有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DDYC
東京瓦斯株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)
当社グループは、研究開発を経営戦略の一つとして位置付け、基盤技術部を中心として、主に以下の観点から取り組んでいる。
・省エネ性・環境調和性等低炭素社会の実現に貢献する天然ガス利用の高度化
・新しい事業機会の創出
・天然ガス事業基盤の拡充(効率的な製造・貯蔵・輸送・供給システムの構築等)
研究開発の推進にあたっては、投入原資の選択と集中を図るとともに、スピードと採算性を重視して取り組んでいる。
当連結会計年度の研究開発費総額は7,436百万円である。
主な研究開発活動は、主力事業である都市ガス事業を中心に行われており、7,385百万円である。
当連結会計年度における具体的な研究成果は、以下のとおりである。
(1) 環境技術と天然ガス利用の高度化
三浦工業㈱、大阪ガス㈱、東邦ガス㈱及び当社は、「ベンチュリサクション技術」を採用することで、換算蒸発量1,200kg/hのボイラでは日本で初めて低圧ガス(最高圧力2.5kPa、最低圧力1.0kPaの都市ガス)に使用可能な「ガス焚き小型貫流蒸気ボイラSQ-1200ZL」を共同で開発した。各社は、本製品を2017年8月から提案し、三浦工業が2017年10月より販売している。小型貫流蒸気ボイラは、省スペース性に優れ、取り扱いについては「ボイラー技士」の資格が不要という特長があり、ビルにおける空調・給湯用途から工場における生産用途まで、幅広い分野で利用されている。これまで、換算蒸発量1,200kg/hのボイラには中圧ガス(最高圧力0.3MPa、最低圧力0.1MPaの都市ガス)の供給が必要だったが、「ベンチュリサクション技術」を採用することで、低圧ガスにも使用できる製品を実現した。これにより、低圧ガスのお客さまにも幅広くご利用頂くことが可能となる。
(2) 天然ガス事業基盤の拡充
㈱NTTドコモ(以下「ドコモ」)と当社は、低消費電力通信技術「eDRX」対応LTE通信端末(以下「eDRX対応通信端末」)に係る国内初の実証実験を2017年11月9日より開始した。本実証は、当社が新たに設置する試験用ガスメーターを対象に実施する。本eDRX対応通信端末は、ドコモが当社、大阪ガス㈱、東邦ガス㈱、NTTテレコン㈱の4社の協力を得てガススマートメーター向けに新たに開発したもので、パナソニック システムソリューションズ ジャパン㈱が供給しており、検針など通信頻度が低い業務を前提とした通信端末である。基地局から送信されるデータの受信タイミングを長周期に設定しておくことにより、これまでと比べ90%以上の省電力化が可能となるため、電池駆動による10年以上の稼働が期待できる。ドコモと当社は2018年12月31日まで実証試験を行い、本実証を通じて得られたeDRX対応通信端末の消費電力削減効果と通信システムの性能、検針業務効率化の検証を行う。
都市ガス以外の事業については、当該事業を営む連結子会社が中心となって、商品化開発等を行っている。エネルギー関連事業に係る研究開発費は51百万円である。
・省エネ性・環境調和性等低炭素社会の実現に貢献する天然ガス利用の高度化
・新しい事業機会の創出
・天然ガス事業基盤の拡充(効率的な製造・貯蔵・輸送・供給システムの構築等)
研究開発の推進にあたっては、投入原資の選択と集中を図るとともに、スピードと採算性を重視して取り組んでいる。
当連結会計年度の研究開発費総額は7,436百万円である。
主な研究開発活動は、主力事業である都市ガス事業を中心に行われており、7,385百万円である。
当連結会計年度における具体的な研究成果は、以下のとおりである。
(1) 環境技術と天然ガス利用の高度化
三浦工業㈱、大阪ガス㈱、東邦ガス㈱及び当社は、「ベンチュリサクション技術」を採用することで、換算蒸発量1,200kg/hのボイラでは日本で初めて低圧ガス(最高圧力2.5kPa、最低圧力1.0kPaの都市ガス)に使用可能な「ガス焚き小型貫流蒸気ボイラSQ-1200ZL」を共同で開発した。各社は、本製品を2017年8月から提案し、三浦工業が2017年10月より販売している。小型貫流蒸気ボイラは、省スペース性に優れ、取り扱いについては「ボイラー技士」の資格が不要という特長があり、ビルにおける空調・給湯用途から工場における生産用途まで、幅広い分野で利用されている。これまで、換算蒸発量1,200kg/hのボイラには中圧ガス(最高圧力0.3MPa、最低圧力0.1MPaの都市ガス)の供給が必要だったが、「ベンチュリサクション技術」を採用することで、低圧ガスにも使用できる製品を実現した。これにより、低圧ガスのお客さまにも幅広くご利用頂くことが可能となる。
(2) 天然ガス事業基盤の拡充
㈱NTTドコモ(以下「ドコモ」)と当社は、低消費電力通信技術「eDRX」対応LTE通信端末(以下「eDRX対応通信端末」)に係る国内初の実証実験を2017年11月9日より開始した。本実証は、当社が新たに設置する試験用ガスメーターを対象に実施する。本eDRX対応通信端末は、ドコモが当社、大阪ガス㈱、東邦ガス㈱、NTTテレコン㈱の4社の協力を得てガススマートメーター向けに新たに開発したもので、パナソニック システムソリューションズ ジャパン㈱が供給しており、検針など通信頻度が低い業務を前提とした通信端末である。基地局から送信されるデータの受信タイミングを長周期に設定しておくことにより、これまでと比べ90%以上の省電力化が可能となるため、電池駆動による10年以上の稼働が期待できる。ドコモと当社は2018年12月31日まで実証試験を行い、本実証を通じて得られたeDRX対応通信端末の消費電力削減効果と通信システムの性能、検針業務効率化の検証を行う。
都市ガス以外の事業については、当該事業を営む連結子会社が中心となって、商品化開発等を行っている。エネルギー関連事業に係る研究開発費は51百万円である。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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