有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DGTC
三和ホールディングス株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)
当連結会計年度における研究開発活動は、用途別市場に対する品揃えとプラットフォーム化推進、商品・部材・部品の整理統合を図り、かつ、品質、安全、施工性の向上及びコストダウンを推し進めながら、新製品の開発及び既存製品の改良に取り組みました。なお、研究開発費の総額は4,422百万円となっております。
セグメント別の研究開発活動は以下のとおりであります。
(1) 日本
主にシャッター製品、ドア製品の開発に注力しており、シャッター製品の重量シャッターでは、大規模倉庫等の屋内用途として無塗装でも錆が発生しづらいZAM ZPC鋼板を用いた重量防火シャッターを商品化しました。現場塗装工程が無いため、工期短縮が可能となっています。
ドア製品のマンションドアでは、沖縄地区に対応する耐食性能を付加した共同住宅向けにおいてステンレスマンションドア「ちゅらード」及び「ステンレスガスチャンバー」を開発し、扉表面材の原板や枠にステンレスを採用することにより、既存商品の臨海地区向けマンションドア「トレドールシオサイト」と同等以上の耐食性能を実現し、マンション等の共用部向けにおいては、耐震仕様の玄関ドアと合わせて本商品を採用することにより、施設の避難経路上のドアがトータルで耐震仕様となり、地震が発生した際に閉じ込められることなく、施設外に脱出可能となる耐震SD「AKUZO」を商品化しました。また、商業・一般向けにおいては、特定防火設備ファイヤードSの自動ドア仕様「ファイヤードSオートドア」に安全性能を向上させ、経済産業省より自動ドアの安全規格として制定された「JIS A4722」に対応した業界初の特定防火設備の大臣認定防火戸「ファイヤードSオートドアJIS A4722仕様」を追加しました。
間仕切関連商品では、教育施設向け学校間仕切「サンスクールSPS80N、SPS100N」を商品化し、三和シヤッター工業㈱と三和システムウォール㈱の両社の長所を生かした形で統合し、商品力の強化を図りました。
環境関連製品の防水商品においては、「ウォーターガード 防水シャッター/Wタイトドア/Sタイトドア」で確実なメンテナンスが実施されるよう、一部仕様改良を行いました。
その他住宅用商品では、宅配便の再配達削減に寄与すべく、不在時でも荷物の受け取りが可能な宅配ボックス「おるすばんボックス」を商品化しました。
なお、当セグメントに係る研究開発費は、1,927百万円であります。
(2) 北米
主に住宅用・商業用開閉機の開発に注力しており、商業用開閉機については、IoT関連商品として、スマートフォンによって制御でき、開閉操作をはじめ、開閉状況の確認や操作ログも記録されるなど、セキュリティを大幅に向上させたガレージドア開閉機「Legacy®920」に搭載するシステム「OHD Anywhere®」の開発・販売を行いました。また、主に空港セキュリティーで利用されるスウィングドアの開発・販売を行いました。
なお、当セグメントに係る研究開発費は、1,937百万円であります。
(3) 欧州
主に欧州建材製品基準統合対応のため、製品ラインナップ拡大に注力し、また、従来商品のコストダウンモデルとして上回りデザインを一新した室内用シートシャッターの開発等を行いました。
なお、当セグメントに係る研究開発費は、557百万円であります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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