有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100CLLG
株式会社不二家 研究開発活動 (2017年12月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、「常により良い商品と最善のサービス(ベストクオリティ・ベストサービス)を通じて、お客様ご家族に、おいしさ、楽しさ、満足を提供する」という経営理念のもと、品質・価格など幅広い消費者のニーズに対応するべく、食品分析、製品開発、品質安定・向上に関する研究等に積極的に取り組んでおります。
また、自社製品の栄養成分表示、賞味期限設定の裏付けとなる製品の経時変化の分析を中心に、食の安全を確立するための食品分析を実施しております。
なお、当連結会計年度末の研究開発従事者は42名、研究開発費は4億12百万円であります。
セグメント別の主な研究開発内容は、次の通りであります。
(洋菓子事業)
洋菓子事業においては、既存の主力製品を中心とした基本品質の向上と品揃えの強化をはかってまいりました。
主力製品では、ショートケーキに使用するホイップクリームについて一層風味豊かで口溶けの良いクリームを開発し、「プレミアムショートケーキ」に採用したほか、高まる健康志向に対応し糖質低減・ハイカカオタイプの「チョコ生ケーキ」を開発する一方、ロールケーキやシフォンケーキに北海道産小麦を採用してより軽い食感を実現するなど、製品個々の基本品質の向上につとめてまいりました。
焼菓子では、子会社で製造する果実風味豊かな高品質フルーツピューレを使用した「瀬戸内大長レモンケーキ」を開発し、ギフト用焼菓子の充実をはかりました。
広域流通企業向け製品では、生産設備を有効に活用し、「ルックプチタルト」等、当社ならではのブランド力・技術力を生かした製品を開発するなど、広域流通企業と一体となって新製品の開発に取り組んでおります。
以上の結果、洋菓子事業の研究開発費は2億12百万円となりました。
(製菓事業)
製菓事業においては、ブランド価値の向上に向け、製品分野ごとに高品質・高付加価値製品の開発に注力いたしました。
チョコレート分野においては、カカオ豆の焙煎工程の見直しとともに、カカオ豆の種類及びブレンド比率の見直しによりカカオ感や香りの向上をはかる一方、「ルックチョコレート」で培った技術によりポケットサイズで業界初の4種のカカオ割合のアソートチョコレート「ルック4」を開発しました。
キャンディ分野においては、「ミルキー」に使用する水飴の組成を変更し、後味を向上させるなど品質の改善につとめ、ビスケット分野においては、「16枚カントリーマアム(大人のバニラ、ココア)」の糖組成等を見直すことによりソフト感の向上と経時変化の低減をはかる一方で、チョコレートケーキのようなしっとり感と濃厚な味わいにこだわった「6個カントリーマアムプレミアム(大人のケーキチョコ)」を開発しました。
以上の結果、製菓事業の研究開発費は、1億99百万円となりました。
事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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