有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100COGZ
株式会社ノーリツ 研究開発活動 (2017年12月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、お客さまに当社製品を安心して使っていただくために、各分野にわたって研究開発に取り組み、最先端技術を駆使しながら熱源機器の多機能化、対環境性能の向上等の更なる改善を推進し、先端技術分野で今後の事業の中心となる製品の研究開発を進めております。
現在の研究開発は、当社において温水空調分野、住設システム分野、㈱ハーマンにおいて厨房分野を中心に推進しております。
当連結会計年度における研究開発費の総額は55億54百万円であります。なお、当社グループの研究開発活動をセグメントに配分することが困難なため、製品分野別に記載しております。
(温水空調分野)
本格的な環境問題への関心の高まり、そして国のエネルギー政策や社会課題化している超高齢社会における入浴事故の増加を背景に、高効率給湯器やハイブリッド給湯器など新商材の新技術に注力してまいりました。まず家庭用の高効率ガス給湯器「エコジョーズ」では、高効率ガスふろ給湯器としては業界で初めて(2016年12月6日対外公表時点)入浴時の見守り機能と、浴槽内のお湯を除菌する機能を搭載した「GT-C2462シリーズ」を開発、発売しました。入浴事故はわが国の不慮の事故における死亡事故の種類の中で交通事故よりも多いと言われています。暖かい部屋から寒い脱衣場、その後の高温入浴といった、入浴までの一連の行動の中で生じる急激な温度変化による“ヒートショック”や、温度感覚の鈍りが引き起こす長時間入浴などの“のぼせ”と、それらによる浴室での人の体調の変化による事故を同居家族などが気付かないことが主な要因とされています。社会課題化したこれらに対応するため、従来のガスふろ給湯器の機能に“見まもり”と“キレイ”の機能を加えました。更に、高効率ガス温水暖房付ふろ給湯器においても業界初(2017年7月28日対外公表時点)となる“見まもり”と“温水暖房”の機能を連携した「GTH-C2450-1シリーズ」、「GTH-C2451-1シリーズ」を開発、発売しました。
昨年開発、発売した戸建住宅用に加えて、集合住宅用ハイブリッド給湯・暖房システムとしては業界最高レベルの給湯一次エネルギー効率145%を実現した新製品を開発、発売しました。エネルギー消費の低減に向けた社会ニーズが高まる中で、建築物省エネ法では、2017年4月から2,000平米以上の非住宅建築物に省エネ基準の適合義務化、および300平米以上の建築物に省エネ基準の届出義務化が開始しており、集合住宅における更なる省エネ化が求められていることに対応しました。また同システムとしては唯一、地球温暖化への影響が極めて少なく冷媒としても効率の良いノンフロン冷媒「R290」を採用しています。尚、当製品は『2017年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰』を受賞しました。
業務用市場においては、業務用の浴場で定められた湯質の維持を実現するために必要な「ろ過」「殺菌」ができるろ過ユニット「RAFシリーズ」に省エネ機能などを新規搭載し、18年ぶりにリニューアルしました。「自動塩素濃度調整機能なしタイプ」など7機種を追加ラインナップすると共に、業務用浴場システムを構成する周辺機器を一斉にリニューアルし、高齢者施設や宿泊施設の増加に対応します。
また高齢者施設や宿泊施設など業務用機器の遠隔監視ユニットをリニューアルしました。業務用機器の運転状態を24時間監視し、故障発生時には当社コンタクトセンターに故障情報を自動で通知する遠隔監視システムです。従来の携帯電話・3G回線に加えてLAN回線を利用する機種をラインナップしました。対象機器を拡大したことで、給湯器を複数台連結したマルチシステムを導入しているホテルなどの大規模施設から、給湯器を単体で使用している飲食店などの小規模施設に対応できるようになりました。
海外市場においては、米国では省エネおよび環境配慮の基準が厳しくなっており、従来のタンク式給湯器から省エネ性の高いタンクレス給湯器へのシフトが加速しています。NOx排出量、熱効率基準を満たす超高効率の燃焼方式を採用した「GQ-C59シリーズ」を開発、発売しました。タンク式給湯器からの取り替え施工を容易にした構造設計を実現し、他社製品との差別化を図りました。
温水空調分野における研究開発費は35億79百万円であります。
(住設システム分野)
システムキッチンでは普及タイプの「レシピア」、中高級タイプの「レシピアプラス」のリフォーム対応力を向上させた新対面プランを開発、発売しました。ダイニングキッチンにおいてダイニング側の造作工事が不要となり、更にキッチンの間口を10ミリ刻みで調整できる「ジャスト」対応を強化し、シンク位置とコンロ位置も自由に調整が可能となりました。また普及価格帯の洗面化粧台「シャンピーヌ」は2020年に義務化される改正省エネ基準に対応するため消費電力を抑えたLED照明ミラーキャビネットを開発、発売しました。
システムバスでは、「ユパティオシリーズ」「ユパティオヒロイシリーズ」で5,000万点以上のイラスト、画像の中から浴室内の壁デザインを選ぶことができる「アートウォールプラス」を開発、発売しました。
住設システム分野における研究開発費は2億14百万円であります。
(厨房分野)
ガスビルトインコンロでは中価格帯の中価格帯の「ピアット」をリニューアルし、「グリルプレート波型」と専用の油はねガードをオプションで設定できるよう開発、発売しました。共働き世帯の増加で「時短・省手間」と「本格料理」にこだわる両方のニーズが高まっていることに対応しました。ガステーブルコンロでは鍋なし検知機能を採用し、充実した安全機能を搭載した「セイフィー」を開発、発売しました。高齢化の加速を背景に、着衣に着火することに起因した火災が発生しているなどの状況を踏まえ、シニア世帯で普及率の高いガステーブルコンロの安心機能を充実させました。ガスビルトインオーブンでは業界で初めて(2017年8月22日対外公表時点)焼き物、煮物、炒め物など56種類のメニューを自動調理するオートクック機能を搭載した「スイングオーブン」を開発、発売しました。
厨房分野における研究開発費は3億96百万円であります。
なお、上記以外の各事業分野に関連付けられない基礎的研究開発費が13億65百万円あります。
現在の研究開発は、当社において温水空調分野、住設システム分野、㈱ハーマンにおいて厨房分野を中心に推進しております。
当連結会計年度における研究開発費の総額は55億54百万円であります。なお、当社グループの研究開発活動をセグメントに配分することが困難なため、製品分野別に記載しております。
(温水空調分野)
本格的な環境問題への関心の高まり、そして国のエネルギー政策や社会課題化している超高齢社会における入浴事故の増加を背景に、高効率給湯器やハイブリッド給湯器など新商材の新技術に注力してまいりました。まず家庭用の高効率ガス給湯器「エコジョーズ」では、高効率ガスふろ給湯器としては業界で初めて(2016年12月6日対外公表時点)入浴時の見守り機能と、浴槽内のお湯を除菌する機能を搭載した「GT-C2462シリーズ」を開発、発売しました。入浴事故はわが国の不慮の事故における死亡事故の種類の中で交通事故よりも多いと言われています。暖かい部屋から寒い脱衣場、その後の高温入浴といった、入浴までの一連の行動の中で生じる急激な温度変化による“ヒートショック”や、温度感覚の鈍りが引き起こす長時間入浴などの“のぼせ”と、それらによる浴室での人の体調の変化による事故を同居家族などが気付かないことが主な要因とされています。社会課題化したこれらに対応するため、従来のガスふろ給湯器の機能に“見まもり”と“キレイ”の機能を加えました。更に、高効率ガス温水暖房付ふろ給湯器においても業界初(2017年7月28日対外公表時点)となる“見まもり”と“温水暖房”の機能を連携した「GTH-C2450-1シリーズ」、「GTH-C2451-1シリーズ」を開発、発売しました。
昨年開発、発売した戸建住宅用に加えて、集合住宅用ハイブリッド給湯・暖房システムとしては業界最高レベルの給湯一次エネルギー効率145%を実現した新製品を開発、発売しました。エネルギー消費の低減に向けた社会ニーズが高まる中で、建築物省エネ法では、2017年4月から2,000平米以上の非住宅建築物に省エネ基準の適合義務化、および300平米以上の建築物に省エネ基準の届出義務化が開始しており、集合住宅における更なる省エネ化が求められていることに対応しました。また同システムとしては唯一、地球温暖化への影響が極めて少なく冷媒としても効率の良いノンフロン冷媒「R290」を採用しています。尚、当製品は『2017年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰』を受賞しました。
業務用市場においては、業務用の浴場で定められた湯質の維持を実現するために必要な「ろ過」「殺菌」ができるろ過ユニット「RAFシリーズ」に省エネ機能などを新規搭載し、18年ぶりにリニューアルしました。「自動塩素濃度調整機能なしタイプ」など7機種を追加ラインナップすると共に、業務用浴場システムを構成する周辺機器を一斉にリニューアルし、高齢者施設や宿泊施設の増加に対応します。
また高齢者施設や宿泊施設など業務用機器の遠隔監視ユニットをリニューアルしました。業務用機器の運転状態を24時間監視し、故障発生時には当社コンタクトセンターに故障情報を自動で通知する遠隔監視システムです。従来の携帯電話・3G回線に加えてLAN回線を利用する機種をラインナップしました。対象機器を拡大したことで、給湯器を複数台連結したマルチシステムを導入しているホテルなどの大規模施設から、給湯器を単体で使用している飲食店などの小規模施設に対応できるようになりました。
海外市場においては、米国では省エネおよび環境配慮の基準が厳しくなっており、従来のタンク式給湯器から省エネ性の高いタンクレス給湯器へのシフトが加速しています。NOx排出量、熱効率基準を満たす超高効率の燃焼方式を採用した「GQ-C59シリーズ」を開発、発売しました。タンク式給湯器からの取り替え施工を容易にした構造設計を実現し、他社製品との差別化を図りました。
温水空調分野における研究開発費は35億79百万円であります。
(住設システム分野)
システムキッチンでは普及タイプの「レシピア」、中高級タイプの「レシピアプラス」のリフォーム対応力を向上させた新対面プランを開発、発売しました。ダイニングキッチンにおいてダイニング側の造作工事が不要となり、更にキッチンの間口を10ミリ刻みで調整できる「ジャスト」対応を強化し、シンク位置とコンロ位置も自由に調整が可能となりました。また普及価格帯の洗面化粧台「シャンピーヌ」は2020年に義務化される改正省エネ基準に対応するため消費電力を抑えたLED照明ミラーキャビネットを開発、発売しました。
システムバスでは、「ユパティオシリーズ」「ユパティオヒロイシリーズ」で5,000万点以上のイラスト、画像の中から浴室内の壁デザインを選ぶことができる「アートウォールプラス」を開発、発売しました。
住設システム分野における研究開発費は2億14百万円であります。
(厨房分野)
ガスビルトインコンロでは中価格帯の中価格帯の「ピアット」をリニューアルし、「グリルプレート波型」と専用の油はねガードをオプションで設定できるよう開発、発売しました。共働き世帯の増加で「時短・省手間」と「本格料理」にこだわる両方のニーズが高まっていることに対応しました。ガステーブルコンロでは鍋なし検知機能を採用し、充実した安全機能を搭載した「セイフィー」を開発、発売しました。高齢化の加速を背景に、着衣に着火することに起因した火災が発生しているなどの状況を踏まえ、シニア世帯で普及率の高いガステーブルコンロの安心機能を充実させました。ガスビルトインオーブンでは業界で初めて(2017年8月22日対外公表時点)焼き物、煮物、炒め物など56種類のメニューを自動調理するオートクック機能を搭載した「スイングオーブン」を開発、発売しました。
厨房分野における研究開発費は3億96百万円であります。
なお、上記以外の各事業分野に関連付けられない基礎的研究開発費が13億65百万円あります。
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