有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100D6NQ
ダイハツディーゼル株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)
(1) 研究開発活動の概要
当社グループの研究開発活動は、主力となるディーゼル機関については、600kW/cyl.の大型中速ディーゼル機関の開発を完了し、大型コンテナ船向けに市場投入しております。将来の燃料事情及び環境規則に合致するデュアルフューエル機関(DF機関)については、開発完了した「6DE28DF」の商用初号機を市場投入いたしました。引き続き500kWクラスから4000kWクラスのDF機関のラインアップ化を進めております。陸用、舶用分野にかかわらず今後とも厳しく環境規制に対応するために、機関の効率アップ、ガス燃料の多様化(天然ガス、プロパンガス等)への対応など、積極的に開発を進めてまいります。
ガスタービンについても、災害に強い液体燃料とガス燃料の多様化への対応など、当社独自機関の開発を計画的に進めております。
当連結会計年度における研究開発費は、2,369百万円であります。
(2) 研究開発内容及び成果
・ 内燃機関部門
当部門に係る研究開発費は、2,369百万円であります。研究開発課題 | 研究期間 | 具体的な内容 | 成果 | |
1 ディーゼル機関 | ||||
新型機関の開発 | 継続実施 | 船内電力要求に適した新型ディーゼル機関の開発を進めました。 | 市場投入済 | |
燃焼改善 | 継続実施 | 法規制の強化を見越した環境低負荷技術の向上、信頼性、耐久性の向上、燃費の向上、等各種の要素試験を行いました。 | 現行機種の改良改善 | |
FEM、CFD解析 (注)1 (注)2 | 継続実施 | コンピュータによる各種解析を行い、性能、品質の向上、新型機関の小型、軽量化及び開発期間の短縮を行いました。 | 新型機関の品質、信頼性確保及び開発期間の短縮 | |
2 ガスエンジン機関 | ||||
現行機種の性能改善 | 継続実施 | 三井造船株式会社(現:株式会社三井E&Sホールディングス)と現行機種の性能改善を行いました。 | 性能改善継続中 | |
舶用DF機関の開発 | 継続実施 | 市場のニーズにマッチした環境にやさしい舶用デュアルフューエル機関の開発を進めました。 | 開発継続中 | |
3 ガスタービン機関 | ||||
現行機種の性能改善 | 継続実施 | 市場要求に即したデュアルフューエル機関の開発を進めました。 | 性能改善継続中 |
(注)1 有限要素法(Finite Element Methodの略)。微分方程式を近似的に解くための数値解析方法の一つ。
2 数値流体力学(Computational Fluid Dynamicsの略)を用いた計算手法。
(3) 研究開発活動の特徴等(研究開発体制、研究開発課題等)
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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