有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100D6NE
株式会社タダノ 研究開発活動 (2018年3月期)
当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発活動の殆どは、当社の開発部門で行われております。開発部門では、日本及び海外の市場ニーズに即したクレーン車、高所作業車及びそれらの応用製品の開発、新技術・先端技術の応用研究活動を行っております。なお、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発活動に要した金額は、研究材料費、人件費等、総額61億4千9百万円であります。
当連結会計年度における各セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。
(1)日本
①日本市場向け新型13t吊りラフテレーンの発売
当社コアバリュー「安全・品質・効率」を具体化し、時代を切り開く新型ラフテレーンクレーン「Generation4(G4)」シリーズの4機種目として、GR-130N-2を開発し、販売を開始しました。(先行販売の3機種: GR-700N-2 GR-250N-4 GR-160N-4)
顧客要望のライフサイクルコスト低減に係わる従来技術を継承しつつ、下記の新技術を採用することで、従来機より商品力を飛躍的に向上させ、市場での拡販を図っております。
・特長
1)従来の2ウインチを、16tクラスに搭載のパワフルな1ウインチに集約。過去のクレーン作業実態調査に基
づき、定格総荷重3.2tの1本掛けフックを有する1ウインチ式とすることで、従来機での約9割の吊り荷作業に対して、簡単・スピーディー・パワフルなクレーン作業を幅広いユーザー層へ提供
2)ブーム22.5m、ジブ25.9mの、共にクラス最大を誇る作業半径を実現
3)ディーゼル特殊自動車2014年排ガス規制(4次規制)適合エンジンを搭載
4)アウトリガやジブの準備・格納作業に対して、周囲状況を確認しながら、効率的なワンマンオペレーション
を実現するセットアップラジコンを装備
5)運転席からは確認しづらい車両左側面をカバーし、歩行者や自転車を検知し警報する、クレーン業界で世界
初となる、ヒューマンアラートシステム(HAS)を採用
6)クレーン業界で国内初となる、俯瞰映像表示装置のワイドサイトビュー(WSV)採用(オプション)
7)走行時/クレーン作業時の燃費低減意識を促進する燃料消費モニタ、クレーン作業時の燃費低減を実現する
エコ・モード、油圧ポンプ制御によりCO2と燃料消費量を低減するポジティブ・コントロール、車両稼働状況や位置情報・保守管理をインターネットでサポートするHELLO-NETを、他機種同様に搭載
②住宅建設向けリーチタワー式ラフテレーンクレーンの発売
ふところが深い作業に適した「リーチタワー式ラフテレーンクレーン」(建設現場での電線及び他の建設物などの障害物をクリアする形状を有し、住宅建設向けに特性を発揮する製品)の新モデルを開発し、販売を開始しました。ディーゼル特殊自動車2014年排出ガス規制対応に加えて、走行安全性能と環境性能を向上させ、国内市場での拡販を図っております。
・特長
1)4段メインブームと、水平に伸縮可能な6段のジブにより、最大地上揚程30.7m、最大作業半径23mを確保
し、ふところの深い作業を、余裕を持って実現
2)HAS、後方映像表示装置バックモニタ等を追加し、走行安全性能を向上
3)燃料消費モニタ、エコ・モード、ポジティブ・コントロールを採用し、環境性能を向上
③海外市場向け110t吊りラフテレーンクレーンの発売
海外市場向け商品として、2軸キャリヤのラフテレーンクレーンとしては最大機種となる、吊上げ能力110tクラスのGR-1200XL-3/GR-1100EX-3を開発しました。北米におけるシェールガス、オイルサンド等のエネルギー資源開発や、建設工事の現場等で求められている大型化・長尺化に対応しながら、コンパクトなキャリヤによる高い狭所進入性を実現し、海外市場での拡販を図っております。
・特長
1)軽量、高強度のラウンドブーム採用で、当社の2軸キャリヤのラフテレーンクレーンとしては最大となる、
地上揚程56.1m、最大作業半径44.0mの作業領域を実現
2)1クラス下の機種と同じキャリヤを採用し、狭所への進入性と搬送性を向上
3)作業領域をアウトリガ張出し状態に応じて最適な領域まで拡大する「Smart Chart」制御を採用
④海外市場向け新型トラッククレーンの発売
近年のアジア、中東等を中心とした海外トラッククレーン市場では、工事規模に則した性能ラインナップと、高速走行や悪路走行にも対応可能な高い走行性能が求められています。更に安全性・耐久性に優れ、中古車市場でも価値の高い「Made in Japan」が要望されています。そこで、日本設計・日本生産による高品質なモノづくりにこだわった、3機種の新型トラッククレーン GT-750EL-3(75t吊り)、GT-600EL-3(60t吊り)、及びGT-300EL-3(30t吊り)を開発し、販売を開始しました。高性能・高品質な製品として他社製品と差別化し、海外市場でのポジションアップを図っております。なお、上記3機種は左ハンドル仕様ですが、今後さらにお客様からの要望が高い右ハンドル仕様を開発し、仕向け地のニーズに合わせて選択可能となるよう、対応してまいります。
・特長
1)軽量・高強度のラウンドブーム採用で、精度の高い作業を実現。更に下振り出しジブ採用により、作業スペ
ースが限られた市街地でも高い作業性を発揮
2)世界でも豊富な採用実績を誇る、米ヘンドリクソン社と共同開発したラバー・サスペンションを採用。悪路
走行性、乗り心地や操作性、メンテナンス性を向上
3)運転席には、新型キャビンのデザインを採用。走行速度を一定に保つクルーズ・コントロールシステム等と
併せ、安定した走行をサポートし運転手の負担を軽減
4)燃料消費モニタ、エコ・モード、ポジティブ・コントロール、HELLO-NETの各機能を搭載。環境に配慮しな
がら、お客様の効率的なクレーン運用をサポート
5)75t,60t吊りでは、アウトリガ張出し状態に応じて作業領域を最適化する「Smart Chart」制御を採用
当事業セグメントに係る研究開発費は44億7千2百万円であります。
(2)欧州
オールテレーンクレーンATF60G-3を開発し、欧州及びその他海外地域での販売を開始しました。格納状態ではコンパクトながら、高揚程作業を可能とした48.1mブームを搭載し、顧客要望を反映した製品に仕上げることで、グローバル市場での拡販を図っております。
・特長
1)車体を含めてコンパクトな格納状態ながら、48.1mブームを搭載して高揚程作業に対応
2)ワンエンジン式とすることで軽量化を実現し、様々な道路事情に対応
当事業セグメントに係る研究開発費は14億5千万円であります。
(3)米州
新最大吊り上げ能力35tの伸縮ブーム式クローラクレーン GTC-350を新たに開発し、販売活動を開始しました。軽量化を実現しながら、信頼性と安全性を大幅に向上させ、米州域のみならずグローバル市場でも、更なる拡販を目指しております。
・特長
1)ブームや各油圧駆動装置等をタダノと共同開発することで、従来機を遥かに上回る性能を確保。(従来機:
最大吊上げ能力27.2t、ブーム長さ24.4m⇒開発機:最大吊上げ能力35t、ブーム長さ27.2m)
2)クローラ張出位置が左右非対称の状態であっても、最適なクレーン吊上能力を発揮出来る「Opti-Width」
システムを搭載し、競合と差別化。
当事業セグメントに係る研究開発費は2億2千6百万円であります。
(4)その他
該当事項はありません。
当連結会計年度における各セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。
(1)日本
①日本市場向け新型13t吊りラフテレーンの発売
当社コアバリュー「安全・品質・効率」を具体化し、時代を切り開く新型ラフテレーンクレーン「Generation4(G4)」シリーズの4機種目として、GR-130N-2を開発し、販売を開始しました。(先行販売の3機種: GR-700N-2 GR-250N-4 GR-160N-4)
顧客要望のライフサイクルコスト低減に係わる従来技術を継承しつつ、下記の新技術を採用することで、従来機より商品力を飛躍的に向上させ、市場での拡販を図っております。
・特長
1)従来の2ウインチを、16tクラスに搭載のパワフルな1ウインチに集約。過去のクレーン作業実態調査に基
づき、定格総荷重3.2tの1本掛けフックを有する1ウインチ式とすることで、従来機での約9割の吊り荷作業に対して、簡単・スピーディー・パワフルなクレーン作業を幅広いユーザー層へ提供
2)ブーム22.5m、ジブ25.9mの、共にクラス最大を誇る作業半径を実現
3)ディーゼル特殊自動車2014年排ガス規制(4次規制)適合エンジンを搭載
4)アウトリガやジブの準備・格納作業に対して、周囲状況を確認しながら、効率的なワンマンオペレーション
を実現するセットアップラジコンを装備
5)運転席からは確認しづらい車両左側面をカバーし、歩行者や自転車を検知し警報する、クレーン業界で世界
初となる、ヒューマンアラートシステム(HAS)を採用
6)クレーン業界で国内初となる、俯瞰映像表示装置のワイドサイトビュー(WSV)採用(オプション)
7)走行時/クレーン作業時の燃費低減意識を促進する燃料消費モニタ、クレーン作業時の燃費低減を実現する
エコ・モード、油圧ポンプ制御によりCO2と燃料消費量を低減するポジティブ・コントロール、車両稼働状況や位置情報・保守管理をインターネットでサポートするHELLO-NETを、他機種同様に搭載
②住宅建設向けリーチタワー式ラフテレーンクレーンの発売
ふところが深い作業に適した「リーチタワー式ラフテレーンクレーン」(建設現場での電線及び他の建設物などの障害物をクリアする形状を有し、住宅建設向けに特性を発揮する製品)の新モデルを開発し、販売を開始しました。ディーゼル特殊自動車2014年排出ガス規制対応に加えて、走行安全性能と環境性能を向上させ、国内市場での拡販を図っております。
・特長
1)4段メインブームと、水平に伸縮可能な6段のジブにより、最大地上揚程30.7m、最大作業半径23mを確保
し、ふところの深い作業を、余裕を持って実現
2)HAS、後方映像表示装置バックモニタ等を追加し、走行安全性能を向上
3)燃料消費モニタ、エコ・モード、ポジティブ・コントロールを採用し、環境性能を向上
③海外市場向け110t吊りラフテレーンクレーンの発売
海外市場向け商品として、2軸キャリヤのラフテレーンクレーンとしては最大機種となる、吊上げ能力110tクラスのGR-1200XL-3/GR-1100EX-3を開発しました。北米におけるシェールガス、オイルサンド等のエネルギー資源開発や、建設工事の現場等で求められている大型化・長尺化に対応しながら、コンパクトなキャリヤによる高い狭所進入性を実現し、海外市場での拡販を図っております。
・特長
1)軽量、高強度のラウンドブーム採用で、当社の2軸キャリヤのラフテレーンクレーンとしては最大となる、
地上揚程56.1m、最大作業半径44.0mの作業領域を実現
2)1クラス下の機種と同じキャリヤを採用し、狭所への進入性と搬送性を向上
3)作業領域をアウトリガ張出し状態に応じて最適な領域まで拡大する「Smart Chart」制御を採用
④海外市場向け新型トラッククレーンの発売
近年のアジア、中東等を中心とした海外トラッククレーン市場では、工事規模に則した性能ラインナップと、高速走行や悪路走行にも対応可能な高い走行性能が求められています。更に安全性・耐久性に優れ、中古車市場でも価値の高い「Made in Japan」が要望されています。そこで、日本設計・日本生産による高品質なモノづくりにこだわった、3機種の新型トラッククレーン GT-750EL-3(75t吊り)、GT-600EL-3(60t吊り)、及びGT-300EL-3(30t吊り)を開発し、販売を開始しました。高性能・高品質な製品として他社製品と差別化し、海外市場でのポジションアップを図っております。なお、上記3機種は左ハンドル仕様ですが、今後さらにお客様からの要望が高い右ハンドル仕様を開発し、仕向け地のニーズに合わせて選択可能となるよう、対応してまいります。
・特長
1)軽量・高強度のラウンドブーム採用で、精度の高い作業を実現。更に下振り出しジブ採用により、作業スペ
ースが限られた市街地でも高い作業性を発揮
2)世界でも豊富な採用実績を誇る、米ヘンドリクソン社と共同開発したラバー・サスペンションを採用。悪路
走行性、乗り心地や操作性、メンテナンス性を向上
3)運転席には、新型キャビンのデザインを採用。走行速度を一定に保つクルーズ・コントロールシステム等と
併せ、安定した走行をサポートし運転手の負担を軽減
4)燃料消費モニタ、エコ・モード、ポジティブ・コントロール、HELLO-NETの各機能を搭載。環境に配慮しな
がら、お客様の効率的なクレーン運用をサポート
5)75t,60t吊りでは、アウトリガ張出し状態に応じて作業領域を最適化する「Smart Chart」制御を採用
当事業セグメントに係る研究開発費は44億7千2百万円であります。
(2)欧州
オールテレーンクレーンATF60G-3を開発し、欧州及びその他海外地域での販売を開始しました。格納状態ではコンパクトながら、高揚程作業を可能とした48.1mブームを搭載し、顧客要望を反映した製品に仕上げることで、グローバル市場での拡販を図っております。
・特長
1)車体を含めてコンパクトな格納状態ながら、48.1mブームを搭載して高揚程作業に対応
2)ワンエンジン式とすることで軽量化を実現し、様々な道路事情に対応
当事業セグメントに係る研究開発費は14億5千万円であります。
(3)米州
新最大吊り上げ能力35tの伸縮ブーム式クローラクレーン GTC-350を新たに開発し、販売活動を開始しました。軽量化を実現しながら、信頼性と安全性を大幅に向上させ、米州域のみならずグローバル市場でも、更なる拡販を目指しております。
・特長
1)ブームや各油圧駆動装置等をタダノと共同開発することで、従来機を遥かに上回る性能を確保。(従来機:
最大吊上げ能力27.2t、ブーム長さ24.4m⇒開発機:最大吊上げ能力35t、ブーム長さ27.2m)
2)クローラ張出位置が左右非対称の状態であっても、最適なクレーン吊上能力を発揮出来る「Opti-Width」
システムを搭載し、競合と差別化。
当事業セグメントに係る研究開発費は2億2千6百万円であります。
(4)その他
該当事項はありません。
- 有価証券報告書 抜粋メニュー
- 連結経営指標等
- 提出会社の経営指標等
- 沿革
- 事業の内容
- 関係会社の状況
- 従業員の状況
- 事業等のリスク
- 研究開発活動
- 株式の総数等
- 発行済株式総数、資本金等の推移
- 株価の推移
- 最近6月間の月別最高・最低株価
- 株式所有者別状況
- 役員の状況
- コーポレートガバナンス状況
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01613] S100D6NE)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。