有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DFKQ
株式会社朝日工業社 研究開発活動 (2018年3月期)
当社は、長年培ってきた空気・水・熱に関する技術をベースに、一般空調から様々な産業空調に亘る最適環境を目指して研究開発を行っています。また、固有の技術をベースに、先端産業分野向けの超精密温湿度調整装置の開発も行っています。
当連結会計年度における研究開発費は、176百万円です。
なお、子会社においては、研究開発活動は特段行われておりません。
当連結会計年度における主な成果は、下記の通りです。
(設備工事事業)
技術研究所では、一般空調と産業空調を対象として、各種の建築や環境設備に対応した要素技術の研究開発やシステム開発、性能評価検証等の幅広い技術の創造を積極的に推進しております。
(1) ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)のための自然エネルギー利用空調システムの開発
業務用ビルのZEB化に向けて新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業で開発した「液冷空調システム」で採用しているデシカント空調機のさらなる省エネのため、自然エネルギーを活用したデマンド制御システムの研究を実施しました。
(2) 機能性野菜栽培及び苗生産が可能な完全人工光型栽培装置の開発
農林水産省の「農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業」を利用して、機能性野菜や苗生産のための完全人工光型栽培装置を開発するコンソーシアムにおいて、空調の省エネ運転手法やICTを活用した監視技術の開発を担当しました。
(3) 熱源冷却水コントローラ「C-CON」の開発
複数台の冷却塔に対してファン及びポンプを適正にコントロールし、省エネを図る制御システムを開発しました。外気湿球温度をモニタリングし、水温制御+往還温度差制御により冷却水動力(冷却塔+ポンプ)の通年最適制御を実現し、社内LAN、Wi-Fi(OP)接続対応可能で自席のPCやスマートフォン等から容易にモニタ監視が可能なIoT活用システムとなっています。
(4) 産業空調におけるオイルミストコレクタの改良開発
機械加工工場で発生するオイルミスト処理技術として、「再飛散凝縮+慣性」方式を採用し、製造装置からの高負荷のオイルミストに対してもフィルタを交換せず洗浄のみで性能を維持できるメンテナンスコスト優先の装置に改良しました。
(5) 「経口コメ型バイオ医薬品のプラットフォーム化を目指した実証研究(CiCLE プロジェクト)」の契約締結・開始
アステラス製薬㈱、東京大学医科学研究所、千葉大学とコメ型経口ワクチン「MucoRice-CTB(以下、「ムコライス」)」の実用化を目指した共同研究契約を締結しました。今回のプログラムは、医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)に採択されており、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)より支援を受け、実施します。本契約のもと、アステラス製薬はムコライスの生産条件検討及び製剤化を担当し、当社と東京大学医科学研究所、千葉大学はムコライスの生産体制の構築を行います。
(機器製造販売事業)
半導体や液晶ディスプレイなどの先端産業分野向けの超精密制御機器や装置の大型化と高精度化に対応するための製品開発を、技術研究所での基礎研究をもとに行いました。
当連結会計年度における研究開発費は、176百万円です。
なお、子会社においては、研究開発活動は特段行われておりません。
当連結会計年度における主な成果は、下記の通りです。
(設備工事事業)
技術研究所では、一般空調と産業空調を対象として、各種の建築や環境設備に対応した要素技術の研究開発やシステム開発、性能評価検証等の幅広い技術の創造を積極的に推進しております。
(1) ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)のための自然エネルギー利用空調システムの開発
業務用ビルのZEB化に向けて新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業で開発した「液冷空調システム」で採用しているデシカント空調機のさらなる省エネのため、自然エネルギーを活用したデマンド制御システムの研究を実施しました。
(2) 機能性野菜栽培及び苗生産が可能な完全人工光型栽培装置の開発
農林水産省の「農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業」を利用して、機能性野菜や苗生産のための完全人工光型栽培装置を開発するコンソーシアムにおいて、空調の省エネ運転手法やICTを活用した監視技術の開発を担当しました。
(3) 熱源冷却水コントローラ「C-CON」の開発
複数台の冷却塔に対してファン及びポンプを適正にコントロールし、省エネを図る制御システムを開発しました。外気湿球温度をモニタリングし、水温制御+往還温度差制御により冷却水動力(冷却塔+ポンプ)の通年最適制御を実現し、社内LAN、Wi-Fi(OP)接続対応可能で自席のPCやスマートフォン等から容易にモニタ監視が可能なIoT活用システムとなっています。
(4) 産業空調におけるオイルミストコレクタの改良開発
機械加工工場で発生するオイルミスト処理技術として、「再飛散凝縮+慣性」方式を採用し、製造装置からの高負荷のオイルミストに対してもフィルタを交換せず洗浄のみで性能を維持できるメンテナンスコスト優先の装置に改良しました。
(5) 「経口コメ型バイオ医薬品のプラットフォーム化を目指した実証研究(CiCLE プロジェクト)」の契約締結・開始
アステラス製薬㈱、東京大学医科学研究所、千葉大学とコメ型経口ワクチン「MucoRice-CTB(以下、「ムコライス」)」の実用化を目指した共同研究契約を締結しました。今回のプログラムは、医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)に採択されており、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)より支援を受け、実施します。本契約のもと、アステラス製薬はムコライスの生産条件検討及び製剤化を担当し、当社と東京大学医科学研究所、千葉大学はムコライスの生産体制の構築を行います。
(機器製造販売事業)
半導体や液晶ディスプレイなどの先端産業分野向けの超精密制御機器や装置の大型化と高精度化に対応するための製品開発を、技術研究所での基礎研究をもとに行いました。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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