有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DBLS
日立建機株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)
当連結グループは、新たな付加価値の創造、品質・信頼性の向上を目的に、新技術や新製品の開発を積極的に推進しています。研究・開発本部の先行開発センタを主体に、研究・開発、生産・調達、品質保証の各本部、及びグループ会社の研究開発従事者が、緊密な連携を取りながら研究開発を推進しています。また、広範かつ高度な技術獲得のため、株式会社日立製作所、国内外の大学との依頼研究、共同研究を行っており、これらの研究活動を通して、高度技術人財の育成を同時に図っています。
当連結会計年度の研究開発費の総額は、245億7千1百万円です。
セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりです。
(1) 建設機械ビジネス
基軸製品である油圧ショベル、超大型ショベルに加え、ミニショベル、ホイールローダ等において、次期排ガス規制に対応する技術開発を進めているほか、「低炭素」をキーワードに、クリーン化、省エネルギー化を考慮した製品開発を進め、国内の特定特殊自動車(オフロード法)排出ガス2014年基準に適合した中型油圧ショベル、ホイールローダ、道路機械を発売しています。従来機ZH200-5Bと比較して約12%の燃費低減を実現させたハイブリッド油圧ショベルZH200-6を2017年9月に発売しました。ZH200-6では、株式会社豊田自動織機と共同開発したモータ一体型の新型ハイブリッドエンジンに加え、日立オートモティブシステムズ株式会社と共同開発したリチウムイオンバッテリを搭載して、自動車・産業車両分野の技術を融合させています。車体コントローラが、油圧システム、エンジン、リチウムイオンバッテリ、電動モータで構成されるハイブリッドシステムを統合的に制御し車体性能を最大限に引き出します。本システムのベースとなる油圧ショベル向けに開発した油圧省エネシステム「TRIAS(特許第5572586号)」は、2017年11月に公益社団法人発明協会の主催する2017年度関東地方発明表彰「特許庁長官賞」を受賞しました。
新たな建設機械の潮流である情報・自動化技術関連では、機械の作業効率の向上、お客様の施工・管理コスト低減を目的とした機械の予防保全、施工支援システム等、建設機械のライフサイクル全体を視野に入れ、新たな顧客価値の創出を目的とした研究開発を推進しています。その成果として、ICT施工ソリューションの中核を担う、ZAXIS-6シリーズの新型ICT油圧ショベルZX200X-6を2018年1月から発売しました。日立建機独自のマシンコントロール機能である「Solution Linkage Assist(ソリューションリンケージ アシスト)」を搭載しており、GNSS受信機から得た機械の位置情報やバケット爪先の3D(三次元)情報を基に、設計値に従って機械のフロント(ブーム、アーム、バケット)をリアルタイムで半自動制御し、施工目標面を掘り過ぎることなく、効率的な作業が可能となります。ZX200X-6は、国土交通省が推進するi-Constructionに対応しています。
お客様の課題であるライフサイクルコストを低減するサービスソリューション「ConSite(コンサイト)」の新たなメニューとして、稼働する建設機械のエンジンオイルや作動油のオイル監視センサからの情報をモニタリングするとともに、オイルの状態を自動診断し、お客様と代理店のサービススタッフなどにレポートを自動で配信する「ConSite OIL(コンサイトオイル)」を開発しました。建設機械業界で初となる本ソリューションは、全世界での提供に先駆けて、2017年10月より、欧州及びオーストラリアで提供を開始しています。ICTやIoTの技術を活用した、センシングによる遠隔での予兆検知率を高めることをめざしています。
振動・騒音低減、安全性向上、オペレータ負荷低減、生産性・品質向上、コスト低減を実現するための基盤技術の開発を行い、圧倒的な製品力を持つ建設機械の提供を推進していきます。お客様の様々なニーズに対して、日立グループの強みであるシステム、制御及びIoT関連技術を活用しながら、「One Hitachi」で取り組むと共に、さまざまなビジネスパートナーとの連携によるオープンイノベーションによって、最適なソリューションを提供していきます。
当連結会計年度の建設機械ビジネスにおける研究開発費は、228億9千8百万円です。
当連結会計年度の主な成果は、次のとおりです。
Solution Linkage Cloud(ソリューション リンケージ クラウド)
サービスメニュー ConSite OIL(コンサイトオイル)
油圧ショベル ZX200-6、ZX120-6、ZX160LC-6
後方超小旋回型油圧ショベル ZX225US-6、ZX135US-6
後方小旋回型油圧ショベル ZX225USR-6
ホイール式油圧ショベル ZX125W-6
ハイブリッド油圧ショベル ZH200-6
ホイールローダ ZW140-6、ZW150-6、ZW180-6、ZW370-6、ZW100-6、ZW120-6
タイヤローラ ZC220P-6
ICT油圧ショベル ZX200X-6
(2) ソリューションビジネス
移動式鉱山機械向けの事業では、シミュレーション分析とサービスモニタリングを通じて部品の断面の摩耗
を最適化するほか、安全性を向上させ、部品の交換時間を短縮し、部品コストを削減するために、バケットの
消耗品の先進的なロックピンを開発しています。また、電動ロープショベルの足回り製品の品揃えを拡張する
ための開発も行っています。
固定プラント及び鉱物加工向けの事業では、電子厚さ測定装置やレーザースキャニング技術とディスクリート
素子モデリングソフトウェアを使用して製品の設計を最適化し、ミルライナーや表面摩耗の寿命を延ばし、
処理能力を向上させる開発を行っています。
当連結会計年度のソリューションビジネスにおける研究開発費は、16億7千3百万円です。
当連結会計年度の研究開発費の総額は、245億7千1百万円です。
セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりです。
(1) 建設機械ビジネス
基軸製品である油圧ショベル、超大型ショベルに加え、ミニショベル、ホイールローダ等において、次期排ガス規制に対応する技術開発を進めているほか、「低炭素」をキーワードに、クリーン化、省エネルギー化を考慮した製品開発を進め、国内の特定特殊自動車(オフロード法)排出ガス2014年基準に適合した中型油圧ショベル、ホイールローダ、道路機械を発売しています。従来機ZH200-5Bと比較して約12%の燃費低減を実現させたハイブリッド油圧ショベルZH200-6を2017年9月に発売しました。ZH200-6では、株式会社豊田自動織機と共同開発したモータ一体型の新型ハイブリッドエンジンに加え、日立オートモティブシステムズ株式会社と共同開発したリチウムイオンバッテリを搭載して、自動車・産業車両分野の技術を融合させています。車体コントローラが、油圧システム、エンジン、リチウムイオンバッテリ、電動モータで構成されるハイブリッドシステムを統合的に制御し車体性能を最大限に引き出します。本システムのベースとなる油圧ショベル向けに開発した油圧省エネシステム「TRIAS(特許第5572586号)」は、2017年11月に公益社団法人発明協会の主催する2017年度関東地方発明表彰「特許庁長官賞」を受賞しました。
新たな建設機械の潮流である情報・自動化技術関連では、機械の作業効率の向上、お客様の施工・管理コスト低減を目的とした機械の予防保全、施工支援システム等、建設機械のライフサイクル全体を視野に入れ、新たな顧客価値の創出を目的とした研究開発を推進しています。その成果として、ICT施工ソリューションの中核を担う、ZAXIS-6シリーズの新型ICT油圧ショベルZX200X-6を2018年1月から発売しました。日立建機独自のマシンコントロール機能である「Solution Linkage Assist(ソリューションリンケージ アシスト)」を搭載しており、GNSS受信機から得た機械の位置情報やバケット爪先の3D(三次元)情報を基に、設計値に従って機械のフロント(ブーム、アーム、バケット)をリアルタイムで半自動制御し、施工目標面を掘り過ぎることなく、効率的な作業が可能となります。ZX200X-6は、国土交通省が推進するi-Constructionに対応しています。
お客様の課題であるライフサイクルコストを低減するサービスソリューション「ConSite(コンサイト)」の新たなメニューとして、稼働する建設機械のエンジンオイルや作動油のオイル監視センサからの情報をモニタリングするとともに、オイルの状態を自動診断し、お客様と代理店のサービススタッフなどにレポートを自動で配信する「ConSite OIL(コンサイトオイル)」を開発しました。建設機械業界で初となる本ソリューションは、全世界での提供に先駆けて、2017年10月より、欧州及びオーストラリアで提供を開始しています。ICTやIoTの技術を活用した、センシングによる遠隔での予兆検知率を高めることをめざしています。
振動・騒音低減、安全性向上、オペレータ負荷低減、生産性・品質向上、コスト低減を実現するための基盤技術の開発を行い、圧倒的な製品力を持つ建設機械の提供を推進していきます。お客様の様々なニーズに対して、日立グループの強みであるシステム、制御及びIoT関連技術を活用しながら、「One Hitachi」で取り組むと共に、さまざまなビジネスパートナーとの連携によるオープンイノベーションによって、最適なソリューションを提供していきます。
当連結会計年度の建設機械ビジネスにおける研究開発費は、228億9千8百万円です。
当連結会計年度の主な成果は、次のとおりです。
Solution Linkage Cloud(ソリューション リンケージ クラウド)
サービスメニュー ConSite OIL(コンサイトオイル)
油圧ショベル ZX200-6、ZX120-6、ZX160LC-6
後方超小旋回型油圧ショベル ZX225US-6、ZX135US-6
後方小旋回型油圧ショベル ZX225USR-6
ホイール式油圧ショベル ZX125W-6
ハイブリッド油圧ショベル ZH200-6
ホイールローダ ZW140-6、ZW150-6、ZW180-6、ZW370-6、ZW100-6、ZW120-6
タイヤローラ ZC220P-6
ICT油圧ショベル ZX200X-6
(2) ソリューションビジネス
移動式鉱山機械向けの事業では、シミュレーション分析とサービスモニタリングを通じて部品の断面の摩耗
を最適化するほか、安全性を向上させ、部品の交換時間を短縮し、部品コストを削減するために、バケットの
消耗品の先進的なロックピンを開発しています。また、電動ロープショベルの足回り製品の品揃えを拡張する
ための開発も行っています。
固定プラント及び鉱物加工向けの事業では、電子厚さ測定装置やレーザースキャニング技術とディスクリート
素子モデリングソフトウェアを使用して製品の設計を最適化し、ミルライナーや表面摩耗の寿命を延ばし、
処理能力を向上させる開発を行っています。
当連結会計年度のソリューションビジネスにおける研究開発費は、16億7千3百万円です。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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