有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DJ29
江崎グリコ株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)
厳しい経済環境が続く中、企業の成長に不可欠である新製品の開発は、当社グループの企業戦略における最重要課題のひとつであります。当社グループの研究開発は長期的展望に立った基礎研究、応用研究を健康科学研究所で、新製品の開発をマーケティング本部等で推進しております。
当連結会計年度に支出した研究開発費は総額6,148百万円であります。セグメントごとの研究開発費は、菓子部門が1,641百万円、冷菓部門が766百万円、食品部門が322百万円、牛乳・乳製品部門が1,020百万円、食品原料部門が356百万円であり、基礎研究等で特定のセグメントに関連付けられない研究開発費は2,044百万円であります。
当連結会計年度の主な研究の概要とその成果
(1)基礎研究、応用研究、品質保証研究分野
基礎研究、応用研究では、独創的な健康食品を開発するために、技術・素材・エビデンスに裏付けられた「おいしさと健康」の具現化に向けた研究を進めております。具体的には、口腔機能及び腸内菌叢研究、新素材の開発とその健康機能開発等を中心に、技術面からのシーズの発見に注力し、健康の保持・増進に貢献するための健康栄養分野の研究に取り組んでおります。特に、新素材のパプリカキサントフィル“PapriX”の生理機能の開発に注力し、運動機能向上や抗メタボ効果を実証しました。また、生きてお腹に届くビフィズス菌“BifiX”によりインスリン感受性を改善できる可能性を確認しました。グリコーゲンの生理機能研究も推進し、皮膚の細胞における抗紫外線効果を見出しました。
品質保証に関する研究では、国際規格ISO/IEC17025の認証取得に裏付けられた信頼性の高い試験結果はもとより、新たな分析メソッドの開発により、農産物原料の残留農薬試験やカビ毒試験の精度を向上させ、製品のアレルゲン検査やお客様からの様々なご指摘に対してご納得いただける分析結果を提供し、常に安全で安心な商品を購入いただくための取り組みを継続しています。
(2)新製品開発分野
菓子分野では、“ポッキー”において、軸部形状に工夫を凝らした、プレッツェル・チョコレート・トッピング素材による贅沢な味わいの“ポッキー贅沢ショコラティエ”、チョコレートをたっぷり二度がけした“ポッキーダブル”等を発売し、ブランド全体の価値向上を図りました。
ソリッドチョコでは、とろりソースがたっぷり入った大粒チョコレート“HOBAL”を発売し、よりデザート性が高いチョコレートとして新しい提案を行いました。
6年目を迎えた“バトンドール”は、季節に合わせた新味を投入するとともに、ナッツやフルーツなどの具材をたっぷりとちりばめたのラインナップを新たに加えました。
“プリッツ”では基幹品の食感、口どけを向上させ、では表面に発酵バター液を塗布することで、味わい深さと見た目の美味しさ向上を図りました。加えて、プリッツ史上最細かつカリカリ食感を新技術により実現した“超カリカリプリッツ”を発売することで、ブランド全体の活性化に繋げました。
“ビスコ”については昨年発売したに加えて、口どけ良く、チョコの香り立ち・味わいが良いを発売することで大人需要の取り込みに繋げました。
冷菓分野では、“ジャイアントコーン”において、板チョコ製法による新しい食感の提案を行うとともに、季節限定品や大人企画を投入し、新規顧客の取り組みを行いました。“パピコ”は、フローズンスムージー食感を体感できる製法を確立し、では新たに乳酸菌原料で品質向上を実現、さらに3種混合法で滑らかで濃厚な品質強化を行いました。“アイスの実”は、特徴的な形状と濃厚ねっとりジューシーという魅力を発信しました。“パナップ”は、フルーツ本来の食感に重きを置いたフルーツソースを開発しました。“牧場しぼり”は、新しい製造方法を導入し濃厚・滑らか品質を実現しました。“セブンティーンアイス”は、流行素材の開発やトッピング素材のこだわりにより、新たな商品価値を提供しました。新商品としては“カジュコ”を発売し、スティック製品での新たなアイス需要取り込みに貢献しました。
食品分野では、“カレー職人”において、電子レンジ加熱対応品の3食パックを発売し、消費者接点の強化を図りました。“できたて革命”は、新メニューを追加し、調理後に野菜から水が出難く時間が経ってもシャキシャキ食感が楽しめる惣菜の素という商品特長の理解促進と購入間口の拡大を図りました。“炊き込み御膳”は、出汁を改良し鶏の旨みを強化するとともに、雑味を低減して具材の美味しさを強調することで、品質強化を行いました。また、旬を味わう春商品として、だけでなく海鮮系のを期間限定発売し、食機会の拡大を図りました。
発酵乳分野では、“BifiXヨーグルト”において、独自の「前発酵なめらか製法」等により、ヨーグルト特有の酸味や離水を抑制し、フルーツやシリアルにも絡めやすい、なめらか食感のを発売しました。昨年9月より東日本エリア限定発売していましたが、3月には全国へ販売を拡大し、ラインナップを強化しました。
“朝食りんごヨーグルト”シリーズは、定番のに加え、期間限定フレーバーとしてを導入することですっきりしたフルーツヨーグルトとしてのブランド活性化を図りました。
乳飲料分野では、“カフェオーレ”において、コーヒーとミルクのバランスを取りながらもミルク感を強化した、コーヒー感を強めたを発売することで幅広い消費者の嗜好に対応しました。
洋生菓子分野では、“プッチンプリン”において、ベースの生乳アップとカラメル感を増強し質の強化を図りました。期間限定フレーバーとしてを発売し、売場での露出強化、購買喚起、ブランド強化を図りました。また、プリンの中にとろ~りとしたカスタードソースを内包する新製法を用いたを新発売し、大人層への需要獲得を進めました。“ドロリッチ”は従来よりも濃厚なクリームと香り高い自社抽出コーヒーをカフェゼリーにブレンドすることで、飲むデザートとして新たな香りと味わいを提案しました。
果汁・清涼飲料分野では、“幼児のみもの”において、10月にを無香料にてリニューアル発売し、さらに3月にはも無香料でリニューアル発売し、ブランドの活性化を行いました。また、“野菜足りてますか?”は、を栄養機能食品として発売し、活性化を図りました。
健康分野では、アーモンド飲料の“アーモンド効果”を8月に全品栄養機能食品とし、今年3月には全品にカルシウムと水溶性食物繊維であるイヌリンを配合、また新たな系列品としてを発売することで、アーモンドミルクによる更なる健康訴求とアーモンドミルク市場の活性化に貢献しました。また、80kcal、糖質オフのアイスクリーム“SUNAO”のラインナップとして、大容量のを3月に全国発売しブランド強化を図りました。スポーツフーズ“パワープロダクション”は、1月になど全品リニューアルを行い、ブランドの活性化を図りました。
当連結会計年度に支出した研究開発費は総額6,148百万円であります。セグメントごとの研究開発費は、菓子部門が1,641百万円、冷菓部門が766百万円、食品部門が322百万円、牛乳・乳製品部門が1,020百万円、食品原料部門が356百万円であり、基礎研究等で特定のセグメントに関連付けられない研究開発費は2,044百万円であります。
当連結会計年度の主な研究の概要とその成果
(1)基礎研究、応用研究、品質保証研究分野
基礎研究、応用研究では、独創的な健康食品を開発するために、技術・素材・エビデンスに裏付けられた「おいしさと健康」の具現化に向けた研究を進めております。具体的には、口腔機能及び腸内菌叢研究、新素材の開発とその健康機能開発等を中心に、技術面からのシーズの発見に注力し、健康の保持・増進に貢献するための健康栄養分野の研究に取り組んでおります。特に、新素材のパプリカキサントフィル“PapriX”の生理機能の開発に注力し、運動機能向上や抗メタボ効果を実証しました。また、生きてお腹に届くビフィズス菌“BifiX”によりインスリン感受性を改善できる可能性を確認しました。グリコーゲンの生理機能研究も推進し、皮膚の細胞における抗紫外線効果を見出しました。
品質保証に関する研究では、国際規格ISO/IEC17025の認証取得に裏付けられた信頼性の高い試験結果はもとより、新たな分析メソッドの開発により、農産物原料の残留農薬試験やカビ毒試験の精度を向上させ、製品のアレルゲン検査やお客様からの様々なご指摘に対してご納得いただける分析結果を提供し、常に安全で安心な商品を購入いただくための取り組みを継続しています。
(2)新製品開発分野
菓子分野では、“ポッキー”において、軸部形状に工夫を凝らした、プレッツェル・チョコレート・トッピング素材による贅沢な味わいの“ポッキー贅沢ショコラティエ”、チョコレートをたっぷり二度がけした“ポッキーダブル”等を発売し、ブランド全体の価値向上を図りました。
ソリッドチョコでは、とろりソースがたっぷり入った大粒チョコレート“HOBAL”を発売し、よりデザート性が高いチョコレートとして新しい提案を行いました。
6年目を迎えた“バトンドール”は、季節に合わせた新味を投入するとともに、ナッツやフルーツなどの具材をたっぷりとちりばめたのラインナップを新たに加えました。
“プリッツ”では基幹品の食感、口どけを向上させ、では表面に発酵バター液を塗布することで、味わい深さと見た目の美味しさ向上を図りました。加えて、プリッツ史上最細かつカリカリ食感を新技術により実現した“超カリカリプリッツ”を発売することで、ブランド全体の活性化に繋げました。
“ビスコ”については昨年発売したに加えて、口どけ良く、チョコの香り立ち・味わいが良いを発売することで大人需要の取り込みに繋げました。
冷菓分野では、“ジャイアントコーン”において、板チョコ製法による新しい食感の提案を行うとともに、季節限定品や大人企画を投入し、新規顧客の取り組みを行いました。“パピコ”は、フローズンスムージー食感を体感できる製法を確立し、では新たに乳酸菌原料で品質向上を実現、さらに3種混合法で滑らかで濃厚な品質強化を行いました。“アイスの実”は、特徴的な形状と濃厚ねっとりジューシーという魅力を発信しました。“パナップ”は、フルーツ本来の食感に重きを置いたフルーツソースを開発しました。“牧場しぼり”は、新しい製造方法を導入し濃厚・滑らか品質を実現しました。“セブンティーンアイス”は、流行素材の開発やトッピング素材のこだわりにより、新たな商品価値を提供しました。新商品としては“カジュコ”を発売し、スティック製品での新たなアイス需要取り込みに貢献しました。
食品分野では、“カレー職人”において、電子レンジ加熱対応品の3食パックを発売し、消費者接点の強化を図りました。“できたて革命”は、新メニューを追加し、調理後に野菜から水が出難く時間が経ってもシャキシャキ食感が楽しめる惣菜の素という商品特長の理解促進と購入間口の拡大を図りました。“炊き込み御膳”は、出汁を改良し鶏の旨みを強化するとともに、雑味を低減して具材の美味しさを強調することで、品質強化を行いました。また、旬を味わう春商品として、だけでなく海鮮系のを期間限定発売し、食機会の拡大を図りました。
発酵乳分野では、“BifiXヨーグルト”において、独自の「前発酵なめらか製法」等により、ヨーグルト特有の酸味や離水を抑制し、フルーツやシリアルにも絡めやすい、なめらか食感のを発売しました。昨年9月より東日本エリア限定発売していましたが、3月には全国へ販売を拡大し、ラインナップを強化しました。
“朝食りんごヨーグルト”シリーズは、定番のに加え、期間限定フレーバーとしてを導入することですっきりしたフルーツヨーグルトとしてのブランド活性化を図りました。
乳飲料分野では、“カフェオーレ”において、コーヒーとミルクのバランスを取りながらもミルク感を強化した、コーヒー感を強めたを発売することで幅広い消費者の嗜好に対応しました。
洋生菓子分野では、“プッチンプリン”において、ベースの生乳アップとカラメル感を増強し質の強化を図りました。期間限定フレーバーとしてを発売し、売場での露出強化、購買喚起、ブランド強化を図りました。また、プリンの中にとろ~りとしたカスタードソースを内包する新製法を用いたを新発売し、大人層への需要獲得を進めました。“ドロリッチ”は従来よりも濃厚なクリームと香り高い自社抽出コーヒーをカフェゼリーにブレンドすることで、飲むデザートとして新たな香りと味わいを提案しました。
果汁・清涼飲料分野では、“幼児のみもの”において、10月にを無香料にてリニューアル発売し、さらに3月にはも無香料でリニューアル発売し、ブランドの活性化を行いました。また、“野菜足りてますか?”は、を栄養機能食品として発売し、活性化を図りました。
健康分野では、アーモンド飲料の“アーモンド効果”を8月に全品栄養機能食品とし、今年3月には全品にカルシウムと水溶性食物繊維であるイヌリンを配合、また新たな系列品としてを発売することで、アーモンドミルクによる更なる健康訴求とアーモンドミルク市場の活性化に貢献しました。また、80kcal、糖質オフのアイスクリーム“SUNAO”のラインナップとして、大容量のを3月に全国発売しブランド強化を図りました。スポーツフーズ“パワープロダクション”は、1月になど全品リニューアルを行い、ブランドの活性化を図りました。
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