日本電通株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2017年3月期)

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び当社の連結子会社)が判断したものであります。

(1) 財政状態の分析
当社グループの当連結会計年度の連結貸借対照表は、総資産212億28百万円で前年同期比10億4百万円の増加とな
りました。これは流動資産で前年同期比10億26百万円増加したことによります。
流動資産の増加の主な要因は、「現金及び預金」が8億22百万円増加したこと等であります。
負債の部は105億29百万円で、前年同期比4億66百万円増加しました。これは流動負債で前年同期比4億58百万円増加したことであります。
流動負債の増加の主な要因は、「支払手形・工事未払金等」で6億37百万円増加したこと等であります。
純資産は106億99百万円で前年同期比5億38百万円の増加となりました。主な要因としましては、「利益剰余金」が5億5百万円増加したこと等であります。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の49.3%から49.4%に増加いたしました。

(2) 経営成績の分析
当社グループの当連結会計年度の経営成績は、受注の拡大に努めた結果「売上高」は373億83百万円と、前年同期比24億3百万円の増加となりました。「売上原価」については売上高増加にともなって326億58百万円で前年同期比19億87百万円増加しました。その結果「売上総利益」は47億24百万円となり、前年同期比4億16百万円増加いたしました。
「販売費及び一般管理費」については、37億80百万円と前年同期比2億90百万円増加し、「営業利益」では9億44百万円となり前年同期比1億26百万円増加となりました。
「営業外収益」については、1億5百万円と前年同期比7百万円減少しました。「営業外費用」については、17百万円と前年同期比8百万円減少した結果、「経常利益」は10億32百万円となり、前年同期比1億26百万円増加いたしました。
以上の結果、「税金等調整前当期純利益」は10億32百万円で前年同期比1億26百万円増加となり、それに「法人税、住民税及び事業税」、「法人税等調整額」及び「非支配株主に帰属する当期純利益」を加味した「親会社株主に帰属する当期純利益」は6億50百万円、前年同期比1億20百万円の増加となりました。
なお、セグメント別の売上とキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況」の「1 業績等の概要」に記載しております。