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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100D8BD

有価証券報告書抜粋 伯東株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー株式の総数等

当社グループにおける研究開発活動は工業薬品事業が行っており、当連結会計年度における活動状況は以下のとおりであります。
(1)方針および目的
当社は、石油・石油化学工業、紙・パルプ工業、自動車工場などの各種産業プロセスにおける生産性向上と、資源、省エネルギー、環境改善を目的とするスペシャリティーケミカルズを提供しております。
近年、国内の石油・石油化学工業は市場縮小の傾向にあり、国内石油精製会社の集約が見込まれるなど、厳しい状況が続いております。また、米国においては複数の大規模エチレンプラントが立ち上がることから、縮小傾向に拍車がかかるものと予想されます。また、紙・パルプ工業においても、インターネットの普及により印刷情報用紙、新聞用紙の需要低下が続いており、市場縮小傾向が続くと予想されております。
当社は、この厳しい環境下において顧客のコスト削減志向が強まり、安価原料の使用による生産性低下対策として需要増が見込まれるトラブル防止製品の開発に注力する計画です。
また、当社が有する既存技術について他業界への応用を促進してまいります。
化粧品関連においてはオリジナル原料であるアルカシーランの販売とアルカシーランをベースにした処方によるODMビジネスを展開しております。2016年9月に当社ブランド化粧品「TAEKO」のサンスクリーンを上市いたしました。引き続き「TAEKO」のブランド展開に注力してまいります。
(2)主な研究・技術開発の内容
①工業用薬品関係
石油精製分野においては、今後、安価原油の積極的な使用による、装置の汚れ問題の顕在化が予想されることから、運転データーの統計解析により汚れの発生原因を推定、対策品を開発するといった新たな研究手法に着手いたしました。当連結会計年度は解析結果に基づいた新製品開発を行う予定です。
石油化学工業分野においては、前連結会計年度に開発した新規ゴム用消泡剤が市場の要求をクリアしました。当連結会計年度はラインナップの拡充を更に推し進めると共に、新規分野への応用を検討してまいります。
紙パルプ工業においては、生産が堅調なクラフトパルプ製造工程に使用される、操業安定化剤、収率向上剤、スケール防止剤について、顧客における長期テストを行い、良好な結果が得られました。効果メカニズムに対する裏付けも採れ、顧客の評価も高いことから今後拡販に力を入れてまいります。
②化粧品関連
自社ブランドの販売にあたって、化粧品効果試験(長期使用)として、肌質診断装置を使ったモニター試験を実施した結果、季節変動による皮膚変化の確認、マッサージ継続によるくすみ改善効果が確認されました。
また、「TAEKO」サンスクリーンのモニター試験においては、1週間の使用で肌水分値が向上し、TEWL(経表皮水分蒸散量)も抑制され、使用前より肌状態が整う結果となり、比較対象製品に対する優位性を確認しております。
③新規分野開発
建材製造用薬剤として開発した濾水向上剤は、適用方法に関する検討を行い、実機テストで大幅な効果向上を確認致しました。今後は製品ラインナップの拡充を図り、市場ニーズに広く対応できるように検討を進めてまいります。石油化学工業用として開発したゴム用消泡剤の技術は、塗料など他産業への応用も可能であることから、新規分野進出に向け、市場調査とニーズの発掘に力を入れてまいります。
(3)研究開発費
当連結会計年度の研究開発費の総額は154百万円(消費税等は含まれておりません)であります。

経営上の重要な契約等株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02802] S100D8BD)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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