シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DBZC

有価証券報告書抜粋 名糖産業株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー株式の総数等


食品(菓子・飲料)につきましては食品開発部(本社内)、連結子会社の株式会社エースベーカリー(愛知県小牧市)において、また化成品(医薬品原料、酵素)につきましては名古屋研究所(愛知県清須市)、東京研究所(東京都八王子市)において、研究開発を実施しております。
当連結会計年度の研究開発費は食品事業が391百万円、化成品事業が344百万円、総額で735百万円であります。

食品事業
食品事業におきましては、経営基本姿勢にあります「お客様重視の経営」のもとで、企業理念に掲げます「おいしさ」「たのしさ」「健康」への追求を通じ、常に安全で高品質な商品の提供を行うべく、研究開発に取組んでまいりました。
菓子部門のチョコレート類は、主力の「アルファベットチョコレート」のさらなる認知度向上を図るべく、「アルファベットでメッセージお届け大作戦!キャンペーン」を実施しました。また、主力商品形態でありますファミリータイプ(大袋)の新商品として、グラノーラとフルーツ素材をふんだんに使った「グラノーラチョコレート」、カカオ分73%のハイカカオチョコとアーモンドを組み合わせた「アーモンドチョコレート カカオ73」、抹茶チョコをクリーミーに味わえる「まろやかミルクチョコレート抹茶」を発売し、「ベストアソートチョコレート」は中身を刷新しました。その他、パーティーサイズ(特大袋)のラインナップに「アーモンド&ピーナッツチョコレート」を追加するとともに、箱商品としてティータイムの紅茶に合う「アフタヌーンショコラ」、個食対応の小袋商品として小粒のハイカカオチョコと素焼きアーモンドを別々に詰め合せた「ハイカカオ&アーモンド」を発売、素材にこだわった手作り風の割れチョコレートは「贅沢のかけら」シリーズとして刷新し、お酒などを使用した「One’s Bar」は新フレーバーの展開とリニューアルを実施しました。
キャンディ類は、袋の形状が特徴で新幹線の形をした「スーパートレインキャンディ」、しょうゆ瓶の形をした「しょうゆ飴」、文具メーカーの㈱サクラクレパスとのコラボ企画商品「クレパスフルーツキャンディ」、定番風味の「巨峰キャンディ」、「パイナップルキャンディ」を発売し、品揃えの充実を図りました。
粉末飲料部門は、主力の「レモンティー」において「発売40周年記念プレゼントキャンペーン」を行い、「ロイヤルミルクティー」、「香り高いミルクココア」もあわせ「cookpadコラボキャンペーン」を実施、販売好調な「香り高いミルクココア」、「スティックメイト Fアソート」は「増量キャンペーン」を実施し、商品の活性化を図りました。また、新商品として4種類のミルクティーを詰め合わせた「スティックメイト Mアソート」、乳酸菌とオリゴ糖を配合した健康志向商品「乳酸菌しょうが甘酒」を発売し、“デザートの素”カテゴリーの「かんたんプリンの素」、「かんたんいちごムースの素」は商品設計を見直しました。
子供用菓子は、新商品として幅広い年齢層に人気のキャラクター“ウルトラマン”とコラボレーションした「ウルトラマンゼリー」、世界的人気漫画“ワンピース” とのコラボ商品「ワンピースWあわあわゼリー」の2品を発売しました。
栄養食品部門は、血糖値の上がりにくい糖質を使用した「おいしく健康応援チョコレート ブラック」、冬場の水分補給としてとろみのついた「健康茶店 しょうが湯、かりん湯」を発売し、ラインナップを拡充するとともに、病院・施設向けPB商品の開発を進め、部門の基盤強化を図りました。
このように、各部門とも新商品を上市し、市場シェアの拡大を図るとともに、既存商品のさらなる販売増を目指し、様々な施策に取り組みました。
また、株式会社エースベーカリーでは、「バウムクーヘン糖質30%オフ」の厚切りバウムクーヘンとミニタイプのバウムクーヘンを発売しました。チョコレートコーティング商品としては昨年に続き「7個抹茶チョコケーキ」「いちごチョコケーキ」を追加しました。ケーキではパウンドケーキフルーツをリニューアルし、フルーツ量を充実させました。ゼリーでは「おいしくやさいぜりー」や果汁の産地を限定した「宮崎日向夏ゼリー」をポーションゼリーとして発売しました。他にも大きめのカップゼリーでは「甘酒ゼリー」を甘酒味、しょうが甘酒味の2種をセットにし巾着包装としました。また、箱物の商品として、「フルーツ水ようかん」、「凍らせて果物食感シャーベット」も発売しました。
当社グループは、消費者の食品への安全・安心に対する高い意識のなか、お客様にとって安心できる原材料を選択管理し、また、お客様の視点に立った適切な表示を行ってまいります。
そして、今後も国内の少子高齢化や流通再編に伴う市場の変化に対応し、消費者の健康志向や環境にも配慮した商品開発にも取り組み、企業行動憲章に則り、信頼できる「名糖」ブランドの確立に努めてまいります。

化成品事業
化成品事業におきましては、発酵技術および合成技術を活用して微生物の生産する酵素類および多糖類(デキストランやデキストラン発酵産物)とその誘導体について積極的な研究開発活動を行っており、食品、医薬品、化粧品原料、飼料などの広範な分野で用途開発を進めております。
酵素部門では、主力製品であるチーズ用凝乳酵素「レンネット」のうち、次世代製品として開発した「LPシリーズ」製品の「MRS-LP」、「MR200-LP」、「MR-LP」は、チーズの歩留り、フレーバーやテクスチャーなどの品質を向上できるとして海外市場で高い評価を得ておりますが、さらに高い性能を持つ 「レンネット」の開発に向けた研究を推進するとともに、新規開発製品の工場生産への移行と生産性の向上を速やかに達成する技術開発を目的として、微生物による酵素生産メカニズムに関する基礎研究を進めております。
脂肪分解酵素の「リパーゼ」につきましては、特性の異なる数種類の「リパーゼ」および「ホスホリパーゼD」を開発しており、その特性に合わせて、機能性油脂製造、脂肪酸製造、チーズ熟成促進、臨床検査薬、また、有機化合物の合成用触媒として使用されるなど、食品、医薬品、化学と各分野で多様な用途で使用されております。その潜在的な能力を活用したさらなる用途の拡大と新規の用途の創出を進めており、そのために酵素の特性の改良による付加価値の高い製品の開発に取り組むとともに、品質向上と効率生産のための製造方法の改良にも注力しております。
薬品部門では、自社発酵工場で生産される「デキストラン」や、デキストランをベースとした化学的誘導体を医薬品や医療機器の原料(原薬・部材)、化粧品素材や臨床検査用試薬等として開発し、国内外に供給しております。このうち、主要な製品である「デキストラン」、「デキストラン硫酸」、「カルボキシメチルデキストラン」等については既存品に加えて、ライフサイエンス等の分野からのニーズを取り入れて製品ラインを拡充することによって新たな用途開拓も目指しております。さらに、これらの化学的誘導体製造の技術を活かした受託製造にも対応しております。
デキストランの化学的誘導体を原料とする肝臓癌診断用のMRI造影剤『リゾビス卜』の原薬「フェルカルボトラン」を始めとする「デキストランマグネタイト類」については、その品質や物性が国内外の多くの研究者から注目され、新規MRI造影剤の開発やMRIに代わる新たな磁性粒子撮像法であるMPI、癌転移検出用医療機器での標識物質としての使用/応用研究等が進められており、これらを含めた用途拡大を目指した幾つかの共同開発・研究を他機関・企業等と推進しております。
また、デキストラン発酵産物から製造される混合飼料「ヘルシーフレンド」や「デキストランと相性の良い乳酸菌」およびこれらを組み合わせて付加価値を高めた「シンバイオティクス飼料」は家畜の健康増進や感染予防に効果のある商品として高い評価を受け、飼料業界や畜産農家への浸透、海外への紹介も進めております。
いずれの部門ともに国内外からの安全で高品質な製品に対する要請が強まっておりますので、薬品部門におきましては原薬と動物用医薬品GMPに加えて飼料GMP、酵素部門におきましてはFSSC22000に則り、生産管理、品質管理基準の向上に取り組み、事業基盤の強化に努めてまいります。

経営上の重要な契約等株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00376] S100DBZC)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。