シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009XIP

有価証券報告書抜粋 株式会社N・フィールド 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2016年12月期)


経営上の重要な契約等メニュー株式の総数等


文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されておりますが、この財務諸表の作成にあたっては、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらと異なることがあります。
なお、当社が財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況」の1「財務諸表
等」(1)「財務諸表」重要な会計方針に記載されている通りであります。

(2)財政状態の分析
(流動資産)
当事業年度末における流動資産の残高は1,676,390千円(前事業年度末1,423,137千円)となり、前事業年度末に比べ253,252千円増加いたしました。その主な要因は、現金及び預金が68,203千円減少したものの、売掛金が302,046千円、前払費用が20,776千円増加したことによるものであります。
(固定資産)
当事業年度末における固定資産の残高は1,102,392千円(前事業年度末1,060,880千円)となり、前事業年度末に比べ41,511千円増加いたしました。その要因は、有形固定資産が22,348千円減少したものの、無形固定資産が17,322千円、投資その他の資産が46,537千円増加したことによるものであります。
(流動負債)
当事業年度末における流動負債の残高は904,012千円(前事業年度末587,483千円)となり、前事業年度末に比べ316,529千円増加いたしました。その主な要因は、短期借入金が100,000千円、未払金が195,887千円、預り金が34,181千円増加したことによるものであります。
(固定負債)
当事業年度末における固定負債の残高は176,780千円(前事業年度末186,642千円)となり、前事業年度末に比べ9,861千円減少いたしました。その要因は、退職給付引当金が16,100千円増加したものの、長期借入金が16,704千円、リース債務が9,258千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当事業年度末における純資産の残高は1,697,989千円(前事業年度末1,709,892千円)となり、前事業年度末に比べ11,903千円減少いたしました。その主な要因は、当期純利益を250,717千円計上したものの、自己株式の取得199,949千円、配当金の支払65,875千円によるものであります。

(3)経営成績の分析
(売上高)
当事業年度における売上高の合計は、事業所及び営業所(出張所含む)の新規開設、また、既存の事業所及び営業所(出張所含む)において人員増等により訪問実績が上がった結果、6,089,989千円(前事業年度4,351,594千円)となり、1,738,395千円増加(前年同期比39.9%増)いたしました。
(売上原価)
売上原価は4,538,241千円(前事業年度2,965,403千円)となり、1,572,838千円増加(前年同期比53.0%増)いたしました。これは、主に事業所及び営業所(出張所含む)の新規開設等による事業拡大に伴う人件費等の増加によるものであります。この結果、売上総利益は1,551,748千円となり、165,557千円増加(前年同期比11.9%増)いたしました。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費は、1,064,884千円(前事業年度870,692千円)となり、194,191千円増加(前年同期比22.3%増)いたしました。この結果、営業利益は486,863千円(前事業年度515,498千円)となりました。

(営業外損益)
営業外収益は6,025千円となり、1,855千円増加いたしました。営業外費用は3,995千円となり、29,129千円減少いたしました。この結果、経常利益は488,893千円(前事業年度486,543千円)となりました。
(特別損益)
特別利益は3,969千円となり、3,969千円増加いたしました。特別損失は6,296千円となり、6,296千円増加いたしました。この結果、税引前当期純利益は486,566千円(前事業年度486,543千円)となりました。
(法人税等)
法人税等は235,849千円となり、13,634千円増加いたしました。
この結果、当期純利益は250,717千円(前事業年度264,329千円)となりました。

(4)キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度のキャッシュ・フローの状況は「第2 事業の状況」の1「業績等の概要」(2)キャッシュ・フローの状況に記載しておりますが、その分析の状況は次のとおりであります。
当事業年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末の419,688千円に比べ67,932千円減少し、当事業年度末残高は351,755千円となりました。
なお、当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果、獲得した資金は230,675千円となり、前事業年度の270,656千円の獲得と比べ、39,981千円の減少となりました。この減少の主な要因としては、未払金が前事業年度82,146千円の増加と比べ、当事業年度は188,201千円の増加であったものの、売上債権が前事業年度233,501千円の増加と比べ、当事業年度は302,046千円の増加であったこと、法人税等の支払額が前事業年度232,270千円と比べ、当事業年度は264,591千円であったこと、株式公開費用が前事業年度28,503千円と比べ、当事業年度はなかったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果、使用した資金は104,240千円となり、前事業年度の73,971千円の使用と比べ、使用した資金は30,269千円の減少となりました。この減少の主な要因としては、無形固定資産の取得による支出が前事業年度38,130千円と比べ、当事業年度は30,377千円であったものの、差入保証金の差入による支出が前事業年度24,549千円と比べ、当事業年度は64,487千円であったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果、使用した資金は194,366千円となり、前事業年度の156,546千円の使用と比べ、使用した資金は37,820千円の減少となりました。この減少の主な要因としては、長期借入金の返済による支出が前事業年度371,832千円と比べ、当事業年度は16,704千円であったこと、短期借入金の純増額が前事業年度はなかったことと比べ、当事業年度は100,000千円であったものの、長期借入れによる収入が前事業年度は263,000千円と比べ、当事業年度はなかったこと、自己株式の取得による支出が前事業年度はなかったことと比べ、当事業年度は201,013千円であったこと、配当金の支払額が前事業年度はなかったことと比べ、当事業年度は65,603千円であったことによるものであります。

(5)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社は、全国で事業所、営業所(出張所含む)合わせて159拠点(2016年12月31日現在)の訪問看護ステーションを運営しており、定例の法改正により診療報酬基準が下方へ見直しがなされた場合や、その事業特性として利用者やその家族のみならず地域住民や訪問看護・介護に係る方々からの信頼のもとに成り立っており、従業員の不祥事等の理由で、当社に対して不利益な情勢や風評が流れた場合には、経営成績に重要な影響を与えると考えております。その対応策として、従業員に対して経営理念の浸透や質の高い訪問看護サービスを提供するよう指導、教育を行っております。


(6)経営戦略の現状と見通し
当社は、訪問看護の中でも精神疾患を持つ方を対象とした訪問看護を行っております。精神症状を抱えながら在宅での生活を望まれている入院患者の方は全国各地におられます。その中での当社の役割は大きく、関西だけにとどまらず全国に拠点展開しサービスを提供しており、現在までに46都道府県において訪問看護ステーションを立ち上げてまいりました。当社の今後の展開方針としては、いち早く全国展開を完成させるため、2017年中に47都道府県での拠点開設を行ってまいります。その後も、ドミナント方式による拠点開設を推し進めていき、2020年までに300拠点を開設する目標であります。

(7)経営者の問題認識と今後の方針について
当社経営陣は、企業理念(注1)に則り、現在の事業環境及び入手可能な情報を基に、最善の経営方針を立案するよう努めております。経営方針の立案にあたって、利用者様最優先を第一に、行き届いた看護サービスの提供、加えて地域社会と円滑な連携をとっていくことが重要と認識しております。一つ一つの事業所が特殊性を持ち、利用者に関わりを持っていくことが利用者の社会復帰へとつながっていくと考えております。
しかしながら急成長をしてきている当社において、会社の思いが現場に伝わりにくくなってきていることも現状としてあり、殊に中間管理職に対しての教育が最重要と考えております。会社の思いを伝えていくには教育を繰り返し繰り返し行っていくことを全てと考え、OJTに加え、社内外研修会等を取り入れております。
今後も現場教育を徹底し、全国へと拠点展開させていくことで、地域社会への貢献を果たしていく所存であります。

(注1) 企業理念……「私たちは、地域社会における在宅医療サービスを通じて、安全・安心・快適な生活環境を創造し、人々のライフプランに貢献します。」

経営上の重要な契約等株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E27723] S1009XIP)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。