム (医薬部外品)
肌あれを防ぐための有効成分であるグリチルリチン酸2Kを主剤として配合した、弱酸性のポンプフォーマー式薬用洗顔料です。アミノ酸系洗浄成分をベースに、汚れをしっかりと落としながら保湿するので、洗い上がりがつっぱらず、しっとり肌へと導くことができます。
②DJベースローション (医薬部外品)
メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを抑える有効成分トラネキサム酸と、肌あれを防ぐグリチルリチン酸2Kを主に、エイジングケアに適したコエンザイムQ10を贅沢に配合した化粧水です。シミの元をケアしながら、乾燥による小ジワを目立たなくし、洗顔後のデリケートな肌を潤します。
③DJセラム
水を一滴も使用せず、美容成分のみで作られた、まさに“純粋”な本物の美容液です。過酷な冬の季節を耐え生まれた、単糖類、ミネラル、アミノ酸などを豊富に含む白樺樹液(シラカンバ樹液:保湿成分)の潤いが、肌にハリ・弾力をもたらす、みずみずしいエイジングケア美容液です。
④DJマチュア
宝石の美しさを放つ極上素肌へ。ダイヤモンド由来ペプチド(水、アセチルペンタペプチド-35、シリカ、ダイヤモンド末:整肌成分)が肌にハリを与え、崇高な輝きで満たします。磨くほどに光るダイヤモンドのように、使うたびに喜びで満たされてゆく、贅沢なエイジングケア保湿クリームです。
⑤DJカバー〈ピンクベージュ・ナチュラルオークル〉 (医薬部外品)
年齢を重ねた素肌をより輝かせるための薬用クリームファンデーションです。生命の潤いあふれる植物の力で、ストレスとなる乾燥と肌あれを防ぎ、素肌の美しさを引き立たせながら、気になる毛穴や色ムラをカバーします。
この結果、当連結会計年度における研究開発費は142百万円であります。
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