有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100D9YI
鉱研工業株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)
当社は、地質調査・地下資源開発あるいは自然災害防止・構造物基礎施工などの分野において技術の研究及び開発活動を活発に展開し、その成果を製造販売と工事施工に反映させるよう努めております。そして、更に多様化し高度化する市場のニーズに即して幅広く調査研究を行い、今後の事業の中心となる製品と工法の開発に取り組んでおります。
当連結会計年度における当社が支出した研究開発費の総額は101百万円であります。
なお、当連結会計年度における当社の主な研究開発の成果には次のものがあります。
1. ROV搭載型海底資源調査コアリングシステムの開発
MD-5000T
海底資源調査コアリングシステムはROV(無人潜水調査機)に搭載させ、水深5,000Mまで潜水し、海底資源
(コア採取)調査のために開発しました。現在本国が進めているコバルトリッチクラストのような海底資源の精査
用としての使用が期待できます。
従来の海底掘削に比べ、小型、低コスト、時間当たりの取得コアの多さが特徴で、国内の調査はもちろん、
本国と同じように海底資源が豊富にある海況の他国での使用も期待できます。
2. 再生可能エネルギー熱利用技術開発(地中熱利用)
FSGT-150C
高起振力新型バイブロヘッド(掘削深度100M)に対応した2重管ロッド脱着システム及びロッドの自動補給・回収
ソフトを搭載した掘削機(FSGT-150C)を製作しました。
本機の導入により、掘削現場における人員の削減、安全性の向上、熱交換器の削孔コストの低減に貢献します。
本機は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 以下、「NEDO」という。)
「再生可能エネルギー熱利用技術開発」事業、委託業務で実施、本年度のNEDOのHPにてニュースリリース
掲載予定です。
3. 急斜面災害対応ボーリングロボット開発
R30-N
本補助金事業はロボット化技術の開発と適用により、常に危険な作業環境にある災害対応のボーリング工事を
安全かつ効率よく施工し、熟練作業不足の解消、施工管理の自動化による品質の向上及び、省力化を実現のために
① 自動掘削ボーリングロボットの開発
② 急斜面を遠隔操作で移動し、無人で掘削する。
③ 自動施工管理システムの開発
NEDOロボットの補助金事業で2016年・29年度に開発・製作を実施しました。
今後、販売事業計画により拡販を推進してまいります。
4. 先端駆動型超高周波振動装置の開発
Sドリル
超高周波振動装置は掘削ビット直下に装備され、深度による打撃損失を最小限に抑えた掘削が可能な装置です。
一般的な打撃掘削機が振動周波数40Hz程度であるのに対し、本機は新たな振動機構を採用することで、設計上
数百Hzが可能で、現在の試験を実施中です。試験終了後に製品化する予定です。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01699] S100D9YI)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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