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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100D97V

有価証券報告書抜粋 井村屋グループ株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー株式の総数等

当連結会計年度の研究開発活動は、「おいしい!の笑顔をつくる」の社会的使命のもと、高い技術と新鮮な時代感覚をもち、夢のある商品とすぐれたサービスを通じて豊かな生活を提供できるよう、菓子及び食品とその関連分野における活動を行っております。
すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。
現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は74名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は5億66百万円であります。

セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。
(1) 流通事業
(基礎研究)
三重県内の大学や公設研究機関と連携し、当社のコア原料である「あずき」をテーマとした、ポリフェノール・あずき発酵食品・養液栽培等の研究を行っています。また、「健康寿命延伸のための食の研究開発」として、高カロリー豆腐に続く、高カロリー・高タンパクデザートの開発に取り組んでいます。
(菓子商品)
小豆の健康性を意識した煮小豆商品として発売した「煮小豆ようかん」に加え、あらたに「煮小豆どら焼」「煮小豆水ようかん」「手作り最中ギフト」(あん:煮小豆あん)もシリーズ商品としてラインナップしました。また、缶プリン発売50周年として、こだわりの製法で仕上げている「昔ながらの缶プリンギフト」もご好評を頂いております。今後もシンプルな原料で素材の味わいを活かした和菓子商品の開発を行ってまいります。
(食品商品)
昨年発売したお客様の健康に寄与できる商品として、小豆を煮汁ごと炊きあげ、小豆の栄養を閉じ込めた「煮小豆」に続き、本年度は、野菜、小豆、大豆、雑穀など10種類の具材のはいった具入りドレッシング「プラス10(テン)和風玉ねぎ味、トマト味」や、お豆腐で作ったマヨネーズタイプのからだにやさしいドレッシング「やさマヨドレッシング」を発売しました。また、仕事や子育てに忙しい働く女性の手助け商品として、長年の蓄積された中華まんの調理技術を活かした「おにぎりの具 肉みそ味、カレー味」を発売しました。引き続き、好評を得ている定番の「ゆであずき」「お赤飯の素」とともに、お客様に喜んでいただける商品開発に取り組んでまいります。
(デイリーチルド商品)
美味しく少量でカロリーを摂取できる「高カロリー豆腐」に、スマイルケア食の「健康維持上栄養補給が必要な人向けの食品」に表示可能な『青』マークを表記することで顧客へ訴求し、販売し好評をいただいています。また、定番の「美し豆腐」も、好評をいただき販売が広がっています。
チルド用の肉まん・あんまんは、特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドシリーズ」を中心にご好評いただいています。2018年度は更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。
(冷菓商品)
昨夏の猛暑が追い風となり、「あずきバーシリーズ」の年間売上本数が2億75百万本と、過去最高本数を記録しました。「やわもちアイス」ブランドでは、定番アイテムのリニューアルに加え、「安納芋」や「みたらし」といった新フレーバーを投入し、売上に貢献しました。「kiri®」ブランドとのコラボ商品の展開として、バータイプの「ブルーベリー」と「ストロベリー」やひとくちサイズの新製品を発売し、好評をいただきました。また、新しい挑戦として、アメリカのピーナッツバターブランド「SKIPPY®」とコラボしたバーアイス「SKIPPY®ピーナッツバターアイス」を発売し、話題となりました。今後は和風、洋風ともに更なる拡売を目指した開発、そして和洋折衷にも挑戦してまいります。

(点心・デリ商品)
CVSを中心に商品提案及び供給を行っています。特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドシリーズ」は、脇屋友詞シェフ監修「炙り焼きチャーシューまん」も加わり、ご好評頂いています。また、蒸してから焼成することで新しい美味しさを提供できる「ベイクド・デリシリーズ」の新商品も発売いたしました。2017年には新しい「点心・デリ工場」も順調に稼動し、2018年度はさらに生産設備の強化を図ると同時に更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。
(冷凍菓子商品)
長年培った「小豆加工技術」、「もち加工技術」、「包あん技術」、「冷凍技術」を応用し、自然解凍するだけで作りたてのような美味しさを味わえる冷凍和菓子を展開しています。今年は、食べ切りサイズで取り扱い易い6コ入和菓子シリーズ(おはぎ、きなこおはぎ、あんころ餅)を発売しました。自然解凍だけでは無く、お急ぎの場合はレンジ解凍でも美味しく召し上がれます。今後は、和菓子の中に洋の要素を取り入れた和洋折衷菓子にも力を入れ、多くのお客様にお喜び頂ける商品開発を進めてまいります。
当連結会計年度における研究開発費の金額は5億16百万円であります。

(2) 調味料事業
2017年度は、2016年度に商品化致しました「アズキ薫るパウダー」において、製造プロセスにおけるコンタミリスクの技術的課題があり、その抜本的な解決の為、製造プロセスの見直しを継続実施して参りました。その結果、年度末にすべての課題を解決する事ができ、実機テストも2018年3月に実施し連続生産対応の目処をつける事ができました。並行して、素材の商品特性を理解して頂くためアプリケーション開発も実施し、飲料への添加効果や、フィリングへの添加効果をPRする為の処方作りを実施いたしました。
新技術構築活動としては、造粒時に風味を減衰させない顆粒化について、当社の独自性を生かした技術開発をスタートさせております。
海外市場へのアプローチとして、ハラール対応原料の調査を継続実施しております。その結果、ハラール対応ラインの工場稼働率を上げることが出来ました。
2017年度は日本フード株式会社と井村屋シーズニング株式会社が統合し井村屋フーズ株式会社として事業をスタートした初年度であり、幅広い開発提案ができる体制となりました。
当連結会計年度における研究開発費の金額は50百万円であります。

(3) その他の事業
特記事項はありません。

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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00371] S100D97V)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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