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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100D98V

有価証券報告書抜粋 株式会社NIPPO 研究開発活動 (2018年3月期)


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当社グループは、シェア拡大、利益向上、労働環境改善に貢献する新技術、および、環境保全や長期的な道路インフラの保全を可能にするための新技術の開発とその早期普及に努めている。研究開発の実施にあたっては、業務を効果的・効率的に進めるため、社会的要請や顧客ニーズに対応した必要性の高い分野に重点的に取り組んでいる。
具体的には、「大規模修繕によるインフラ保全」、「労働環境の改善」、「地球温暖化対策の推進」を図るため、長寿命化、作業環境改善、地球環境保全等に係わる工法・技術の開発に注力している。
当連結会計年度における研究開発費は、7億50百万円であった。この内訳は、建設事業および当該事業へ資材を供給する製造・販売事業に関する一連のものであり、セグメント毎には明確な区分ができない。
なお、主な成果は以下のとおりである。

研究開発項目研究開発内容及び取り組み状況
大規模修繕対応(1) 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)への参画
当社は、内閣府プロジェクトである戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の中で「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」に、道路会社として唯一参画している。
テーマは「アセットマネジメント技術の研究開発(東大・日大)」であり、当社が取り組んでいた新設コンクリート橋床版面の仕上がり精度向上技術は既に実橋梁において使用し、成果があがっている。また、既設床版の脆弱部除去技術の開発については、本格稼動の一歩前まで開発が進んでいる。
インフラの大規模更新、修繕需要が見込まれる中で、新市場向けの工法や材料の研究開発にさらに注力していく。
安全対策(2) 工事現場における安全対策技術の開発(WSS)
重機後退時の自動停止システム(ワーカーセーフティーシステム(WSS))をタイヤローラ、ホイールローダへ適用し、社内において展開している。また、本技術は、グローバル推進機構(IGSAP)が提唱しているSafety2.0適合審査登録制度において全産業における認証第1号として登録され、当社の安全思想が第三者機関により評価された。
環境保全(3) 環境保全(ヒートアイランド対策)に資する技術展開(パーフェクトクール)
東京オリンピックのマラソンコースや東京都が進めているヒートアイランド対策としてアスファルト舗装への適用が検討されている遮熱性舗装の開発会社として、更なる耐久性増加、温度抑制効果の増大およびブロックへの適用なども含めた新規展開を検討している。さらに、パリで開催予定のオリンピックに向けて新しい商品を開発することで、世界的な展開を目指している。
自動運転(4) 自動運転技術への参画(磁気マーカ(特殊磁石)設置技術)
現在、国土交通省が中心となって展開を始めている中山間地域における道の駅を拠点とした自動運転サービスに資する技術として、「磁気マーカ」による誘導がある。当社は、人力でのみ行われていた「磁気マーカ」の設置作業を機械化し、迅速な設置を可能とする技術を開発し、各地の実証実験ヤードにおいて設置を進めている。
土壌浄化技術(5) 土壌浄化に資する新技術の開発(VOC汚染浄化技術)
揮発性有機塩素化合物(VOC)で汚染された地下水を揚水井戸より回収し、これにマイクロバブルオゾンを吹き込み、さらに過酸化水素水を加えることで、VOCを効率的に分解除去する原位置浄化工法を開発し、実際にVOC汚染土壌の現場に適用し、成果をあげている。今年度は、さらに一歩進んだ浄化技術を開発し、適用実験において効果が確認されている。


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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00049] S100D98V)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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