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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100APIL

有価証券報告書抜粋 東北特殊鋼株式会社 研究開発活動 (2017年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの研究開発活動は、東北大学とその附置研究所をはじめ、全国の国公立研究機関並びにユーザーとの密接な協力体制の下に推進しております。
当連結会計年度における研究開発活動をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

(1)特殊鋼事業
①特殊鋼分野
環境・新エネルギー、エコカー、ロボット・IoT、高齢化・医療など、次世代をリードする産業ニーズに柔軟に応えるべく、製品ラインアップの充実に努めております。
たとえば、水素・燃料電池用の電磁ステンレス鋼などの特殊ステンレス鋼は、既に量産採用いただいておりますが、今後の市場拡大に期待しております。他に類のない高硬度電磁ステンレス鋼は、メッキ硬化処理が不要な環境に優しい軟磁性材料として近年大変注目されております。
IoT・再生可能エネルギー向けには、これまで利用されてこなかった設備や自然の振動を利用して発電する振動発電材料を開発し、当社工場においても無線設備管理システムの電源として実証試験を行っております。医療向けでは、様々な形状や短納期ニーズに対応したインプラント用骨材の供給が可能となり販売を開始しております。
更に、高機能材料の開発・製造の長年の経験を活かし、今後の産業界に貢献する製品探索にも努めております。

②熱処理加工分野
表面処理事業における競合他社との差別化戦略として、大同特殊鋼株式会社と共同特許出願中のPVD硬質皮膜『TM3(ティーエムキューブ)シリーズ』を本格的に市場リリース致しました。『TM3(ティーエムキューブ)シリーズ』は、Ti系膜における世界最高水準の硬度を実現しながら、密着性にも優れるという特徴を有しております。
窒化物膜である『TM3N(ティーエムキューブエヌ)』は、既に自動車向け高張力鋼板(ハイテン)の冷間プレス難加工金型や、自動車向け部品の曲げ/絞り金型に採用されて好評を得ており、今後、更なる拡販や用途拡大が期待されます。
近年はより高引張強度の高張力鋼板加工のために熱間加工であるホットプレス加工が採用されるケースが増加し、表面処理のニーズが高まっております。当社としても同用途での金型寿命向上に向け、表面処理の技術開発・試作を進めております。
熱圧着/拡散接合技術につきましては、接合品質(寸法精度、接合性等)、量産性が高いという当社の強みを活かし、半導体製造治具、食品関係製造部品を始めとした多様な分野で好評をいただいております。本年は『接着・接合EXPO』にも出展し、多くの引合いを頂戴しております。
今後は、ユーザーからも期待度の高い難形状品、非鉄金属、特殊材料における接合技術開発にも取組み、更なる用途拡大を進めてまいります。

当連結会計年度における研究開発費は142,122千円であります。
(2)不動産賃貸事業
研究開発活動は行っておりません。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01245] S100APIL)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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