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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DB81

有価証券報告書抜粋 イーレックス株式会社 事業の内容 (2018年3月期)


沿革メニュー関係会社の状況

当社グループは、当社(イーレックス株式会社)、連結子会社10社、持分法適用関連会社3社により構成されております。
当社グループは、2001年より事業を開始した独立系の小売電気事業者として、「未来を切り拓く『共創』エネルギー企業」というビジョンのもと、大型工場・オフィスビルなどの特別高圧(契約電力2,000kW以上)、中小工場・スーパーなどの高圧(契約電力50kW以上2,000kW未満)及び一般家庭や小規模店舗を対象とする低圧(契約電力50kW未満)の需要家に対して、一般送配電事業者が有する送電線網を通じて電力の供給を行っております。
また、電力の調達については、連結子会社によるPKSを用いたバイオマス発電をはじめ、国産バイオマスや石炭、オフガス、LNG、太陽光発電等の多様な電源を確保しております。連結子会社イーレックスニューエナジー株式会社の土佐発電所(定格出力29,500kW)及びイーレックスニューエナジー佐伯株式会社の佐伯発電所(定格出力50,000kW)は、PKSを本格的に使用した発電所であり、それぞれ2013年6月、2016年11月より商業運転を開始しております。また、当社連結子会社である豊前ニューエナジー合同会社の豊前バイオマス発電所及び沖縄うるまニューエナジー株式会社の中城バイオマス発電所は、商業運転開始に向けて準備を進めております。
当社グループの電力事業は、電力小売、電力市場取引、電源開発から構成されており、それぞれの内容は以下のとおりであります。
当社グループは電力事業の単一セグメントであるため、サービスごとに記載しております。

当社グループを取り巻く電力の流れ

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(1)電力小売(高圧・低圧)
当社グループは、2018年6月の北陸エリア進出により全国で営業展開を行う数少ない新電力の1社となりました。全国の民間企業の事務所ビルや小規模工場、教育施設、並びに一般家庭や小規模商店を中心とした消費者等に対し安価な電力の供給(電力小売)を行っております。
連結子会社の発電所や民間の発電所から調達した安価な電力及び一般社団法人日本卸電力取引所との間で行う「市場取引」により調達した電力を、一般送配電事業者の有する送電網を用いて販売しております。
少人数組織を基本とする当社は、利益率を維持しつつ、民需・小規模需要を取り込むために、代理店制度の導入を図り、代理店網の構築に注力してまいりました。当社の代理店は、顧客の電気料金削減のために、既存の電力供給契約を当社との契約に変更するだけで、電気料金の削減が行える提案を行っております。また当社は、代理店に対し、営業活動支援として、電力小売自由化の市場性、営業先、営業方法などについて学んでいただける説明会、勉強会を開催する等の活動をしております。

(2)電力市場取引
当社では販売先及び仕入先の一つとして、一般社団法人日本卸電力取引所を活用した電力市場取引を行っております。
当社を含む小売電気事業者は一般送配電事業者の送電ネットワークを介して電力を供給するにあたり、一般送配電事業者の定める託送供給約款等に基づき、需要量と供給量を一致させる義務(計画値同時同量制度)を負っております。
調達量については、仕入先発電所の操業状態により電気出力の変動が発生します。一方、販売量については、時間・曜日・季節・天候・経済情勢等の多種多様な要因により、電気使用量の変動が発生します。
当社は2001年より事業を開始した小売電気事業者としてのノウハウを生かし、これらの変動を予測した上で、調達量が多い場合は一般社団法人日本卸電力取引所へ販売し、調達量が少ない場合は同取引所からの調達を行い、電力の過不足を最小化する運用を行っております。

(3)電源開発
当社グループは、発電設備の企画・設計・施工・建設や発電等の電源開発を主に以下の3つの方法で行っております。
ア.自社独自での発電所の建設
当社グループが、自社発電所として建設地域等の検討から建設・整備等を一貫して行います。
当社連結子会社であるイーレックスニューエナジー佐伯株式会社の佐伯発電所は、2016年11月から商業運転を開始しており、安定的な操業を行っております。また、当社連結子会社である豊前ニューエナジー合同会社の豊前バイオマス発電所及び沖縄うるまニューエナジー株式会社の中城バイオマス発電所も同様に、当社グループが検討当初から一貫して開発を手掛けた案件であり、ともに商業運転開始に向けて準備を進めております。

イ.他社発電所に関する生産性向上提案と余剰電力の買取り
当社が、自社発電設備を持つ事業者(工場等)と共同で発電設備の整理・更新を行い、増強あるいはリニューアルをします。事業者の発電設備としての役割を維持すると同時に、当社に電力の供給をしていただきます。運転中の発電設備だけでなく、休止・遊休中の発電設備や土地の有効活用も含めて検討し、事業者保有資産の有効活用を支援しております。
当社が出資する五井コーストエナジー株式会社の場合は、既設のボイラー及び発電機のスクラップ・アンド・ビルドを行った上で、当社への電力供給を行っております。

ウ.他社発電所の購入及びリニューアル
当社グループが、自社発電設備を持つ事業者(工場等)より発電設備を購入し、より競争力ある発電設備として再生した上で、当社グループの自社発電所として活用します。
当社連結子会社のイーレックスニューエナジー株式会社の土佐発電所は、他の事業者が石炭を燃料として設計・運用した火力発電設備でしたが、当社が購入し、バイオマス燃料(PKS)も燃料として使用できるように仕様変更を行い、再生可能エネルギー固定価格買取制度の認定発電設備としてリニューアルをしたものです。
本プロジェクトは、新電力が休止した発電所の買収・改造・燃料変更を行った、日本初の取組みです。

沿革関係会社の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E31065] S100DB81)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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